11

 
 リナはベッドに仰向けに寝っ転がされ、四肢を金属製の鎖でベッドの端に固定されていた。
足は大きく開かれ、リナの恥ずかしい所をガウリイの前に、余すところ無くさらけ出している。
「な、なにをするきなの、ガウリイ!」
 ガウリイはリナの問いに答えず、しげしげとリナの股間を眺める。
 そこは、うっすらと繁っていた。
「けっこう生えているんだな」
「なっ?」
 ガウリイの言葉に、顔をまっ赤にするリナ。
「そ、そんなこと……」
 それっきり声の出ないリナ。
「まずは、剃り落とすか」
「えっ?」
 今度は、リナの顔が真っ青になる。
「リナはいつも生まれたままの姿を、おれに見せるんだ。一番恥ずかしくて、無防備な姿をな。そのためには、このしげみは邪魔だ」
 剃刀と、シャボンを用意するガウリイ。
「そんな、いや!」
「動くな! 他の所を切ることになるぞ!!」
 シャリ、シャリ、シャリ、……
 リナの毛を剃る音だけが部屋中に響く。
「フフ、出来上がったぞ。赤ん坊みたいにまっつるだ」
 ガウリイの言葉に、羞恥で身体を堅くするリナ。
「どうだ、リナ。今お前はおれに一番恥ずかしいところを見られているんだぞ」
 微かに首を振るリナ。
「エッチで、恥ずかしいところを余すところなくな」
 じわっと、リナの股間から蜜が溢れてくる。
「くく、剃毛されて感じたのか? リナにはいい性奴隷になる素質があるな」
「そんなこと……」
 恥じらいと、絶望を込めて、リナは呟いた。
「フフフ、さて、始めるとするか」
 ガウリイはそういうと、宝石で飾られた綺麗な箱を机から取り出してきた。
「な、なんなの?」
 いぶかしむリナ。
「な、なんか魔法が掛かっているようだけど……」
「さすがはリナだな」
 上機嫌にそういうと、ガウリイは箱を開けて、中から小さな銀色のリングを取り出した。
 リングには細いワイヤーと、留め金がくっついている。
「なに?」
 いぶかしむリナ。
「指輪ってわけじゃあなさそうだし。そ、それに、魔力に秘められた邪気のもの凄さはいったいなんなの……」
 思わず怯えるリナ。
「これは、ある邪悪な魔導師が作り上げたマジックアイテムだ」
 そういって、リナの目の前にリングを持ってくるガウリイ。
「ある高潔な女騎士に一目惚れした魔導師が、その女を自分の女にするために、作り上げた珠玉の一品。何十人もの厳格な女達を実験台にして、改良に改良を加えて生み出したものだ。実験台にされた女達の中には、スィーフィードの巫女もいたらしいが、全員、この銀のリングの魔力の前に、屈服したそうだ」
 うれしげに語るガウリイ。リナの背筋に冷たいものが走る。
「魔導師は女騎士を罠にかけ、見事このリングを填めることに成功した。初めは暴れまくっていた女騎士も、一晩もたてば、すっかり魔導師のいいなりになっていたそうだ」
 リナの怯えを感じ取り、満足するガウリイ。
「それ以来、このリングは『じゃじゃ馬殺し』の銘をつけられることになった。まさしく、リナの為にあるような道具だな」
 ガウリイはそう言うと、リナのむき出しになったク○トリスを軽く撫でる。
「フフ、かわいいお豆さんだな」
「ま、まさか……」
 リナの顔から血の気が引く。
「そうさ、リナ。さあたっぷりと味わうんだ!」
 ガウリイはリナの小さなお豆さんに、銀のリングをはめた。
 リングはリナのものを、締め付けるように小さくなる。
「ひいっ!?」
 悲鳴を上げるリナ。おもわず弓なりになる躰。
「おっと、ちゃんと外れないようにつけないとな」
 ワイヤーを股間と腰に通し、留め具できっちり止めるガウリイ。
 すると、するするとワイヤーが縮まり、きっちりとリナの身体にフィットする。
「ああっ、そんなあっ」
 激しい火花が、リナの脳裏で炸裂する。
 銀のリングは巧みに、リナの快楽の器官をなぶりあげる。

「ひいうっ、いやあっ! 外して! お願いだからはずして、ガウリイ!!」
「リナの声に『とろみ』が出てきたら外してやるよ。じゃあいい夢をリナ」
 そういって部屋を立ち去るガウリイ。
「いやっ、行かないで! 外して! いくっ、いっちゃう! だめっ! ああっ!!」
 リナが達する声を背後に聞きながら、ガウリイは部屋を出ていった。


 翌朝、十分な睡眠をとったガウリイは、リナがいる寝室の扉を開けた。
「くうん、うんっ、ああっ……」
 甘く、切ないため息をつきながら、深い眠りに堕ちているリナ。
 ガウリイの予想通りの光景がそこにあった。
 無意識に、せつなげに、足を擦り寄せようとしているリナ。
 股間からは絶えず愛液が流れ落ち、シーツの上に大きなシミをつくっていた。
 銀のリングが震える。
「あはっ、ああんっ」
 すっかり、『とろみ』を帯びたリナの声が、ガウリイの耳をくすぐる。
 近寄ってみると、小さなお豆さんだったリナのク○トリスはすっかり成熟し、腫れあがり、かなりの大きさに成長していた。
「ククク、これで股間を弄られただけで、よがり狂うな、リナも」
 ガウリイはリナの股間から、銀のリングを外した。
 元通り箱の中にしまうと、そのままリナを抱くガウリイ。
 夢うつつのままで犯され、絶頂に達し、ガウリイの精液で股間を汚されるリナ。
「しばらくは、ゆっくりお休み、リナ」
 ガウリイはそういうと、リナの躰に毛布をかけた。
「まだ調教は続くからな」


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