第6話  着物少女、散華


 「ぶひっ、ここが金沢かぁ」
 石川県金沢市に降り立った豚尻はすぐさま情報を書き込んだ手帳に目を落とす。今回の目標である保坂美由紀は今日、実家の知り合いが開催する茶会に呼ばれているはずであった。その現場へと豚尻は歩を進める。そして茶会が開かれている場所に赴いた豚尻はいくつかの茶室をみて回り、人気がない一室を見つけ出す。
「ここなら・・・」
 ニタリと笑った豚尻の行動はそれからが早かった。すぐさまそこに人が来ないように細工をし、目標を捜し歩く。程なくして美由紀を見つけ出すことができた。真新しい着物に身を包んだ美由紀の姿に豚尻は思わず涎を飲み込む。着物に包まれたプリプリとしたお尻は今にもむしゃぶりつきたくなるような色っぽさであった。
「おっと、さっさと準備、準備」
 お尻に見入っていた豚尻はすぐに気を取り直し、美由紀に気取られないように気を使いながら彼女に忍び寄る。そしてあの少年の名前を記したメモを彼女の荷物に忍び込ませる。あとは獲物が狩場に現れるのを待つだけだった。息を殺して待ち構えていると、頬を赤く染めた獲物が周囲をうかがいながらやってくる。そして獲物は自分から檻の中には入って行く。上手くいったと豚尻はニタリと笑うと、人がこの茶室に近寄れないように立て札をすると、美由紀の後を追って茶室に忍び寄る。そして周囲に人が来ていないことを確認すると、その巨体からは信じられないような身軽さで、茶室に親友する。
「ど、どなたですか、あなたは?」
 眼鏡の向こう側で怯えた眼差しが自分を見つめている、それを感じた豚尻は股間が熱くなるのを感じた。この怯える少女を徹底的になぶってやりたい、そう思わずにはいられなかった。今すぐにでも熱くたぎり始めた欲望を捻じ込みたい気持ちを必死になって押さえ込むと、用意した手錠で美由紀を拘束する。
「や。やめてください!だれか!」
「無駄だよ、ここには誰も来ない。そう言う風に仕向けてあるからね」
 怯えきって目に涙を浮べた美由紀の頬を生暖かい舌でべろりと舐めあげると、美由紀の両手を手錠で拘束し、そのままいっしょに床に倒れ込む。体格を生かして美由紀の上に圧し掛かると、豚尻は美由紀の体の穴が開きそうなほど見つめると、恐怖にフルフルと震える美由紀の唇にむしゃぶりついてくる。突然のことにびっくりした表情を浮べていた美由紀だったが、すぐに激しく抵抗してくる。しかし豚尻はどっしりと彼女の上に圧し掛かりそれを許さない。嫌がる美由紀の頭をがっしりと抱え込んでその唇をじっくりと味わう。
「ひどいです・・・こんな・・・」
「んんっ?もしかして美由紀ちゃん、初キスだったのかな?」
「・・・・・・・」
「そうか、そうか。じゃあ、今日は一気に大人の階段を上がっちゃうんだね?」
 美由紀の表情から彼女がキスですら未経験であると踏んだ豚尻はあざ笑うかのように言い放つ。経験はなくても豚尻の言葉の意味は分かったのか、目に大粒の涙を浮べて怯えている。豚尻はニタリと笑うともう一度美由紀の唇に吸い付いてくる。今度は舌先を美由紀の口の中に差し込んでゆく。口の中に侵入してきた生暖かい物体に美由紀は逃げようと被りを振るが、豚尻はそれを許さない。逃げる美由紀の舌に絡みつくと、それを味わうように巻きつき絡みつく。そして美由紀の口の中に唾液を垂れ流してゆく。口の中に流し込まれる液体を美由紀を激しく嫌がる。
「ちゅぱ、ちゅぱ、んんっっ、ぷはぁっ、」
