CHAPTER 06 刻印
早川もえみはホテルのベッドに倒れ込んでいた。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・。」
息が上がっている。
身体も完全に脱力をし、力を入れることが出来ない。
貫大高等学校の可愛らしい制服姿のまま、しかし下半身は、スカートがまくれあがり、グショグショに濡れたショーツが見えたままのあられもない恰好であった。脚も軽く開いたままで、乱れたショーツの隙間からは彼女の大事な女性がのぞいている。そしてその女性はひくひくと蠢き、その中からは滾々と大量の愛液が流れ出ていた。
もえみは股間から広がる快楽の余韻に、まだ浸っていた。
(・・・・私・・・私・・・・どうなってしまったの・・・・。)
もえみには自分に何が起こっているのかわからない。
性的に「いく」という体験を初めてしたのである。それが「いく」という感覚はであることを彼女は知らない。おしっこを漏らしてしまったような感覚がもえみの中にはあった。
「どうだ?いったのも“初めて”か?」
山田が問う。
「はあ・・・はあ・・・はあ・・・。」
息が完全に上がっていて、もえみには返事をする気力もない。
(いく・・・?・・・・これが“いく”ってことなの・・・・?)
それは、もえみにとり激し過ぎる刺激だった。
そして今は、身体が完全に脱力し、動かすことも、いや、しゃべることさえ億劫であった。
股間がどんどん溶ける様な感覚があり、愛液も止まる様子もなく流れ出ていることがわかった。それは、とても気持ちの良い感覚であった。
(・・・私・・・・“いって”・・・・しまったの・・・?)
快感の中を漂いながらもえみは働かない頭で必死に考える。
「しかし、この前まで処女だったくせに、こんなに乱れるとはなァ。ホントにお前は淫乱だよ。」
山田がまた“淫乱”と、もえみを貶める。
(そうなの・・・?・・・私・・・・淫乱なの・・・・・。やだ・・・そんなの・・・。でも、好きでもない人に触られて・・・・こんな嫌な人に触られて・・・気持ち良く感じてしまうなんて・・・・・・。)
涙がまた出てきた。
「・・・違う・・・・・違うの・・・・。」
もえみは、山田の言葉を否定しきれない身体の感覚を持ちながらも、それでも、その事実を否定したかった。
「何言ってんだァ!こんなに濡らして感じていながら!!」
山田はもえみのスカートの中に手を突っ込み、再び指を彼女の女性の中に侵入させる。
「・・・・あっ!・・・はあ!!」
もえみは、思わず悶えるような声を出してしまう。
激しい電流が、もえみの身体を駆け巡る。
「どうだ・・・?気持ちいいのかァ?」
山田が再び彼女の女性の中を掻き回す。
クチャクチャと、音が鳴る。
「あっ・・・!・・・はう!・・・・いやっ・・・・もうお願い、そこを・・・そんなに苛めないで・・・・ああ!!」
もえみは、先程の行為で疲れ切っており、山田の手に対し抵抗する術を持たなかった。
ただただ、股間から感じてくる快美な電流に身を任すだけであった。
山田はしばらくもえみの中を掻き回した後、指を引き抜く。その指にはもえみの愛液がたっぷりついている。そして、その手をもえみの顔の前に持ってくる。
「見ろよ、お前が出している液体を!」
もえみは恥ずかしさで、顔が紅潮する。そしてそれを正視出来ないのか、顔を背ける。
「こんなに濡れていて、淫乱でないと言うつもりか?」
そう言いつつ山田はその指をもえみの口の中に入れ込む。
「・・・・あっ・・・・やっ・・・!!」
もえみが軽い悲鳴を上げる。
「どうした?!味わってみろよ?お前のいやらしい液体を!!」
もえみは泣く泣く山田の指を舐める。
指についた臭気の強い粘液の存在に羞恥心が強まる。頬が更に紅潮する。
(・・・私・・・淫乱なの・・・?・・・こんな・・・こんな嫌いな人に弄られて・・・感じるなんて・・・・・・。)
山田は羞恥心で真っ赤になったもえみの顔に満足しながら、思う。
(こいつはホント上玉だぜ。顔やスタイルだけじゃねェ。身体も一級品だぜ!!)
そして、こんな美少女を自由にできる幸運に感謝する。
(そろそろ、いただくぜ・・・!)
