(2)
高校三年の5月のこと。
私は水泳部のキャプテンになっていた。
練習が終わりロッカーで着替えて、たまたま部室の前を通ったときのことだった。
何とその中で同じ水泳部の2年生の山本、西川、丸山、斎藤の四人の男子部員と同じ二年生の女子部員の悦子が一年生の女子部員、由佳のことを押し倒して制服を脱がせようとしていた。
「何するの! やめなさい。」
私は大きな声で注意をしたが、由佳を放そうとしなかった。
「うるせーんだよ。」と山本が言った。
制服の上から胸を揉まれた由佳が目に涙を浮かべている姿を見た私は、カッときて山本の顔を思いっきり叩いてしまった。
「何しやがるんだ!」
「あなたこそ 何するの!」
「弱い者虐めしかできないなら屑達よ!」
「俺にこんなことをして、無事にすむと思っちゃいないだろうな。」
「あなた達、だいたい、2年生でしょ。なんでそんなに威張っているの!」
その時、近くで悲鳴が上がった。
「きゃー 先輩助けてー!」
私が振りむくと他の男子部員達が由佳の制服のブレザーを脱がせてネクタイを取りブラウスのボタンも外し始めていた。
「何をしてるの。由佳を放しなさい!」
「いやだね。お前が身代りになるというなら別だけどな!」
「せ せんぱい・・助けて!!」
真っ青な顔で震えながら由佳が私のことを見つめていた。
彼女は涙を流しながら震えていた。
「わかったわ!身代りになるわ!どうすればいいの?」
「まずさっきのことを手をついて謝って貰おうか!」
「あれは、あなた達が悪いんじゃない!」
「関係ないね。謝らなけりゃさっきの続きをするだけさ。」
私はしかたなく地面に座ると手をついて謝まった。屈辱で胸が張り裂けそうになる。
「先輩は、後輩が見ている前で私達の見世物になるのよ。」
今まで黙ってみていた悦子が言った。
「これから可愛がってやるよ。キャプテン」
「キャプテンの裸が見てみたいな。そうだ、全裸になってプールで泳いでくれよ。」
「絶対に嫌っ!」
「でもキャプテン、身代りになるって言っただろ!」
「そんなこと、死んだって嫌!」
「何言っているんだよ!キャプテン、俺達は知っているんだぜ。キャプテンが一人でプールにいるとき、何をしてるのか。」
私はハッとした。
(まさか・・・・・あれのこと・・)
「何のこと?」
「とぼけても無駄だよ。ちゃんとビデオに撮ってあるんだから。おいっ!あれを流そうぜ!」
そう、山本が言うと西川がビデオを持ってきてセットした。
ビデオの映像が流れると私は「いやーーーっ!止めて!」と顔を横に背けながら叫んだ。
モニターには私が一人で全裸になってプールで泳ぎ、オナニーを始めた映像が流れていた。
「まさか、キャプテンがこんなことしてるなんてね。」
皆が大きな声で嘲笑する。
「このビデオを皆の前で上映してもいいんだぜ!」
「由佳がどうなってもいいのか?」
丸山が由佳のブラジャーに手をかけながら言う。
「せ せんぱい・・助けて!!」
「由佳は許してあげて!」
「じゃあ、素っ裸で泳いでくれよ」
私にはもう、選択の余地は残されていなかった。
「わかったわっ!」
私は覚悟を決めて裸になることにした。
「ひゅーっ!キャプテンが裸で泳ぎの見本を見せてくれるぜ」
山本たちは口々にはやしたてる。
ブレザーのボタンを震える手ではずした。
でも、それ以上はどうしても恥かしくて手が動かなかった。
「仕方が無いな、じゃあ、脱ぐの手伝ってやるよ」
私がハッとして顔を上げると山本たちが一斉に襲いかかってきた。
丸山だけは由佳のことを押さえている。
私は羽交い絞めにされた。
「嫌よ!」
斎藤が私のブレザーのボタンを外し、ネクタイを外し始めた。
ネクタイはすぐに緩められて取られてしまう。
その瞬間、ブラウスのボタン乱暴に引き裂かれた。
プチ、プチ、と音がしてボタンが2、3個跳ね飛ぶ。ピンクのブラジャーが露わになる。
「嫌だったら!」
動きを抑えられた私は身動きをとることが出来なかったけど、それでも身体を少しでも
よじろうとした。
「や、やめなさいっ・・・」
キャプテンとしての威厳を失うまいとする叫び声も空しくなっていく。
制服のスカートがスルスルと脱がされた。
「へええ。パンティはピンクだぜ」
山本がショーツの上からなぞっていく。
「ああっ いやっ!!」
恥かしくて死にそうになる。
ソックスと靴、そしてブラジャーがいつのまにか脱がされた。
ツンと勃起した乳房の突起が皆の前に晒される。
先程、ショーツの上から秘部を山本に弄られて悔しくもキュンとした電流が身体に流れそれにより乳首が勃起してしまっていた。
「キャプテン、乳首が尖ってるぜ!感じたんじゃないのか?」
「ち、違うわっ!」
私は首を嫌々するように振ってそれを否定する。
だけど身体は違っていた。
山本がショーツの上から触ってくると感じたくないのに感じてくる。
クチュクチュとした淫靡な音がしてきた。
「キャプテン、嫌らしい音がするぜ。」
そんな音、聞きたくなかった。
「ち、違う、違うの」
「とりあえずキャプテンのアソコを見せて貰うぜ。」
身体の奥から熱い液体がほとばしってくるのがわかった。
きっとショーツも濡れているはず・・・・・
そんなところ見られたくない・・・
