CHAPTER 05  新学期



嵐の日から数日が経った。

今日から新学期、2学期が始まる。

早川もえみは制服に身を包み、自室の姿見の鏡の前に立っていた。

もえみの通う私立貫大高等学校の制服のスカートはかなり短めである。制服のスカートからもえみの形の良い素足が伸びている。

もえみはその自分の脚を見ているだけで、心臓がドクドクッと高鳴ってきた。

山田の顔が思い出される。ガサツな手でもえみの脚を掴み、思いっきり開脚させられる。

(嫌!!!)

もえみはその場に座り込んでしまう。

山田がもえみのショーツを奪う。そしてニタニタ笑いながら自分の男のモノをもえみの股間に打ち込もうとする。

(いやあああ!!!)

もえみはその妄想を振り払おうとする。

「はあ、はあ、はあ・・・・。」

いつもそうなのである。スカートのように下半身の肌が露出するような洋服を着ようとすると、いつもあの時のことを思い出させられる。

もえみはあの時の恐怖から、少し立ち直ってきてはいた。

でも、肌を露出させることにひどく恐怖を感じる。

ズボンをほとんどはかなかったもえみは、逆に今ズボンしかはけない。肌を見せることがとても怖いのである。

未だ夏の暑い時期なのに、もえみは長ズボンしかはけない。この数日、少し気も落ち着いてきたので、母に伴って買い物等にも出かけた。親た ちは、あの日のことを何も知らない。心配をかけさせたくなかった。本来なら警察や病院に行くべきなのだろうが、それもしなかった。もえみはあの日を思い出すだけで恐怖が甦り、体が震えたからだ。とても警察や病院に行って話をすることなど出来なかった。

でも、家に閉じこもってばかりだと、嫌なことばかりを思い出したりするし、親も何かあったのではと心配する。だから、もえみは無理にでも明るく笑い、親と買い物に出かけたりもした。

ただ、街を歩いていると、男の人たちが自分を見る視線が怖かった。本当は誰もそんなに意識してもえみを見ているわけではない。でも、もえみには自分に注がれるどの視線も自分を視姦しているように感じられた。

もえみは箪笥の奥からストッキングを出す。

ストッキングを履いていたら、スカートでもなんとか行けそうな気がしていた。













街中をスカートで歩く。久しぶりの経験であった。

でも、ストッキングを履いていても、男の人の視線がもえみは怖かった。

だんだん気分が悪くなりそうだった。

(だめ・・・ここで負けちゃ・・・。みんなにあの日のことがばれちゃう・・・。)

それはもえみが恐れている最も怖い恐怖だった。

一歩一歩、踏みしめながら学校へたどり着く。

学校へ来るだけで、大変な労力がかかった。心臓がバクバク音を立てている。

とりあえず、教室まで行き席に座りたかった。

途中で声をかけてくるクラスメートに、表面的には明るく挨拶を返した。とにかくもえみは座りたかった。

新舞貴志とは、あの嵐の日の後も何度か会っている。それだけがもえみにとっての救いだった。

もえみを助けてくれた新舞。もう、彼しか頼れる人はいなかった。

あの男たちに犯されてしまった事実はもう消せない。でもそれを知っていても、私につき合ってくれる新舞の存在。

新舞の為にも、早く立ち直らなければならないと、もえみは思っていた。













一方の弄内洋太。

同居している天野あいが、声をかけても、洋太は部屋から出て来ない。

嵐の日からずっとである。

「ヨータ!学校いかねーのか!」

あいは洋太に声をかけても、ヨータは起きて来ない。

「ヨータ!!」

あいは洋太の部屋に行く。

「おい、学校どーすんだよ?」

「ゴメン・・・もう一寸で答えが出そうな気がするんだ・・・。」

洋太はそう言ったまま、ベッドから動かない。

あいはとりあえず、そのまま洋太を置いて学校に行くしかなかった。

「もォ!留年したって知らねェからな!!」













「早川さん!」

「あっ!!はい!!」

休み時間にクラスメートの男子から声をかけられる。

物思いにふけっていたもえみはびっくりして、大きな声をあげてしまう。

「な・・・なんでしょう?」

もえみは大声を出してしまったことを恥じ入りながらその男子生徒に返事をする。

「あ・・・あの・・・。これを渡してほしいって・・・。頼まれていたので・・・。新舞くんから・・・。」

最後の方は小声だった。

その男子生徒は、もえみのような美少女と話をしたことのないのか、恥ずかしそうにそれだけ言うと、封筒をもえみに渡してそのまま逃げるように去っていく。

(新舞くんから?!)