先程のもえみの乱れ様を見て、山田の男性はもうはちきれそうであった。
山田は指をもえみの口から取り出す。
もえみの顔はボーっとしている。心ここにあらずという感じである。
可憐な制服姿が新鮮にうつる。その制服と、乱れた下半身でヒクヒクと蠢く女陰とのアンバランスさが山田を興奮させる。
(裸もいいが、このまま犯すのもいいな。わざわざ制服で来させたんだし・・・。)
山田はもえみのグショグショに濡れているショーツを脱がす。
愛液を垂れ流す女性自身がとても鮮烈である。
先日まで処女であっただけに、その中はまだ綺麗なサーモンピンクの色をしている。
(ふっ、変わらず美味そうだぜ・・・!)
山田ははいているズボンをおろし、隆々といきり立つ己の男性を開放してやる。そしてもえみの太ももを抱え、その女性に自分のモノをあてる。
その感触に、もえみは戦慄する。
「・・・・お願い・・・もう・・もう、やめて下さい・・・・。」
身体に力の入らないもえみは、か細く、しかし切実に山田に懇願する。
「こんなに濡らしておきながら、その台詞はないだろう!」
山田がせせら笑う。
「でも・・・制服のままは・・・制服で・・・するのは・・・いや・・・。」
もえみは制服姿で汚されるのは嫌だった。
制服を着るたびに山田とのことを思い出してしまうようになりそうだったから。
「何言ってんだ!そのために制服で来させたんだからな!」
山田は、そう言いつつ、一気に奥まで挿入をする。
「あう!!・・・・はああああ!!」
もえみがその感触に耐えかねて、声をあげる。
しかしそこに痛みを訴える悲鳴は含まれていなかった。
(いいぜ、やはりこいつの中は最高だぜ。)
山田はもえみの中を堪能しながら、ゆっくりと腰を使い始める
「はあ!・・・いや!!お願い・・・抜いて・・・抜いてください・・・あ!あああ!!」
もえみは山田のモノを身体の奥に感じる。
それはもえみにとって嫌悪するモノのはずであった。
なのに・・・。
「ああ!・・・いや!・・・嫌なの!・・・・抜いて、抜いてくださいいいいいいいい!!ああ・・だめえええ!!」
もえみは一生懸命身体の奥底から湧き上がってくる感覚に耐えながら、山田に懇願する。
「何言ってやがる。本当は気持ちいいんだろ!」
山田はもえみの中を楽しみながら、言う。
「!!」
もえみはその山田の言葉にショックを受ける。
山田は腰の動きを少し強くする。
「あ!・・・はう!!」
もえみの身体の中を電流が駆け回る。
(・・・い・・いや!この感じ!・・・何なの?・・・私・・・感じてる!!・・・嫌なのに・・・こんなに嫌なのに・・・!!)
もえみは自分の身体の反応に心が乱れる。
(なんで・・・・なんで・・・!?)
そんなもえみの逡巡につけこむように山田は腰を激しく使い始める。
「ああ!・・・やああ!!だめえええええ!!」
もえみは身体の奥底から再び何かが立ち昇ってくるような感覚を感じていた。
先程感じた“いく”という感覚に似たものであった。
(だめ!・・・私・・・また・・・いっちゃう・・・?!)
山田はもえみの身体を自分のモノを中心にして、くるっと反転させる。
正常位から後背位に持っていく。
山田がグイッともえみの奥まで自分のモノを突き刺す。
「ひゃああああああ!!」
もえみが悲鳴を上げる。
体位が変わったことで、山田のモノが更に奥まで入り込む。
「・・・だ・・・だめええ!!そんな奥まで・・・!!」
そんなもえみの懇願を無視して、山田は腰を使う。
「ひいいいいいいい!!」
もえみの中で生まれた快楽はどんどん膨れ上がり、何かが身体の中を登ってきていた。
(いいぜ、この感じ!本当に最高だぜ!!)