でも山本が私のショーツに手をかけてくる。
「ダメっ!見てはダメっ!」
しかしショーツが下ろされると悦子が「キャプテン、凄い。あっちの方が、グショグショじゃない。堅そうだったけど凄く淫乱だったんだ。」
「嫌っ!そんなこと言わないでっ!」
恥ずかしさで気がおかしくなるような気がした。
悦子が私のクリトリスに触って少し上下に動かす。
その瞬間、私の身体に電流が流れる。
「あっ!」
思わず声が出た。
山本が私の花びらに指を入れてそれをすくった。
「キャプテン、このベトベトした液体は何?」と言いながら私の口元に私の恥かしい液体の付いた指を持ってきた。
私はこの一言に気が狂いそうになった。
「じゃあ、約束どおり、キャプテン、素っ裸で泳いでくれよ。」
私は恥かしさでしゃがみ込んでしまったけど、意を決して部室から出てプールの飛び込み台に向かった。
「おう、おう、キャプテン、恥かしい毛が丸見えだぜ。!」
「それから平泳ぎで泳げよ。じゃないと、ビデオを公開するぜ。」
「早く、飛び込めよ」
私はその言葉に押されるように飛び込み、平泳ぎで25メートルプールで1往復泳いだ。
ゴールすると、山本が「キャプテン、良かったぜ!お尻の穴までハッキリと見えたぜ。」と言う。
山本が私のことを辱めるために言った。屈辱で涙が出そうだった。
「早く、上がれよ」
私はプールサイドに上がると恥かしさでまたしゃがみ込んでしまった。
その時、突然、山本たちが私に襲い掛かってきた。いつのまにか丸山も私を押さえこもうとしていた。ふと、由佳は?と思ったけどすぐに男子四人が私に掴みかかってきたので激しく嫌々と首を振りながら抵抗した。
だけど、私は四人の男子にはとてもかなわず、プールサイドの上に抑えこまれてしまった。
悦子がいきなり私のクリトリスをつまみ上げてきた。
「・・ぃやっ・・」
おぞましい感覚に身をよじろうとするが、四人の男子に押さえつけられて逃げることはできない。
そのとき、悦子が私のクリトリスを舐めてきた。
「いや!お願い!やめて!」
私は身体から湧き上がる快感と格闘していた。
「キャプテン、アソコが濡れてきたぜ」
「嫌よ、見ないで」
「キャプテン、腰を振ってるぜ」
もう、腰を前に突き出すような格好になっている。
そしてとうとう、そのときがやってきた。
遂に大きなうねりがやってきて、
「い、いっちゃう」
「駄目、見ないで。おねがいよぉう」
その叫び声とともに身体が激しく痙攣してしまった。
あたりに嘲笑が響く。
私は泣くのを今まで堪えていたけど遂に堰を切ったように泣いてしまった。
「キャプテン、これから俺の太いものを入れてやる。」
山本が突然、私に対して最後の通告をしてくる。
「いや!それだけは絶対にいや!」
これから犯されることに気づいた私は必死でもがき始めるが、斎藤に両手を西川と悦子に両足を押さえられているのでどうにもならない。
山本はベルトを外すとズボンとパンツと下ろし、そそりたっている自分のものに手をそえて私の両足の間に割り込んできた。
男は隆起したものを私の一番、恥かしいところにあてがった。
(ダメっ!絶対にイヤっ!絶対に入れさせない!)
そう思い私は股を閉じようともがいたけど、上から押さえつける様にのしかかられてどうしようもなくなっていた。
「いっ ・・ いやぁ」
「今から女にしてやるぜ。」
そして彼のものが私の中心にあてがわれた。
彼のものが私のぬかるみに入っていく。
「ああっん!!」
「キャプテン、初めてなのか?」
私は顔を横に背けた。
「そうだったんだな。キャプテン、俺が女にしてやるから感謝しろよ。」
そう言うとゆっくりと体全体でのしかかるように押し込む。
「いや〜っ!」
けれど山本は私の一番奥まで一気に押し込み、次の瞬間に体全体で振動を加えていく。
「いや! あ、あ〜っ!」
「痛いか?でもこれだけ濡れていたらそんなに痛くないだろ?」
たしかに痛みはほとんど無かった。けれど恥かしさと悔しさで涙がツーと流れ落ちてきた。
(悔しい・・・)
山本の振動が激しさを増していく。
「あっ!あーん!」
アソコからドンドン恥ずかしい液体が出てくるのがわかる。
そして大きな波が襲ってきた。
「あっ、も、もう・・・ダメ!」
でも襲ってくる波をもう食い止めることはできない。
そしてとうとう、私は「い、いく」と叫び身体をピクンピクンとけいれんさせながらイッてしまった。
その瞬間に私の子宮の奥で山本の液体が吐き出されたのを感じた。
しばらくして、山本が私の身体から離れると、今度は斎藤が私にのしかかろうとしたときだった。
突然、「お前ら!何をしてるんだ!」という叫び声とともに、数人の生活指導の先生が入ってきた。
先生が私のことを抱きかかえて毛布に包んでくれた。
由佳が「先輩、大丈夫ですか?」と心配しながら駆け寄ってくる。
後でわかったことだけど、実は里美は丸山が目を離した隙に助けを呼びに行っていたのだった
私は助かったという安堵感よりヴァージンを奪われた悔しさの方が大きかった。
その後、彼らは退学処分になっていった。
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