そういえば、今日は新舞を見かけていない、と、もえみは思う。どうしたのかなっと、心配していたところだった。彼がいないと、もえみ自身学校にいることが辛くなりそうで、ずっと彼の姿を探していた。

(今日は、学校に来てないのかな・・・。)

でも、それにしても手紙なんて何故?と訝りながら、もえみは封筒を開ける。

中には手紙と一枚の写真が入っていた。

「!!!」

写真を見たもえみは、激しいショックを受ける。そのまま写真を封筒に戻し、立ち上がり、トイレに駆け込む。

個室に入った上で、もう一度封筒の中から、写真を取り出す。

そこには全裸でM字開脚したもえみの姿が写っていた。

放心した表情の顔も、裸にされた胸も、そして、そしてもえみの一番大事な部分もしっかり写っている。しかももえみのそこは、真白い精液と真っ赤な破瓜の血液で汚れていた。

「!!」

もえみの顔が引きつる。身体がガタガタ震えてくる。

(あ・・・あの時の写真!!!)

もえみはすっかり失念していた。あの時、あの男たちはカメラを持っていたことを。そして、もえみの恥ずかしい姿を何枚も写真に写していたことを。

「俺たち優しいから、バラまいたりはしねェぜ。ただ、俺たちの言うことを聞いてくれればだがな!」

あの時の男の言葉が思い出される。

(来るの・・・。また、あの男の人たちが来るの・・・!!)

もえみは恐怖でその場に座り込んでしまう。身体の震えが、止まらない。

(助けて・・・助けて・・・新舞くん!!)

もえみはそこから動けなくなっていた。













放課後、もえみは電車に乗り、都心部に出た。そして、あるビジネス・ホテルの前に着く。

(・・・ここ・・・ここなの・・・?)

もえみは震える身体を抑えつつ、ホテルの中に入って行く。

学校でもらった手紙は山田からだった。

学校が終わったら、このホテルに、制服のまま来いというのが手紙の内容だった。

その手紙には「わかっているよな。」という意味で、写真が一枚入れられていたのだ。

もえみはその手紙に逆らう術を知らなかった。

頼りの新舞貴志も今日は学校に来ておらず、相談も出来なかった。いや、仮に来ていたとしても、もえみが相談する勇気をもてたかはわからない。

もえみはエレベーターに乗り、指定された部屋まで行った。

チャイムを鳴らすと、中からにやけた顔の山田が出てきた。

「よく、来たな!」

もえみはその顔を見た瞬間、あの日の恐怖が激しく甦ってくる。心臓はますます高鳴り、脚はガクガクと震える。

「入れ!」

でも、もえみは山田の言葉には逆らえない。部屋に入るしかなかった。

身体の震えはますます強くなる。

部屋に入るともえみはベッドの前に立たされた。

山田はそんなもえみをじっくり視姦していく。その粘っこい目付きにもえみは顔をそむける。

「おい!」

山田がもえみに声をかける。

もえみはビクッと震える。

「お前この暑いのに、ストッキングなんか履いているのか?」

山田のいやらしい視線がもえみの脚につきささる。

「そんなもの、誰が履いて来ていいと言った?あええ!?」

山田が絡んでくる。

もえみの震えが激しくなる。

「そんな恰好、俺は許さねえぞぉぉ!」

山田がもえみの下半身に襲いかかる。

「きゃあ!いやあああああ!!」

もえみの身体がベッドにひっくり返る。そのまま、足が宙に浮く。山田はもえみのスカートの中に手を入れ、引き裂くかのように黒いストッキングを引っ張る。



ピイイイイイィィィィィィィ!!!



ストッキングが裂けていく。

もえみは、ストッキングだけでなく自分の身体まで裂けていくかのような錯覚が起こる。

「いやああああ!!やめてぇぇぇぇぇぇ・・・・・・!!」

山田はストッキングを裂きながら、嗜虐的な笑みを浮かべる。

そして、もえみから剥ぎ取ったストッキングを彼女の目の前で、更に引き裂いていく。



ピイイイイイィィィィィィィ!



その音がもえみの心を掻き乱す。

「やめて!やめてやめて!!もうやめてええええええ!!」

もえみは耳をふさぎながら泣き叫ぶ。

「今度、こんなふざけた格好で来たら、承知しねえぞォ!」

山田は切れ切れになったストッキングを捨てながら、もえみに言う。

もえみは恐怖心に支配されていた。

ただただ山田が怖くて、泣きながら何度もコクッコクッと頷くしかなかった。

「俺の言うことは何でも聞くな?!」

山田がもえみに問う。

もえみはこちらもコクッコクッと頷く。

恐怖がもえみの身体を支配していた。

「なら、言うことを聞いてもらおうか!」

山田はもえみに近づき、彼女の顎をしゃくる。

「ひい!」

もえみの目の前に山田の顔が迫る。

(や・・・やだ・・・!!)

