レクチャー2 涙の口淫奉仕

 
 生まれて初めてのエクスタシーを、暴漢によって強制的に味あわされたというだけでも、少女の心に一生消えない傷を残すのには十分だろう。しかもその男の眼前で気を遣らされるなどは、性に疎い未緒にとって、まさに死にたくなるほどの屈辱であった。



 (ひどい・・・どうしてこんなことに・・・)
 がっくりとうなだれ、床に座ったままの格好で、未緒は思いもかけずに我が身へ降りかかった災難を呪った。メガネの奥でしばたたかれる目元が、涙で重たくふくれているのが痛々しい。
 純で他人を疑うことを知らなかった彼女だが、さすがに今は、自分が計画的にここへさらわれてきたことを理解していた。
 男・・・飯島は、最初から未緒を狙っていたのだ。
 恐らくは文化祭で知り合ったときから、でっち上げのネットサークルを介して彼女をワナに嵌めることを考えていたに違いない。いや、その手際の良さからすると、彼は過去にもこうした犯罪行為を繰り返してきたのかもしれなかった。
 そうだとすれば、この野卑な男の目的は、未緒を散々に陵辱すること以外には考えられない・・・



 (何とか逃げ出さなければ・・・でも、どうやって?・・・)
 不自由なのは両手だけだから、走って逃げ出すことは出来ないでもない。
 しかしそんなことをしても、足の遅い未緒は、部屋を出る前に相手に追いつかれてしまうだろう。そうなれば腕力では敵うはずがなく、簡単に組み伏せられてしまうのは目に見えている。男は短躯だが、以外と強力(ごうりき)であることを、最前の経験から未緒は思い知っていた。



 そんな少女の追い詰められた心情など知らぬげに、男は部屋の隅にあったクローゼット内から何かを取り出し、再び未緒を見下ろして側に立つと、
 「この辺でちょっと気分を変えてみようか。その制服を脱いで、コイツに着替えてごらん」
 そう言って、体操服をひと揃い差し出した。
 彼がどこからか調達してきたらしいそれは、驚いたことに、クルーネックのシャツ、ブルマ、シューズなどの全てが、きらめき高校の純正仕様品だった。



 「・・・・・・」
 未緒が体操服を受け取ったまま逡巡していると、
 「オイオイ、まだ何か逆らおうってのかい?」
 飯島はすぐにかんしゃくを起こした様子で言った。
 「言ったはずだぞ、ボクの親切を無下にしたらヒドイ目に遭わせるって。痛い思いをしたいのか?ええ?」
 ドスのきいた声でそう恫喝され、未緒は震え上がった。抵抗はあきらめるかしかない。相手にはスタンガンがあるし、その他にもどんな凶器を隠し持っているか分からないのだ。



 「わ、分かりました。着替えますから・・・」
 かすれた泣き声で言うと、未緒は立ち上がって制服を脱ぎ、体操服に着替え始めた。
 すぐ側ではニヤニヤ笑いながら男が見つめている。出来るだけ相手の目から肌を隠そうとはしてみたが、それはほとんどムダであった。特に片方ずつ持ち上げてブルマに脚を通す際、下着の湿った部分が丸見えになってしまい、目のくらむような羞恥が未緒を苛んだ。

 着替えるのに不自由なので、その間両手の縄は解いてもらえたのだが、着替えが終わった途端に、今度は金属製の手錠がカシャリとかけられ、元通りに手首同士を連結してしまった。
 「ヒドイ!外してください!こんな・・・」
 完全に男の虜になってしまったような気がして、未緒がか細い悲鳴を上げると、
 「ダメだね。キミはまだまだボクに対して従順じゃないから、レクチャーの能率を上げるためには、そういうモノも使わないと」
 飯島はにべもなく言って、
 「それより似合うぜ、そのブルマ姿」
 下卑た笑みを浮かべながら、未緒の全身を粘い目つきで眺め回す。
 「恋愛にはやっぱり、ルックスやファッションも重要な要素だからね。そういうそそる格好をして、男を喜ばせることも覚えないとダメなんだ」
 勝手なことを言いながら、男は履いていた汚いコッパンを下着と一緒に脱ぎ捨て、下半身を丸出しにした。
 「ひッ!」
 初めて目にする男性器の醜悪さにおびえ、未緒はヨタヨタと後じさろうとしてつまづき、その場にペタリと尻餅を付いてしまった。飯島はそんな彼女を見おろすようにして眼前に立ち、
 「コイツを口で吸って、ボクを興奮させるんだ。さっきはキミをイイ気持ちにしてあげたんだから、そのお返しをしてもらおうってワケだよ。恋愛ってヤツは、互いに与え合って同じ気持ちになることが大切なんだぜ」
 赤黒いイチモツを指先でしごきながら要求する。
 「で、出来ませんそんなことッ!」
 フェラチオの知識などない未緒が仰天して拒絶すると、
 「出来るか出来ないか、そんなことはキミが心配する必要なんて無いさ」
 飯島は言って、少女を仰向けに押し倒し、その頭を乱暴に鷲掴みにした。
 「最初は上手くできなくても、すぐにとびきりの尺八上手になるよう、ボクがレクチャーしてあげるんだから。さあ、さっさとくわえろよッ!」
 「むあッ!」
 床にひざまずいた姿勢で、男はペニスを押し入れてきた。口の中一杯に広がる生臭さ、そしてノドの奥を突かれる苦しさで、未緒はくぐもった悲鳴を上げる。
 「心を込めて大切にしゃぶるんだ。もしちょっとでも歯なんか立てたりしたら・・・」
 体操服がまくり上げられ、形良く並んだ乳房がむき出しになった。その乳首が再び強くつままれ、グリグリと力が込められてくる。
 「さっきも言ったようにココをねじり切ってやるからな。つまらない考えなんぞ起こさず、素直にナメるんだ。分かったか?ええ?」
 「むう、うァい・・・」
 もはや抵抗のしようもなく、未緒は塞がれた口から呻き声を漏らし、必死に目でうなずいて服従の意を示そうとする。その目に新しい涙がみるみる盛り上がり、目の前の男の腹部をボンヤリとにじませた。
 (ああ、夢なら覚めてください!・・・)
 我が身の置かれた境遇は、まさに悪夢であるとしか思えない。ほんの数時間前まで、明るい春の陽を浴び、ウキウキと心を躍らせていたというのに。



