15

 
 それから一月後、リナはすっかり『素直』で『いい子』にされていた。
 苛烈を極めるガウリイの調教で、リナの躰は無理矢理開花させられたうえ、被虐の味をたっぷりとしみ込まされていた。
 今や、ガウリイの言うことなら何でも聞く下僕と化したリナ。
 ガウリイのペニスを口に頬張り、精液を喜んで啜るまでにされていた。
「あはっ」
 いましもリナはガウリイに、精液を頭からふりかけられている。
 理性を失った瞳で、ガウリイの行為を喜んで受け入れる。
 リナの身体はガウリイの精液で、すでにべとべとだった。
「リナはおれのメスだからな。他のオスが近づいてこないように、たっぷりとおれの臭いをつけておかないとな」
「ありがとう、ガウリイ」
 喜びの声を上げるリナ。
 良識も、良心も、ガウリイの手でうち砕かれたいま、リナはガウリイの欲望の受け皿と化していた。
「フフフ、縄の味はどうだ?」
「うん、こすれて、とっても気持ちいい……」
「初めは一応、嫌がってたのにな」
 そういってリナのおでこを指で軽く弾く。
「だって、初めは本当に嫌だったんだもの」
「今はどうだ?」
「うん。今はガウリイに全てを支配されているのが体感できて、嬉しいし、気持ちいい」
「フフフ、いい子だ、リナ。ご褒美にお尻を使ってやろう」
「えっ、本当?」
「ああ」
「ああっ、嬉しい……」
 そういって、ガウリイの前にお尻を突き出すリナ。
「フフフ、それ!」
 ガウリイの巨大な逸物が、リナのアナルに侵入する。
「あっ、はああっ、いいの、これも、いい……」
 ズリュ、ズリュ、ズリュ……
 リナの直腸が、ガウリイの逸物を柔らかく受け止め、締め付ける。
 開発され尽くしたリナのアナルは、いつも通り、リナを陶酔させる快楽信号を作り出していた。
「うっ、いいぞ、リナのお尻はいつ犯しても最高だ!」
「あっ、ありがと」
 受け答えしつつも、激しく腰を動かすリナ。
 どくっ、どくっ、どくっ、
 ガウリイの精液が、リナの腸壁をうつ。
 染み込んでいく、その感触。
 リナはすでに虜だった。
「ああっ、ああっ」
 感極まるリナ。
「フフフ、次は前だ」
「うん、たくましい、ガウリイの、お○んちんで、リナをかき回して」
「ああ」
 ペニスを引き抜くと、ガウリイはリナの割れ目へと突き刺した。
「ふうぅん、いいっ! ああっ……」
リナは自ら腰を振る。
「ううっ、すごい吸いつきだ」
 ガウリイは思わず、うめき声を上げる。
「あはっ、わたしの躰と心はガウリイのものだけど、ガウリイのペニスはわたしのものよ。はあうっ、どうすれば、が、ガウリイが気持ちよくなれるか、わ、わかってるんだから、ああんっ……」
 ドクッドクッドクッドクッ……
 大量の精液が、リナの中に注がれる。
「ひいっ、いいっ、感じる、感じちゃう!」
 髪を振り乱し、激しく乱れるリナ。
 やがて、リナの狂乱に巻き込まれるように、ガウリイは二回目に突入した。


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