(第六夜)


美佐の、学校での悪魔化した少女たちとのバトルが続いていた。
美佐「どうして、女の子たちとたたかわなければいけないのかしら。」

いっぽう、美佐を苦しみに陥れようとしている雅耶は、相変わらず昌子とのレズ・セックスにたわむれていた。
昌子「ああん、ああん…。」
雅耶「うふふふ、うふふふ。」
昌子「ところで、雅耶さま。」
雅耶「なにかしら。」
昌子「あの、黒井美佐はいつおかたずけになるのでしょうか。」
雅耶「ほほほほ。いま学校でずっと手下のさそり少女たちとたたかわせているから、しばらくはあの学校からは外に出られないのよ。その間にもわたしたちの仲間をふやし、最後に美佐をどうこらしめるか、いまいろいろと考えているのよ。おもしろいことを。」
昌子「そうなんですの。」
雅耶「それにしても、あなたもよほどこんなことが好きなのね。」
昌子「わたし、男は嫌いです。女の子とこうしてたわむれているほうが好きなんです。」
雅耶「そう、わたしも男の子はいやだったから、こうしてあなたとまじわるのが楽しいわね。」
昌子「うふふふ。」
だが、そんな光景を見て歯がゆくして仕方ないと思っていたのが、雅耶の妹である尋子であった。実は美佐の処遇方法をめぐって姉妹の考え方にずれが生じており、そのためにふたりの間に亀裂があらわれかけていたのである。
尋子「なんてるっこしい。さっさと美佐なんか殺しちゃえばいいのに。おねえちゃんの力ならできないはずないわよ。」
尋子は、もうがまんできないと思い、なにやら化学の試験管などを使ってあることをたくらんでいるようすであった。
尋子「うふふふ。もうすぐ完成ね。」

昌子の家に戻っていた咲男も、三人の年下のさそり少女たちとまたたわむれ続けていたのであった。
美幸「うふふふ、やっぱり男の子、こんなにおおきくたつんだわ。」
芳子「こんどはわたしがおフェラする番よ。」
久美子「じゃ、わたしは彼の背中に抱きついているわね。」
咲男も三つ編み姿のままで、その二本の髪の毛を久美子に背中からひっぱられ、美幸を背中から抱き、芳子に性器をかみつかれていた。三人とも咲男と同じように三つ編みのおさげの姿になっており、ひとむかし前にあった全員が三つ編みの女学校にいるような感覚を咲男は味わっていた。
咲男「あの、みんなやさしくするから、あまり乱暴しないでね。」
芳子「うふふふ。もう彼はわたしたちのこと、いやがってないみたいね。」
美幸「洗脳されたのよ。」
久美子「わたしたちといっしょの時がいちばんおちつくでしょ。」
咲男は、事実そのように感じはじめていた。
咲男が抱きついている美幸が、咲男の腕をつかんで自分の胸をもませ始めていた。美幸のおさげ髪を分けているヘアラインに咲男は顔をうずめ、咲男の性器を口に加えている芳子が口内発射でより彼を興奮させようとしていた。久美子も咲男のおさげ髪を分けているヘアラインをなめていた。
咲男「うう、うう…。」
美幸「ほーら、出てきたわ。」
久美子「ほんと、こんなにたくさん…。」

陽子「うふふふ、うふふふ。」
吉幸「ああ…。」
陽子「まあ、こんなにたくさん出してしまうのね。」
吉幸「やっぱり、君には興奮させられちゃうよ。本当にテクがうまいし。」
陽子「そう言っていただけるとうれしいですわ。」
雅耶や尋子の弟である吉幸も、自分が襲って手下にして連れていた陽子とたわむれていたのであった。三つ編みにまとめられていた陽子の二本の髪の間に顔をうずめ、吉幸も自分の髪を陽子の肩にばさっとかけながら陽子の胸をもむなどして抱きつき、陽子も吉幸の性器をなめるなどしてフェラチオをしているのであった。
陽子「ねえ、吉幸さま。」
吉幸「なにかな。」
陽子「雅耶おねえさまと、尋子おねえさまとの間が、最近うまくいってないみたいですけど。」
吉幸「そうね、ぼくは両方のおねえちゃんがどっちも好きだからなんとかしないと…。」
陽子「なんとかまとめるようにしないといけませんわ。」
吉幸「うん。」
ふたりとも、長くしている相手の髪の毛を互いになでながら抱き合うのであった。