 「オイ、ただくわえているだけじゃしょうがねェだろうが」
 少女を完全に屈服させたつもりになってか、次第にいけぞんざいな口調になりながら、飯島は言った。
 「舌を回すようにしてナメるんだよ。それと頭を前後に動かしな。もっとツバを出して、スムースに出し入れさせるんだ」
 「ふォ・・・」
 そう言われても、慣れない悲しさで、ペニスにあてがった舌をぎごちなくズリ動かすのが精一杯の未緒に、男はじれ始めた様子で、
 「チッ、気のねェナメ方だな!人がせっかく丁寧に指導してやってるのに、もう少し性根を入れて励んだらどうなんだ?」
 怒鳴りつけながら、片手を少女の股間に伸ばし、こんもりと健康的にせり出しているブルマの土手を、指の腹で押し込むように弄ぶ。
 「真面目にやらないなら、いきなりコッチの方へ突っ込んでやっても良いんだぞ!そうされたいのか?どうなんだッ?」
 「んんッ!!」
 処女故の激しい恐怖感から、未緒は激しく頭を打ち振って拒絶しようとする。そのはずみで、男のペニスがツルリと口から抜け落ちてしまった。
 「ゆ、許して下さい。それだけは・・・言われたとおりにしますから・・・どうか、どうか・・・」
 図らずも自由になった口から、嗚咽混じりの哀訴が弱々しくこぼれ出る。
 「そう言いながら、コイツを吐き出しちまってどうすんだ。とっとともういっぺんくわえなよ」
 飯島は今度は仰向けに寝ころび、その股間に未緒の顔を引き寄せて、ペニスをくわえさせ、外れないように上から頭を押さえ付けた。
 「んッ、んッッ・・・・」
 激しい嫌悪感に顔を歪めながらも、今すぐにバージンを奪われるよりはマシだと、未緒は哀しい奉仕にひたすら没頭してゆく。
 その努力(?)が功を奏してか、男は次第次第に興が乗ってきたらしい。
 「よしよし、段々良くなってきたぞ。その調子で・・・」
 息を荒げて言いかけた途端、思いもかけずに登り詰めた様子で、
 「おッ、おッおッ!・・・」
 大きくボリュームを増した男性自身が、ビクビクと激しく脈を打ち、熱い濁液を少女の口の中一杯にぶちまけた!

 「むッ!」
 初めて経験する男性の生理に仰天し、慌てて口を外そうとする未緒の頭を、飯島はさらにガッチリと手で押さえ付け、
 「コラ、またソイツを吐き出すつもりか?」
 淫らに上気した顔ですごんでみせる。
 「ボクがいっぺんくわえさせたモノは、ボクが良いと言うまで勝手に吐き出すんじゃない。それと、相手の身体から出たモノは何だって愛おしくなるのが恋ってもんだ。ボクがキミの口に出したモノも、残さずに全部飲み込みな」
 「んン・・・」
 口中一杯に広がる生臭さにおびえ、未緒は涙をためた目で必死に許しを乞おうとするが、飯島には呵責の手をゆるめてくれそうな気配は全く見えなかった。
 (いつまで続くの?こんなひどいことが・・・・)
 絶望感に黒々と取り巻かれながら、未緒はその白いノドをコクリと動かし、男の汚れた欲望の澱(おり)を体内へと流し込む。これまで男性と手を繋いだことすらない内気な少女にとって、それは気を失いそうになるような忌むべき作業であった。
 「どうだ、美味しいだろう?」
 未緒の震えるおとがいに手を当てて仰のかせ、男は酷薄な口調で言った。
 「舌を使って最後のひとしずくまで舐め取るんだぞ。ボクへの感謝の気持ちを込めて、竿がピカピカになるまでな!」


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