山田はキュッキュッと締めつけてくるもえみの中を楽しみながら我慢が出来なくなってきていた。
腰の動きが早くなっていく。
「また、中に出してやろうか?」
腰の動きを早めながら、山田が囁く。
「・・・・いや!・・・・いやいやいやああ!!」
激しく首を振り、涙を振りまきながらもえみが叫ぶ。
もえみは快楽の波に飲まれつつも、中出しは否定する。
「そうか、じゃあ、その可愛い制服にぶっかけてやる!」
「!」
もえみはその言葉にショックを受ける。
中に出されることも嫌であったが、制服にかけられることも嫌だった。
自分の大切なものがまた一つ汚される感じがあった。
「いくぜ!」
山田の腰の動きがフィニッシュに向け激しくなる。
もえみの一番奥を山田のモノが激しく突く。
「はああああ!だめえええ!やめ!!やめてえええええ!!」
もえみはもう何が何だか分からなくなってきていた。
激しい刺激に耐えるだけで精一杯であった。頭の中が真っ白になっていく。
「だめえええええ!!」
山田のストロークがもえみの子宮の入り口を突いた瞬間、もえみは絶叫する。
もえみのそこが激しく痙攣し、収縮する。
「う!」
山田は激しく締めつけるもえみの中で出しそうになるのをこらえ、己の男性を引き抜く。
「ひゃああああああ!!」
悲鳴を上げつつ、もえみはベッドの上にうつ伏せに倒れ込む。
そのもえみの尻に、背中に山田は精を放つ。
貫大高校の可愛らしい制服のスカートに、背中に、白い液体が大量に注がれる。
「い・・・・いや・・・・。」
もえみは自分の制服が汚されていくのを朦朧とした意識の中で感じる。
「へへへ・・・まだ出るぜ・・・。」
山田は制服姿のもえみの痴態に興奮してか、再度精を放つ。
「やだあああ・・・・こんなの・・・・・。酷い・・・・。」
山田はゆっくりと、もえみから身体を離す。
「・・・う・・・うううううううう・・・。」
もえみはうつ伏せに倒れたまま泣いていた。
もえみの制服はスカートからセーラーの襟まで、山田の放った白濁液で汚れていた。
少女にとって、服を汚されたことも、身体を汚されたことと同様にショックであった。
しかも毎日着なければならない、お気に入りの制服である。
今後この制服に袖を通す度に、今日のこの屈辱的な日を思い出しそうで、怖かった。
「へへへ。中出しもいいが、こうして俺のものでデコレートされた制服姿もいいぜ。」
山田の言葉がもえみに追い打ちをかける。
「・・・酷い・・・酷すぎる・・・。・・・・うっ・・・ううううう。」
もえみはそのまま嗚咽する。
山田はズボンをはくと先程放り投げたもえみのショーツを拾う。
「それから、こいつな。俺がもらっていくから、お前はそのまま帰れよ。ストッキングなんかはいてここに来た罰だ。」
といい、もえみのショーツを自分のズボンのポケットに入れる。
「え!!」
もえみは振り返り山田の顔を見る。
山田はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべている。
「い・・・いや!!・・・返して!!」
もえみはベッドから飛び起きて、山田に手を伸ばす。
「おっと。」
山田は体をそらす。と、今までの自慰とセックスで疲労しているもえみの身体はバランスを崩し、その場に倒れ込んでしまう。
「途中で買って行こうなんて考えるなよ。」
もえみが涙顔で山田のことをふり仰ぐ。
「逆らったら、どうなるか・・・。わかっているよな。」
ニヤニヤ笑いながら、山田は言う。
「それから、お前の電話番号を教えてから帰れな。今後呼び出すのに、手紙なんて、かったるいものを使うのも面倒くさいしな。」
「・・・え・・・。」
もえみは、この男からもう逃れられないことを感じる。
「確かお前。自分の部屋に電話引いているんだろ?ちゃんとわかってんだからな!」
「う・・・ううううううううう。」
もえみはその場で泣き崩れる。
「学校も休むなよ。その俺のもので汚れた制服を毎日着て、毎日俺の味を思い出すんだ。へ!へへへへへ!!」
山田はもえみに自分のモノをしっかり刻印したことを、もえみに再認識させるかのように告げる。
山田はもえみの電話番号を聞き出すと、泣き続けるもえみを残しホテルの部屋を出て行った。
もえみは山田が出ていくと、制服を脱いだ。
そのスカートと上着を見る。
スカートにもセーラー服の襟にも、汚い山田の精液によりシミが出来ていた。
「酷い・・・・これ着て帰らなきゃいけないのに・・・・。」
もえみはバスルームからタオルを取り、お湯でそれを濡らし、シミ抜きをしようとする。が、制服はゴワゴワしたままで、シミはとれない。
もえみは、自分が山田から逃げられない様に刻印を押されてしまったように感じていた。
再び涙が溢れてくる。
続く
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