翌朝の早朝・・・
携帯端末から、亜子の覚醒を確認する。
いよいよ、眠れる御嬢様のお目覚めのときだ。
俺は幽閉する静馬を一瞥する。
そこで指を咥えて見ているんだな・・・
亜子自らが俺様に向けて股を開き、生涯最後となる『処女』をも、この俺様に捧げるところ、をな。
『んっ・・・』
俺は携帯端末から、既に亜子の身体から麻酔が切れていること、そして鎮痛剤が正常に効能していることを確認する。今、起き上がっても問題は全くないだろ
う。
『し、静馬!!?』
『お目覚めですか、御嬢様!?』
最初は肝心だ。
特に昨夜、二度目のレイプは夢・・・悪夢として、亜子の中に記憶されている可能性がある。ここは慎重に言葉を選び、本当の静馬ならどう言葉を彼女にかけ
るか、一つ一つ模範として行かなければならない。
『わ、私・・・犯され・・・』
『お、御嬢様、と、とりあえず落ち着いてください』
『あ、あれっ・・・静馬!?』
早速、気付かれてしまったか?
と、思ったが・・・
『ど、何処・・・な、何も・・・見えないよ?』
俺はとりあえず胸をなでおろした。
この研究施設内に限って、となるが・・・俺の声は、森崎静馬の声色となるように調整させてある。その精巧さは静馬本人でさえ驚愕するもの。ただ所詮は機
械での調整であり、過信はそれこそ禁物であっただろうが。
俺は気を取り直して、彼女を呼びかけた。
『御嬢様、ここに居ますよ・・・』
『えっ?』
『目の前にいますけど・・・』
俺は唇を大きく歪めた。
今の亜子の視界が奪われているのは当然のことだった。そもそも、今の彼女には眼球そのものが失われているのだから。
いくら声色を青森静馬にしたとして、如何に言葉を選んでそれらしく振る舞ったとしても、姿かたちだけはどうにもならない。今後、亜子が俺様と結ばれるの
にあたって、とりあえず彼女の視界は邪魔だったのだ。
『御嬢様、まさか・・・』
『そ、そんな・・・う、嘘・・・』
『御嬢様・・・』
『いや・・・嫌・・・』
「失明」という事実に、亜子は愕然とする。
『私、私・・・ただでさえ、静馬のお荷物なのに・・・』
「お、御嬢様?」
『目も見えないんじゃ・・・』
『御嬢様・・・』
俺は小柄な両肩を支える。
ああ、なかなかに美味なものだったぜぇ〜♪
『絶世の美少女』の眼球の甘ぁ〜い、お味は。
げらげら。
『僕が・・・ずっと護ります』
『・・・し、静馬?』
『僕が、御嬢様の眼となりますから・・・』
俺は亜子の頬に触れた。幸い、今の俺は静馬の匂い、口臭などに全て調整をしてある。身体の骨格の大きさだけはどうにもならなかったが、そこは上手く誤魔
化していくしかない。
『御嬢様・・・』
俺が亜子の頬に触れ、その雰囲気で察したのだろう。
亜子は俺との接吻を拒まなかった。
そう、昨夜と違って・・・
『あ、亜子って・・・名前で呼ぶ、約束・・・』
『あ、亜子・・・』
驚愕に見開かれている静馬を一瞥し、俺は亜子の唇を奪っていく。
くくくっ、どうよ、本当の静馬くんよぉ〜
『ん・・・んん? んっ・・・』
亜子のほうが舌を入れてきた。その自分自身の行為に驚いている。だが、今日までに舌を絡ませる接吻を繰り返してきたのだ。そう、亜子の身体には教育し
て、それが理性のあるときでも、習性として現れた証左であった。
『・・・あ、ありがとう』
『い、いえ・・・』
唇を離し、顔を俯かせている亜子。
まだ失明したことを引き摺っていたとしても、それは仕方のないだろう。人間にとって視界とは、それほどまでに重要な器官なのでもあるだから。
だが、亜子が考えていたことは、俺の考えと大きく異なるものであった。
『ねぇ・・・静馬・・・』
『はい、御嬢様・・・ではなく、あ、亜子?』
くっ、まどろこしいな、ガキの遣り取りは・・・
『そ、その・・・して・・・?』
『えっ?』
『その・・・夢でね・・・』
途端に頬を真っ赤に染めて俯く亜子。
『知らない男の人に、犯される・・・夢を見たの。だ、だから・・・どうせ、いつかは失うのなら、それは静馬に・・・って・・・』
さすがにその発言には、俺様も驚いたねぇ。
まさか失明したばかりの深刻な状況を考えていたのか、と思えば、もうそっちは静馬が一緒に居るってことだけで、もう解決済みとなったらしい。羨むばかり
の信頼関係だが、こっちとしては好都合でもある。
『だから、その・・・静馬が・・・したい、なら・・・』
『亜子・・・』
そろそろストレートに名前を呼んでも構わんだろう?
