(2)


「あっ……くぁっ……あああっ……!」
 切れ切れの悲鳴を上げる美少女にのしかかって男が腰を振る。数人掛かりで手足を押さえ込まれ、逃げるどころかまともに身動きもできない。高貴な少女を貫くのはただ灼熱の激痛だけで、無論快感など一欠片も無かった。
「や、め……やめぇ…っ。助け……て…」
 王女の哀願を無視し、男は強引な抽送を続ける。とめどなく涙を流す美姫には、もう一刻も早くこの過酷な時間が過ぎるのを願うことしかできなかった。
 だが時間の経過は彼女にさらなる絶望をももたらそうとしていた。
 傷ついた膣襞を抉る動きが加速し、男は一声呻いて腰を震わせた。
「――――!?」
 胎内に弾ける熱塊を感じて、アリシエル姫はびくんと跳ね上がった。
「あ……あ……あ……あ……」
 どくんどくんと脈動しつつ注ぎ込まれる熱い感触で、美少女は男の射精を知った。世俗には疎い王女も最低限の知識は持っている。
「い…い…嫌ァアアアアア―――ッ!!」
 誰とも知れない卑賎の輩の種を注がれた事実が無垢な少女を打ちのめし、王女の矜持を粉々に打ち砕いた。
「ふうっ。お姫さんの初物を食う機会なんざもうねえだろうなあ。格別の気分だぜ、へへへっ」
 卑しい笑みを浮かべつつ、たっぷりと汚れなき子宮に汚濁を注ぎ込んだ男が身を離す。王女はもはや抵抗する力も失い、虚ろな眼差しで宙を見上げていた。
「それじゃ次は俺が」
 舌なめずりした二人目の男にのしかかられて、ようやく焦点を結んだアリシエルの瞳は恐怖に見開かれた。
「――ひッ!?」
「俺達全員犯るまで終わるわけないだろ、王女様よ」
 二人目の男が今純潔を破られたばかりの美少女の秘所にねじ込まれた。再度の激痛に体内を貫かれ、アリシエルは悲痛な絶叫を放った――。


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