 嫌がる美由紀の頭を押さえ込んで豚尻は美由紀の舌を徹底的に犯す。美由紀の口の中に流し込んだ唾液を美由紀の唾液と混じり合わせ、今度はそれを吸い上げてゆく。唾液と唾液が混じりあい吸い上げられる音が、いやでも美由紀の耳元に響いてくる。その音に美由紀は強く目を瞑って聞こえないようにしていた。そんな美由紀の抵抗あざ笑うかのように豚尻はさらに大きな音を立てて美由紀の唾液を啜り上げてゆく。自分の口の中を生暖かく柔らかなものが動き回り、舌に絡みついてくる不快な感触に美由紀は眉を顰める。そして男の唾液と自分の唾液が交じり合う音が美由紀をさらに不快にさせる。
「ぐふぐっ、美由紀ちゃんの唾液、おいしいなぁ」
「も、もう、やめてください・・・」
 ようやく口を放した豚尻に美由紀は弱々しく訴えかける。しかし豚尻はその言葉を遮るように自分の指を美由紀の口の中に差し込んでくる。嫌がる美由紀の舌先を指で弄くりまわし、唾液をたっぷりと塗してゆく。そしてその唾液がたっぷりと付いた指を口から引き抜くと、美由紀の頬になすりつける。
「何言っているんだい?これからが面白くなるんじゃないか!」
「!!!いやぁぁぁっっっ!!」
 豚尻は美由紀の訴えを一蹴すると、彼女の胸元に手を掛ける。そして勢いよく襟足を左右に引く。胸元が左右に開かれ、美由紀の白い肌が豚尻の眼前に曝される。そしてプルンと形のいいおっぱいも外気に曝される。胸を曝された美由紀は悲鳴を上げて暴れるが、豚尻はそれを押さえつけて、ジロジロと彼女の胸に見入る。
「さすがは呉服屋の娘。着物の下は下着をつけないんだね?」
「ひぃっ、いやぁぁっっ・・・」
「でもさっきまで暴れていたから少しすれたのかな?」
「あっ、あああっ・・・」
「乳首がこんなに・・・」
「いやぁぁぁっっ!」
 美由紀の胸に見入っていた豚尻は満足そうに何度も頷く。そんな豚尻を美由紀は怯えきった表情で見つめ返すしかなかった。そんな美由紀のある変化に豚尻は気づく。それは着物の下に隠れていた乳首がうっすらと赤くなり、硬さを帯びてきていることだった。おそらく豚尻から逃げようと暴れたため着物がすれて、乳首を刺激したのだろう。それに気がついた豚尻は底意地の悪い笑みを浮べてその硬さを帯びはじめた乳首を指先で弾く。刺激を受けて感度が高まってきていた乳首を指先でさらに刺激された美由紀は全身を駆け抜ける衝撃に悲鳴を上げる。
「いいなぁ、この初々しい反応・・・」
「やめてください、触らないで・・・」
「何言っているの?少し揉んだだけでこんなに乳首を硬くしているくせに!」
 美由紀の反応に笑みを浮べた豚尻はおもむろに美由紀の胸の手を伸ばしてくる。そしてその太い指で美由紀の胸を脚掴みにすると、その柔らかさを確かめるように揉みまわして来る。その不快な感覚に美由紀は悲鳴を上げて暴れるが、美由紀の体の変化に気がついていた豚尻はさらに硬さを帯びた美由紀の乳首を指だ思い切り摘んでくる。
「い、痛い!!」
 感度の高い乳首をつままれた美由紀は痛みに眉を顰める。目じりにはうっすらと涙まで溜めている。そんな美由紀を無視して豚尻は指先で強弱をつけながら乳首を弄ぶ。指先で転がし、摘み、引っ張る。ビリビリと痺れるような感覚が美由紀の脳に走り、その度に美由紀は体を震わせる。
「少し、虐めすぎちゃったかな?痛かった?」
 乳首から指を放すと、豚尻は平然とした顔をしながら美由紀を心配するような口調で話し掛けてくる。そして一呼吸置くと、今度は乳首をべろりと舐め上げてくる。口の中を貪ったざらりとした生暖かい感触に胸を舐めあげられ、美由紀は悲鳴を上げて全身を震わせる。ブルブルと、悪寒に震える美由紀の反応を楽しむように豚尻は何度も何度も硬くしこった美由紀の乳首を舐め上げる。生暖かくおぞましい感触に何度も舐め上げられた美由紀はその度に悲鳴を上げ、激しく被りを振る。舐めあげるたびに乳首は唾液で濡れ,テラテラと輝いている。