さそりのウィルスは、相変わらず広がっていた。
小学校では特に女子の間に早々とさそり少女になっていく児童が増殖し、数名で男子児童を取り囲むなどしてまた男子児童を恐怖に陥れるという光景がしばし見られた。
和江「くくくく、あなたもさそりになるのよ。」
和江の一本にまとめている三つ編みの髪が舞い上がって男子児童の首を刺そうとしていた。おびえた男子児童は逃げる気力も失せて呆然とするだけであった。
美佐も、女子高のさそり少女になっている女子生徒たちと闘い続けなければならなかったために、さそりの増殖を止めることができないでいた。
美佐「はあはあ、こうなったらこうするしかないわ。」
美佐は、もはやこれが最後の手段として抱えていた超黒魔術を使うしかないと思い、その行使に出たのであった。
美佐「エコエコアザラク、エコエコザメラク…。」
突然、美佐の身体が光りだし、周囲にいたさそりの女子生徒たちもおどろいて顔を伏せざるを得なくなった。
小百合「ぎゃーっ!」
吉美「ううっ。」
このような魔術を早々切り出せないのは事情があった。美佐の身体自体が光で燃えるようになるため、着ていた制服や下着なども破れてしまい、つまり裸体を露骨に見せびらかすなどの覚悟もしなければならなかったのである。
美佐「エコエコアザラク、エコエコザメラク…。」
ついに、女子生徒たちも自分たちの行動が何をしているのかわからなくなり、その場にあいついでばたばたと倒れていくようになるのであった。
美佐「エコエコアザラク、エコエコザメラク…。」
こうして、校内にいたさそりの女子生徒たちば全員ばったりと倒れてしまった。
だが、美佐も全身でエネルギーを使い果たしてしまい、しかも裸体のままになって身動きもしようと思っても思い通りにいかない状態になっていた。
美佐「ああ、どうすれば…、そうだわ。」
美佐は、倒れていた女子生徒たちから制服や下着をぬがしてそれを借り、学校の外に出ることにしたのであった。

尋子「うふふふ。この毒薬を混ぜてふたりにジュースを飲ませれば…。」
ついに、その毒薬らしい物をかたほうの容器に混ぜて、尋子は恐ろしいことをたくらんでいるようであった。
ところが、そのかげに陽子が隠れていて、尋子が相変わらずレズ・セックスにたわむれているふたりの姿を確認している最中に、陽子がふたつのジュースが入っている容器を移し変えたのであった。
陽子「これで、なにが起こるやら。」
陽子のいたずらに気づかなかった尋子は、同じ位置のまま昌子と姉の雅耶にそれぞれジュースをさしだしたのであった。
尋子「おねえさまたち、楽しんでいる間、申し訳ないけれど、ジュースをつくったから飲んでみて。おいしいわよ。」
雅耶「まあ、じゃあ、いただこうかしら。」
昌子「そうですわね。」
ふたりがジュースを口にして飲み干した時、尋子はにやりと笑うのであった。雅耶には、尋子の陰謀が気づかれていない。
雅耶「とてもおいしかったわ。ありがとう。」
昌子「ごちそうさま。」
雅耶「じゃあ、続きをやりましょう。」
尋子「どうぞ、ごゆっくり。」
しばらくして、昌子がうずきだしたようである。
昌子「う…、うう…。」
雅耶「まあ、昌子さん、どうしたの?」
尋子「はっ、昌子さんのほうに。おねえちゃんのほうはなんともないなんて、まさか、たしかめたはずなのに、おねえちゃんに飲ませようと思ったジュースがまちがって…。」
その間にも昌子はうずいていた。
昌子「下半身が、なんだかおかしいわ。」
雅耶「昌子さん…。」
昌子「ううっ。」
雅耶「まあ、昌子さんの股のところがふくらんでいるわ。」
事実、昌子の下着がふくらんでいたのである。
雅耶「昌子さん、パンティーをはいでみるしかないわ。」
昌子「い、いたい…、ああ…。」
雅耶は、昌子の苦しむ姿を見ていてもたってもいられないと思い、ついに昌子の下着をはぎとったのであった。
雅耶「ああっ、これは…。」
昌子「きゃあーっ!」
彼女らが驚いたのも当然、昌子の股には、男の性器がはえていたのだった。


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