『んっ・・・んっ・・・』
俺は再び亜子の唇を奪い、今度は俺の方から「ぬちゃぬちゃ」と舌を絡み合わせる。亜子の舌もその動きに良く応えていった。二つの舌先が触れ合い、幾度と
なく交じり合う。
『んっ・・・す、凄い・・・静馬で・・・私、か、感じてるの・・・』
『蠱惑香』の効果もあって、それだけで亜子の身体はもう蕩けているようでもあった。やはり、俺たちの相性はこの上なく抜群だったということを、本物の静
馬に思い知らせていく。
ほぉら〜静馬くぅん。亜子ちゃん、もうメロメロだぜぇ〜?
完全に俺様の虜になっていやがるぜぇ〜♪
『んっ・・・んん・・・』
『亜子・・・いいの?』
彼女は真っ赤に顔を染めて小さく頷く。
愕然とする、本物の静馬。
俺はその姿を一瞥して、心の中で嘲笑する。
『じゃ、亜子・・・』
『きゃっ!』
俺は亜子の身体を抱き上げ、観戦する唯一の観客のために最前列へと運ぶ。そこは昨夜、俺が静馬の目の前でレイプした場所であり、今、まさにそこには俺と
亜子と静馬の姿があった。
『し、静馬!?』
『ここがいいかな・・・』
亜子の身体を抱えながら、俺は座り込み、その上に彼女の身体を座らせる。まるで亜子と静馬を対面させるように。
今、愕然としている静馬の目には、白いワンピーススカートとオーバーニーソックスによる『絶対領域』によって、二人の結合部を見ることは叶わない。だ
が、それだけに想像に駆られることであろう。
『じゃ・・・亜子・・・ゆっくりと腰を下ろしてごらん?』
『う、うん・・・』
『そ、その無理はしなくていいから・・・』
二度の『膜強化剤』によって、その破瓜される痛みは昨晩のうちに体験済みとなっているが、最終的には失神している彼女である。そしてこれから明白共に俺
の『肉壺』ともなる身体でもある。
多少は気遣ってやらんとな・・・
亜子は恐そる恐そる、ゆっくりと腰を下ろしていく。
本当に想う静馬の目の前で。
静馬が何かを叫んでいる。だが、小僧の叫びはもはや亜子には届かない。今彼女の耳に届くのは、静馬の声色した俺の言葉だけであった。
『あっ・・・』
亜子と俺の性器が重なり始める。
『亜子・・・』
『し、静馬・・・』
『ぼ、僕の名前を呼んで・・・捧げてくれ・・・』
『う、うん・・・し、静馬・・・ううっ・・・』
『ずぶぶっ・・・』
俺様の剛直が亜子の膣内を掻き分けていく。
『くっ・・・うっ・・・し、静馬・・・んんっ・・・』
次第に身を沈めていく亜子の身体。
それを見届けることしか許されない、本物の静馬。
『ズスッ・・・』
と、沈んだところで、遂に亜子の三度目となる『処女膜』に到達する。
『亜子・・・』
『うっ・・・し、静馬・・・す、少し、待って・・・』
『構わないさ・・・』
俺は亜子の首筋に口付けをする。
自ら捧げるように仕向けたとはいえ、やはり、処女喪失する痛みは変わるものでもない。一度目は「昏睡レイプ」によって破瓜した。二度目は静馬の「眼前レ
イプ」によって破瓜している。なら、この三度は亜子自らが捧げる形で、最後の『処女』を喪失させることで、本当に静馬から寝取ったことになろう。
『亜子が・・・僕に捧げてくれることこそ・・・大切なことなんだ』
『・・・静馬・・・んっ・・・』
俺と亜子は『処女膜』で触れあったまま、上の口でも唇を重ねていく。俺だけにしか許したことがない唇であり、俺だけにしか破瓜されていない『処女膜でも
ある。当然に、その素晴らしい膣内の味も、俺様だけのものだぜぇ〜〜♪
『んっ・・・し、静馬・・・このまま・・・んっ・・・』
『亜子・・・いいよ・・・好きに・・・』
ああ、好きなだけ見せつけてやろうぜぇ〜
げらげら。
『んんっ・・・し、静馬・・・私・・・』
懸命に身体を沈めようとする亜子・・・
『ぷつ』『ぷつ』と確かに伝わる、繊維が千切れるような音。
『ちゃんと・・・静馬に・・・捧げる、から・・・』
『亜子・・・』
あらあら、本物の静馬くん、泣いちゃって・・・
しかも唇を噛み締めすぎて、血まで流してら〜〜
で、やはり股間を膨らませてりゃ〜世話ないぜぇ?