「や、やめてください・・・おねがい・・・」
「んんつ?舐めるのはダメ?それじゃあ・・・」
「きゃあぁぁぁっっっっ!!」
 美由紀が涙ながらに訴えかけると、豚尻は不満そうな顔をして口を放す。おぞましい感触が感じられなくなり、美由紀はホッと胸をなでおろす。その次の瞬間、豚尻は赤くしこった美由紀の乳首に吸い付いてくる。指で胸全体を揉みあげながら勢いよく、乳首を吸い上げる。ちゅうちゅうと勢いよく吸い上げられた美由紀はまた悲鳴を上げる。
「んんっ、ちゅばっ、ちゅぅぅっっ!」
「ひはっ!や。やめてください!ひああああぁっっ!」
「こっちのちくびも、んちゅぅぅっっ!」
 ビリビリと痺れるような感覚が全身を駆け巡り、その感覚に慣れていない美由紀は激しく被りを負って豚尻に訴えかける。しかし豚尻はその言葉を無視して、美由紀の乳首を思う存分吸い上げる。美由紀の胸にキスマークが残るほど強く吸い上げ、吸い上げながら舌先でコロコロと乳首を転がして遊ぶ。時には歯先で噛んだりもする。その強弱をつけた攻めに美由紀の体に大きな変化が表われはじめる。吐き出す息が荒くなり、両脚をもじもじとしたりし始める。明らかに美由紀の性感が芽生え始めたと察した豚尻は、指先で美由紀の体を撫で回してゆく。ゆっくりと美由紀の体を刺激しながらその指先は下へ下へとむかってっゆく。そして太股を伝って下へと向かった指先はゆっくりと上に向かい、内腿を伝って着物の合わせ目の間から侵入して行く。ようやく豚尻がどこを狙っているかに気が付いた美由紀が両足に力を込めるが、遅すぎた。
「下もちゃんとつけていないんだね?」
「あっ!あっ!だめ、だめです!」
 豚尻の指先はするりと美由紀の腿の付け根まで滑り込んでくる。そして下腹部に触れると美由紀の下半身を隠す余計な布地がないことを確認し、ニタリと笑う。美由紀は青い顔をして首を横に振るが、豚尻は気に止めた様子もなく、指先をまたの間に滑り込ませてゆく。ざらりとした陰毛に隠れたそこはすでに潤いを帯び始めていた。それを指先で確認した豚尻は再度ニタリと笑い、指先で割れ目に沿って擦りあげはじめる。あふれ出した蜜が指先に絡まり、クチュクチュとイヤらしい音を奏でる。そのいやらしい水音は徐々に大きくなり、豚尻の指先を濡らして行く。
「本当に美由紀ちゃんはエッチな体をしているなぁ」
「そ、そんなことありません!」
「うそうそ!こんなに濡らしているくせに!」
「ひんっっ!」
 膣口からあふれ出した蜜は豚尻の指を伝って滴り落ちてくる。その蜜をすくい上げながら豚尻は言葉で美由紀を辱める。その言葉を美由紀は必死になって否定する。しかし事実、美由紀の穴から滴り落ちる蜜は豚尻の指を濡らし、あふれ出した蜜はお尻の穴の方まで濡らし始めていた。その事実を教え込むように豚尻は指先で美由紀の膣壁を軽く擦りあげる。強烈な快感が全身を貫き,美由紀は悲鳴をあげて体を強張らせる。そんな美由紀の反応を楽しみながら豚尻はゆっくりと奥へ、奥へと指を進ませてゆく。強烈な締め付けが豚尻の指の侵入を拒むが、じりじりと奥へと進んでゆく。
「「ひぐっ!あああっっ!」
「んんっ?美由紀ちゃんはここが弱いのかな?」
「だ、ダメです!そんなところ・・・だめぇぇっっ!」
