(4)
山本が「さあ、これからいっぱい、お前のことを可愛がってやるぜ!」
私のズボンのベルトに手をかけてスルリとはずす。
「や、やめなさい!私にこんなことしてタダで済むと思ってるの?」
「済むかどうか確かめてやるよ。」
山本はズボンの一番上のホックをはずしジッパーを下ろす。
そしてとうとう、ズボンが足首のロープで縛られているところまで下ろされてしまう。
いっせいに男達の視線が集中する。
(悔しい、また憎い山本の前でこんな恥かしい格好にさせられて・・)
その視線を痛いほどに感じて両ももをきつく閉じたけど、むき出しになったブルーのショーツは隠しようもない。
男達はさっと周りに集まりそのブルーのショーツをまじまじと見つめる。
山本が手をのばすと、臍の下のあたりの小さなリボンをつまみはじめる。
カッと全身が熱くなる。
別の男が私の紺のブラウスのボタンもはずす。そしてサッとブラウスを横に開くとショーツとそろいのブルーのブラジャーが露わになった。
男達はしばらくの間、下着姿にされた私を舐めるように鑑賞していく。
山本があの時のように指でショーツの上からなぞっていく。
また、恥かしくも体がピクンと震えてしまった。
「ああっ いやっ!!」
別の男がブラジャーをはずすと乳首が露わになってしまった。
男が掴んだ手を滑らせるようにして乳房の根元から乳首までを上下に優しくしごき始めた。
滑らかで手慣れた動きだった。
私は身体の奥の方からやってくる、密かなツーンとした感覚が気になってきた。
いつのまにか山本がバイブレーターを手にしている。
私のショーツ越しにわずかに振動しているバイブレーターを押し当ててくる。
私は声を出さないように唇を噛んで我慢する。
ブルーの薄い布地を通して、その下にある敏感なところを探るかのように山本が手にしたバイブレーターがうろつき回った。
(嫌だ!山本に触られて感じるのだけは絶対に嫌だ!)
特に下から上へとなで上げられたり、やや上方を細かく探られたりするときに突然、全身に電流のような
衝撃が走る。私は思わず首をのけぞってしまう。
「あっ!駄目っ!」
「ほら、声が出たぞ!」 「おめえ、ほんとは淫乱じゃねえの?」
山本達は嘲笑する。
(こんなことで感じたくない・・ こんな奴等の前で・・・)
「おい、見てみろよ、濡れてきやがったぜ!」男がそう、叫んだ。
(嘘!、そんなはずはない。)
だけど今まで黙っていた美佳も「本当だ。パンツに染みがついてきたんじゃない!」と叫ぶ。
「そんなことない。馬鹿なこと言わないで!」
「じゃあ、嘘か本当か確かめてやるよ!」
山本が私のショーツの中に下から指を入れてきた。
「いやっ!触らないで!」と叫んだけど、山本の指は私の湿った場所に入ってきてそこをかき回す。
「何だ。もう洪水状態じゃないか。」
手をショーツから出した山本はヌルヌルした液体の付いた指を私の顔に近づけた。「いやっ!」
恥かしくてそれをもともに見ることは出来ず、顔を横に向けた。
けど山本は私の顎を持って「亜矢、よく見ろよ!」と言って私の顔を自分の方に向けさせる。
「このベトベトしたのは何だ?お前のじゃないのか?」
「ち、違う。違う・・・・」
「何が違うんだ。そんなに言うんだったら確かめてやる」
「嫌だ。やめなさいっ!」
だが山本は「どれ、久しぶりに拝ませてもらうとするか」と言いながらショーツのゴムに手をかける。
(いやだ、それだけは、絶対に見られたくない...)
これを取られたらもう駄目。山本に見られるなんて絶対に嫌だ。
思い切り両ももをきつくあわせた。
こいつらの前で大事な部分を晒すなんて絶対に嫌だった。しかも肝心のそこはぐっしょりと濡れてしまっている。
そんな恥ずかしいこと、絶対に耐えられそうにない。
でも、とうとう私の最後の砦だったショーツはさっと膝まで引き降ろされてしまう。
「ああ、いや!」と小さく叫んで足の方を見ると、ショーツは膝のあたりまで下げられ、しかも裏返しにされ、べっとりと染みがついた股布の白い裏地が、おおっぴらにむき出しにされている。
男達は私の足首のロープをほどき、木の棒を持ってきて棒の端と端に片足首ずつをロープで縛った。
両足は大きく広げられ恥かしい部分が晒されてしまった。
突然、美佳が私の足元にやって来たと思ったらさっと私の股間に顔を近づける。
美佳はいきなり舌を突き出すと、左右の大陰唇が閉じかかっている所にこじ入れた。
そのまま大陰唇を押し分け中の熱く濡れているところを舐め回した。
美佳の舌は狂ったように動き回り、そしてしばらくすると激しく前後に動いてタテになぞっていく。
全身に激しい衝撃が伝わる。
今までの強がりはこの舌の動きには効かないことを思い知る。
美佳は今度は舌を前に少しずつ動かして勃起したクリトリスを捉えて動かした。
「いっやっあー!そこはだめえっ!やめてえっー!」
美佳の舌の動きが突然、止まった。と思ったら私の股間に近づけていた顔を上げて立ち上がった。
「あなた、あまり男を知らないのね。」と美佳が言う。
「あれから男と経験していないんだろう。」
山本が笑いながら言う。
私はその言葉にドキッとした。図星だった。
大学で男子学生に声をかけられたこともあったけどどうしても男性のことが好きになれなかった。
恥かしくなり顔を赤くして横にそむけた。
「やっぱり、そうだったんだな。つまり俺はお前にとって唯一の男というわけだ。」と山本が言う。
悔しかった。こんな奴が私の唯一の男なんて・・・・
「また、お前に男の味を教えてやるよ。」
山本がズボンとパンツを下ろす。
「嫌っ!止めなさい!」
だが、山本が自分の隆起したものを私の中心にあてがうように身体を押し付けてくる。
「嫌だ・・・・あっ!いや!」
そして彼のモノが私の身体の中に入ってくる。
そして少し入ったと思ったら一気に押し込んでいく。
「うぐっ!」とうめき声が漏れるけど、やがて山本がピストン運動するにつれ、
「ああっん!!」という喘ぎ声に変わった。
我慢したいのにすぐに快感の大波が襲ってくる。
憎い山本に犯されまたイッてしまうなんて、絶対に嫌だ。
でもこの大波には勝てそうもない。
あのときのことが頭をよぎる。もし、またイッてしまったら・・・
もう、生きていけない・・・
でも、もう大波が近づいてきた。もう、我慢できそうもない。
「亜矢、イクのか?他の男が見ている前でイッちゃうのか?麻薬捜査官のくせになんてハシタナイ奴なんだ。」
山本が私のことを辱めるように言う。
「や、やめてっ!そんなこといわないで!」
でもとうとう、大波が襲ってきた。
「あっ!もう駄目!」「み、見ないで・・・・」
その言葉とともに私は一瞬体を硬くさせて痙攣した。
その瞬間、子宮の奥で山本のが吐き出されてきたのを感じた。
痙攣はしばらく続いた。
「こいつ麻薬捜査官のくせに恥ずかしい姿を晒してしまったな。」
他の男達が嘲笑する。
しばらくの間、私の意識は真っ白な空間を彷徨っていた。
それから代わる代わる男達が私にのしかかってきた。
そのたびに何回も絶頂に押し上げられてしまった。
意識が朦朧となっている。
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