『ぶつぶつ』『ぶぢぶぢ・・・』
亜子は自らの体重をかけ、喪失の痛みに耐えながら、自らの意思で俺様に最後となる『処女』を捧げていく。亜子は懸命に痛みを耐えながら、抱き寄せられた
俺と接吻を重ね続け・・・
『ずぼぉっ』
と、勢いよく亜子の膣内の先端に子宮口の入り口に到達する。
『んんっ・・・うぐぅ・・・』
亜子の膣内から俺のペニスに鮮血が伝わり、真っ白な寝台マットに「ポタ、ポタ」っと、真紅の証明が点在していく。
亜子は自らの意思で、深々と、俺様の全てを受け入れていた。
こ、こりゃ〜〜、すげぇ〜〜ぇぜぇ〜
た、たまらんぜぇ〜〜ぇ、
き、昨日と・・・全然、違う・・・じゃ・・・ねぇか?
昨夜までに犯した亜子の身体の具合と段違いとなる、まさに亜子特性「極上マンコ」の極上肉の歓迎であった。
考えてみれば、当然のことではあろう。
最初の「処女喪失」となる、「昏睡レイプ」は、それは素晴らしいほどの名器ぶりではあったが、当人が昏睡していた分だけ、まだその締め付け具合は甘かっ
た。
二度目「処女喪失」となる、「眼前レイプ」は、それも『膜強化剤』の効果によって、この上なく素晴らしい名器ではあったが、それは少なくとも亜子自身が
望んでいた相手のものではない。
だが、最後となる三度目の「処女喪失」となった今回は、亜子自身が求めていた、これが静馬のものだと信じて受け入れたものである。故に彼女の身体はその
全ての性能でもって、俺様を歓迎してくれているのだった。
『・・・・』
現に、昨夜とは異なり、亜子は苦悶の声はおろか、苦痛の一つとして口にしていない。まるで(静馬を模した)俺様と結ばれるための代償、その痛みなのだ
と、噛み締めているかのようでもある。その痛みも決して無駄ではない。この痛みによって、亜子の身体は、一つの生命をその身に宿せることができていたのだ
から・・・
『・・・ご、ごめんね・・・も、もう少し待って・・・』
その痛みの余韻を噛み締めながら、亜子は深々と俺様を受け入れながら、まるで自分の身体に馴染ませるように、時を費やしていく。
『亜子・・・』
『んっ・・・』
俺はゆっくりと亜子と接吻を重ね、それでも彼女を急かすような真似はしなかった。ただでさえ素晴らしい亜子特性『極上マンコ』の大歓迎会の最中である。
このまま動かすこともなく、果ててしまいそうな、そんな錯覚さえあったほどだ。
その代わりに深々と亜子と填め合ったまま、お互いの唇を重ね、口内でも舌先で繋がり、残った二つの手で、亜子の程良い双乳に触れ、頂点に君臨する固く尖
らせた乳首を弄んでいく。
そのたびに亜子の膣内はキュウキュウと締まり、俺様の脳裏に痺れるような快楽と快感を味あわせてくれる。
『う、うん・・・もう、いいよ・・・』
『あ、亜子の膣内・・・気持ち良過ぎて・・・』
俺は言葉を選んで、繋がる彼女に告げる。
『・・・・』
それが彼女には嬉しかったようだ。
頬を染めながら、はにかむように俯く。
『よ、抑制・・・できそうに・・・ない』
『い、いいよ・・・し、静馬の・・・好きに、して・・・』
『亜子・・・』
『は、激しく、して・・・な、膣内に・・・』
『ん?』
『膣内に出して・・・静馬との、赤ちゃん・・・』
既に孕ませされていることも知らず、健気な彼女は、これによって静馬の胤を宿すつもりらしい。
『な、膣内でいいの!?』
『静馬との赤ちゃんなら・・・わ、私、産みたいし・・・』
くくくっ、亜子がこれから孕むのは俺様の子であり、
彼女が静馬の胤を宿す機会は決して訪れないが、な。
まぁ、いいぜぇ〜〜ぇ。
折角、亜子がたくさん膣内に出してくれってせがんでいるんだ。たっぷりと膣内に注いでやって、亜子が死ぬまで孕ませてやろうじゃないか。
『亜子・・・』
俺はそれでもゆっくりと、彼女を労わるように開始した。
そ、そうじゃねぇと、すぐに果てちまうぜぇ〜〜ぇ♪
折角、亜子愛しの静馬がギャラリーしてくれているのに、そんな恥さらすような真似だけはごめんだぜぇ?