 ある箇所を指先が擦ると、美由紀の体が一際大きく震え上がる。その反応に豚尻はそこが美由紀の弱い箇所であるとあたりをつけ、そこを重点的に攻めてゆく。一度触れられただけで全身が痺れるような感覚が駆け抜けた美由紀は必死に否定するが、豚尻は辞めようとはしない。指先でかき出すように膣壁を擦りあげてくる。
「ひぃぃっっ!だめ、だめですっ!」
「ぶひひひっ!大当たりみたいだね!」
「ひぐっっ!」
 クチュクチュといやらしい水音を立てながら感度の高い箇所を擦りあげられた美由紀は悲鳴を上げてよがる。好奇心から自分で試した行為など比にならない快感であった。それに溺れることを恐れるかのように美由紀は悲鳴を上げて、その指から逃れようと腰をくねらせる。そんな美由紀の反応を豚尻は愉悦の笑みを浮べながら見下ろしていた。もちろん美由紀がどんなに嫌がり、逃れようとしていても関係はない。美由紀のGスポットを探り当てた指先はそこを徹底的に擦り上げ、美由紀を快楽の渦に取り込んでゆく。あふれ出した蜜はお尻を伝って着物にまで垂れ、染みを作ってゆく。
「だめ、やめてください!やめて・・・」
「ぶひひっ、中がヒクヒク戦慄いてきた。これでここをこうしたら!」
「ひぐあああああぁぁぁっっ!」
 美由紀は激しく被りを降りながら泣いて許しを請う。そんな美由紀を無視して豚尻はさらに激しく美由紀の膣内をかき回す。腰が浮かび上がり、指が収まった膣内がヒクヒクと締め付けがきつくなる。そこから美由紀の限界が近いと察した豚尻は美由紀を絶頂へと導くべく、今度は硬くし凝ったクリトリスに指を伸ばす。皮を剥いてむき出しになったお豆を指先でコロコロと転がして刺激する。感じる場所をかき回されるのと同じくらいの刺激が美由紀の脳を焼く。その刺激に美由紀は全身を激しく痙攣させ、悲鳴を上げて絶叫する。同時に膣内が激しく収縮し、指を締め付けてくる。
「ひっく、ひっく、うううっ・・・」
 見ず知らずの男の目の前で絶頂に達してしまったことに美由紀は嗚咽を漏らす。恥ずかしくて、恥ずかしくてたまらない。そんな気持ちでいっぱいだった。顔を覆い隠してむせび泣く美由紀の姿に豚尻は罪悪感を感じる、ことはなかった。むしろ嬉々として美由紀に襲い掛かってくる。
「派手にイったね、美由紀ちゃん?俺の手がビショビショだよ」
 絶頂とともに噴出した愛液に濡れた手を美由紀に見せつけながら、豚尻はそれをべろりと舐め取る。相手の羞恥心をさらに掻き立てるような行為に美由紀はさらに顔を真っ赤にしてむせび泣く。豚尻は手を休めずにさらに美由紀を攻め立てる。無防備になった両足首を鷲掴みにすると、そのまま大きく左右に割り開き、まんぐり返しの格好をさせる。またの向こう側に涙目の美由紀の顔が覗く。そしてその中間では同じく涙ぐんだ美由紀のヴァギナが曝されていた。
「さてと、美由紀ちゃんのおまんこのお味は・・・っと」
「ひぃっっ!やめてください!やめてっっ!」
 悲鳴を上げて嫌がる美由紀だったが、豚尻はガッチリと彼女の腰を押さえ込んで逃がさない。そして美由紀に見せ付けるようにヴァギナの匂いを二度三度嗅ぐと音を立ててそこをしゃぶり始める。ジュルジュルとわざと大きな音を立ててあふれ出す蜜を啜り上げ、膣口から中に舌を差し込み、中を嘗め回してくる。吸い上げられる感覚と、膣内を生暖かいものがかき回す感覚、二つの感覚が同時に襲い掛かって来て美由紀は悲鳴を上げる。その美由紀をさらにいたぶるかのように豚尻は片手の指でクリトリスを摘み上げると、そこを刺激してくる。味わったことのないような快感が美由紀の体を駆け抜けてゆく。
「ひぁぁぁぁっっ!だめ、やめてください!」
 強烈な快感に翻弄され美由紀はボロボロと涙をこぼしてよがる。自分の体が自分のものとは思えないほどであった。自分の体がそんな風に変わって行くのが怖くて、怖くてたまらなかった。そして徐々に迫ってくる二度目の絶頂が自分を本当に代えてしまいそうで怖かった。だからそれに必死に抗おうとする。するとスッと豚尻が自分から離れる。
「えっ?」
 何も言わずに自分の股から顔を放す豚尻に美由紀は一瞬分からないといった表情をする。豚尻が自分の懇願を聞き入れてくれた、そう思えた。しかし美由紀のヴァギナから顔を放した豚尻は辞めるつもりなどさらさらなかった。理由は自分のほうの我慢の限界が来ていたからだった。顔を放すとゴソゴソと前を弄り、硬く勃起した肉棒を取り出す。二度三度しごいて元気状態を確かめると、今度は腰をあげて美由紀のヴァギナに熱くたぎったものを擦りつけてくる。血管を浮かび上がらせて欲情しきった肉棒をヴァギナにこすり付けられ、それを目の当たりにした美由紀は一気に青ざめる。
「何をするのか理解できたみたいだね?相当耳年増、なのかな?美由紀ちゃんは?」
「そ、そんなこと・・・」
「そういういけない子にはお仕置き・・・だ!」
「ひぎぃぃぃっっ!」
 美由紀の反応に豚尻は言葉で彼女を辱める。豚尻の言葉に顔を真っ赤に染めたのを見た豚尻は腰の位置をずらし、肉棒を一気に美由紀の膣口から奥へと押し込む。ギチギチとした抵抗感を楽しみながら豚尻はグイグイと腰を押し進める。一方異物の侵入に慣れていない膣道を無理矢理押し開かれた美由紀は目を大きく見開いて絶叫する。
「はがっ!ああっ、やめ・・・」
「ここまで入れてやめるオスなんて一匹もいない、よ!」
「ひぐっ!痛い、痛い!」
 ミチミチと押しりろげられる激痛に美由紀は激しく頭を振ってやめてくれるように懇願する。しかし豚尻は美由紀をガッチリと抱きしめ、逃がさない。そして腰を突き上げて肉棒を奥へ奥へと突き入れて行く。無理矢理膣道を押し広げられる激痛に耐え切れず、美由紀は全身を震わせて涙声をあげる。そのうち豚尻の肉棒の先端が一際硬い部分に行き着く。そこを確かめた豚尻はニタリと笑い、美由紀は青ざめる。
「やめて、そこだけはやめてください!」
 豚尻がじらすように腰を押し付けると、美由紀は大粒の涙をこぼして懇願してくる。そこを捧げる相手はすでに決まっている、だからそこだけは大切に守り通したいという美由紀の心からの願いであった。その願いは豚尻にも分かっていた。分かっていたからこそ、その男に譲る気などさらさらなかった。
「それは聞けないそぅだんだね!」
「!!!!いやぁぁぁっっっ!」
 豚尻は美由紀にそう囁きかけると、容赦なく腰を押し進める。武つんとゴムが引き千切れるような感触とともに肉棒がずるりと最奥にまで滑り込む。処女膜を破られた、その実感が激痛とともに押し寄せてきた美由紀は喉が潰れるほどの絶叫をあげる。ギチギチと締め付ける膣道の感触に豚尻は愉悦の笑みを浮べる。
「やっぱり処女は最高だな!この戦慄くような収縮感はやめられないぜ!」
 豚尻はこれまでに味わってきた感触を思い起こしながら嬉しそうに腰を振りはじめる。傷ついた膣道からは出血をし、結合部分から蜜と交じり合ってあふれ出してきていた。傷つき痛みに震える美由紀を他所に豚尻は自分の欲望の赴くままに腰を振る。カリは傷口を抉り、更なる激痛を美由紀に味合わせる。その痛みは美由紀に自分の処女が奪われたことを実感させ、絶望の淵に追いやるには充分すぎるほどの痛みであった。