俺は亜子の身体をゆっくりと押し倒し、背中から襲いかかるように腰を突き出していく。
『し、静馬・・・くぁ・・・んっ・・・ああっ・・・』
『・・・・』
『し、静馬、もっと・・・いい・・・んっ・・・』
亜子が感じているのは、俺の目にも、静馬の目にも明らかであった。三回目となる『処女喪失』とはいえ、決して慣れるというものではない。ただ偏に、静馬
のものだと信じた結果、彼女は性交で感じようとしたのだ。
もっとも、『蠱惑香』による恩恵もあったことだろうが・・・
だが、そんなことはどうでもいい。
現に本物の静馬は、もはや絶望している様子だった。
『そ、それじゃ・・・あ、亜子の膣内に出すよ?』
その静馬に追い打ちをかけるように囁く。
今度は亜子の身体を背後から抱え上げるように、腰を突き上げていく。この体位によって、『絶対領域』で隠されていた二人の結合部も、静馬の目に焼き付け
られていくことだろう。
『あぅ・・・静馬ぁ・・・静馬ぁ〜〜』
亜子の鮮血によって赤く染め上がった、俺様の人並み外れた巨根ペニスが、幾度もなく亜子の膣内にすっぽりと納めこまれていく。何度も、何度も。そのたび
に亜子は静馬の名を呼び、そのたびに俺様の肉棒を滾らせ、そのたびに本物の静馬を打ちのめしていった。
かくして、俺様と亜子はこうして結ばれた。
そしてその後も、俺様と亜子は可能な限り、性交を重ねていく日々を過ごしていく。一つには、亜子の身体が『蠱惑香』に犯され、俺様を静馬と信じたこと
で、性欲に溺れてしまったのである。この場合、無垢であったという、亜子の性格そのものが、この事態に拍車を掛けていた。
静馬は俺様と亜子の性交を見せ続けられながら、絶望するその中で餓死による衰弱死となった。まぁ、四日も良くも頑張ったほうであろう。
念のために二日ほど放置しておき、完全に死んでいることを確認した上で、森崎静馬の遺体を近くの海岸に捨てた。このまま魚の餌となって朽ち果てるのか、
もしくは、運良く発見されることだろう。
その一週間後、海上警備隊の船舶が静馬の遺体を引き揚げたことを知る。これにより、一時期、世間を騒がした「藤宮家の御令嬢の失踪事件」は、二人の心中
(発見された遺体は静馬のみだが)によって片付けられていく。
俺は週に一回、街中に買い出しに行き、旧研究所施設に帰ると次の週まで、亜子と二人だけの性交生活を再開する。どちらかが好きなときに、好きなだけ抱き
合おう、という提案は、亜子が静馬の死するその直前に口にしたものである。
『亜子・・・』
もう俺様は彼女の名を呼ぶことに慣れてきていた。
『ん? 静馬・・・どうしたの?』
彼女も毎時間に渡って肌を重ねた甲斐もあって、かつての自信なさ気な儚さは失われてしまったが、それを補って余りあるほどの、可憐さと優美さを備えつつ
ある。
そして何より、『聖夜』の日に宿した二人の愛の結晶が、彼女の腹部に明らかとさせている。
『結婚しよう・・・』
『えっ?』
勿論、亜子はまだ十三歳。そして俺様も、「森崎静馬」「郷田剛三」としても共に戸籍などなく、一般的にいう結婚など不可能なことであった。
『だが、それはあくまで紙一枚、という問題だけだ』
俺は亜子の身体を抱き寄せ、二人の愛で宿した結晶が宿る腹部に触れる。臨月は意外と早いかもしれない。
『僕は亜子を愛してる・・・』
『わ、私も静馬を愛しているわよ・・・』
盲目となっても、尚も彼女の想いは変わらない。
例えそれが偽物の森崎静馬だとしても・・・
『なら、問題ないさ』
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