「美由紀ちゃん、痛い?痛いよね?でもすぐに気持ちよくなるから!」
「いやぁっ!抜いて、抜いてください!痛い、痛いんです!」
「できないって言っているだろう?これから何回も味わうものなんだから慣れてもらわないと!」
 嫌がる美由紀をげらげらと笑い飛ばしながら豚尻はさらに腰を振る。傷つき、痛めつけられた膣道は自分の中を欲望のままに犯す肉棒を押し返そうと収縮し、それがさらに豚尻を喜ばせる。喜んだ豚尻はさらに腰を加速させる。痛みだけ訴えかけていた美由紀だったが、徐々にその表情に違うものが混じり始めてきたことを豚尻は見逃さなかった。そこを重点的に攻めながら豚尻は勢いよく肉棒を一番奥まで押し込む。すると先端が一番奥の美由紀の子宮の入り口にぶつかる。その瞬間一際大きく美由紀に変化が見られる。肉棒の先端が美由紀の子宮の入り口にぶつかるたびに美由紀の体が一際大きな反応を示す。そこを攻め立てると美由紀の膣は激しく収縮し、豚尻の肉棒を締め上げる。その締め付けに耐え切れなくなってきた豚尻はガシガシと一番奥を突いて終わりに向かって加速してゆく。
「ううっ、もう我慢できねえ!このまま出す!」
「!いやぁっ!それだけは、それだけは!」
「出す!子宮を俺の子種でいっぱいにする!」
 我慢の限界に向かって加速する豚尻は膣内射精を断言する。その言葉を聞いた美由紀は真っ白になって激しく頭を振る。しかし豚尻の決意は揺るぐことなく、その動きは終わりに向かって突き進む。その絶望から逃げようとする美由紀の体も終わりに向かって突き進んでいた。体の芯からこみ上げる熱さは脳を焦がし、絶頂へと誘ってゆく。そして豚尻の肉棒の先端が子宮口から中にもぐりこんだ瞬間、弾け飛ぶ。
「ふあぁぁぁぁぁっっっ!!」
「ぐほぉぉっっ!」
 絶頂に達した美由紀の膣は一際激しく収縮し、豚尻の肉棒を絞り上げる。それに耐え切れなくなった豚尻はそのまま美由紀の子宮目掛けておのれの欲望を解き放つ。溜め込んだ精液が美由紀の子宮を汚す。射精はなかなか終わらず、美由紀の子宮をあっという間に満たしてしまう。それでも止まらない射精を満たすべく豚尻は肉棒を素早く美由紀の膣から引き抜き、アクメ顔で呆然としている美由紀の顔に目掛けて再度射精する。熱い迸りは何度も美由紀の顔に降り注ぎ、ドロリとした粘液が美由紀の眼鏡を白く染め上げる。ザーメンにまみれた美由紀の顔を見た豚尻は再度こみ上げてきた射精感を堪えようともしないで、もう一度美由紀に熱いザーメンを迸らせる。勢いよく迸った肉汁は美由紀の顔をさらに汚してゆく。前神を、頬を、眼鏡を白く染め上げられながら、美由紀は苦しそうに呻くことしかできなかった。
「ふうっ、満足、満足」
 ようやく射精を終えた豚尻は服を着ながら美由紀を見下ろす。肌蹴た着物を引き寄せて穢れた肌を隠しながらザーメンまみれの顔を涙で濡らす美由紀の姿はさらなる欲望をこみ上げさせるものであった。その欲望を必死に堪えると、美由紀に脅しを掛けて茶室をあとにする。込み上げてきた欲望を次の獲物に解き放つことを思い浮かべながら、豚尻はその場を立ち去る。
「これで半分・・・」
 欲望の赴くままに続けた旅もようやく半分を超えた。その充実感と、さらなる欲望を感じながら豚尻は新たなる獲物の元へ赴くのだった。己の性欲と欲望のままに・・・


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