思わず、もえみは顔をそむけてしまう。

「このやろぉ!いうことを聞くんじゃなかったのか!?」

山田は、もえみの顎を握っている手に力を入れ、自分の方を向かせる。

「ひ!ん!!んんんんんんんんんんんんん・・・・・・!!!」

もえみは唇をいきなり山田の唇によって塞がられる。

(え・・・!?やだあああ!!私の唇に・・・!!)

山田の唇がもえみの唇を吸い出す。

頭が真っ白になってくる。

(やだ・・・やだやだやだあぁぁぁぁぁ!!!私の初めてのキスがこんな人に・・・こんな人に奪われるなんて・・・!!)

もえみの瞳から再び涙が溢れだす。

もえみの顎を抑えている山田の手に力が入る。もえみは苦しくなり、思わず口を開いてしまう。とその隙を見逃さないかの様に、山田の舌がもえみの口中に入ってくる。

「ん!!!」

もえみはショックを受ける。

山田の舌はもえみの舌に絡んでくる。

(いや!気持ち悪い・・・!!やめて・・・・舌なんか入れないで・・・!)

もえみはまだ舌を絡めるといったキスのことを知らなかった。キスは愛する人と唇を合わせる事だけだと思っていた。

山田は盛んに舌を絡めていく。山田の唾液も、もえみの口中に入ってくる。

(いやああああ・・・気持ち悪い、こんな事止めて・・・。)

もえみの口中は次第に山田の唾液に満ち、もえみは泣く泣くそれを飲みこんだ。

山田のディープキスはずっと続く。

もえみは息苦しいのと、舌を絡められる気持ち悪さで、失神しそうであった。もえみは両手であごを抑えている山田の右手をどけようと抵抗する。

(ふっ、もう許してやるか。)

山田はもえみの口から、自分の口を離す。二人の唇の間に唾液が糸を引く。

「はあ、はあ、はあ・・・・・・。」

もえみは息を荒立てていた。

「へへへ・・・。どうだい、俺のキスの味は?」

山田が言う。

もえみは涙を流しながら言う。

「・・・酷い・・・私・・・私、初めてだったのに・・・・・・。」

もえみが、か細いながらも抗議をする。

「おおっ、そうかい。バージン・ブレイクだけでなく、ファースト・キスも俺様かよォ!」

もえみは涙目で弱々しくではあるが、山田を睨む。

「もっと、いろいろな“初めて”を奪ってやるよ!」

ニヤッと笑いながら山田が言う。もえみはそんな山田の言葉に戦慄する。

「立ちな!」

もえみは先ほどのキスのショックで、立ち上がれない。

「おい!立てと言ったら立つんだよぉ!!」

山田がキレる。

「ひ!」

もえみが飛び上がるように立ち上がる。脚はガタガタ震えている。

「お前さん、まだ自分の立場が分かっていないようだな?お前さんに送った写真。まだまだあるんだぜ。もう一回学校に行って、バラまいてきてやろうか?」

もえみは、学校で見た自分のアラレのない姿の写真を思い出す。

「・・・いや・・・お願い・・・何でもしますから、それだけはやめてください・・・。」

もえみは山田に懇願する。羞恥心と絶望感とで、顔は青ざめている。

「なら・・・続きを楽しもうか・・・?」

山田はもえみを引き寄せ、抱きしめる。そしてその唇に再び自分の唇を重ねる。

「・・・む!むむむむむうううう・・・・!!」

山田の唇の舌で、もえみは悶える。

(・・・いや・・・やっぱりいや!!こんな事って・・・こんな事って!・・・新舞くん・・・新舞くん、ごめんなさい・・・!!)

山田はもえみの唇を角度を変えながら吸いまくる。もえみは気持ち悪さしか感じない。

(はやく・・・早く終わって・・・ん!んんん!!!)

もえみの唇を丹念に舐め終わった後、山田は再び口中に舌を入れてくる。

もえみは固まり、山田の舌の侵入に耐える。

山田の舌がもえみの舌に絡んでくる。もえみは抵抗しない。そのまま固まったままで山田の行為に耐える。

山田の口が一回離れる。

「おい!固まっているんじゃねェよ。ちゃんと舌を絡めるんだ!!」

そう言いつつ、山田は再びもえみの唇に自分のそれを重ね合わせ、舌を侵入させる。

山田の舌がもえみの舌に絡んでくる。

もえみは泣く泣くそれを受け入れる。口中に侵入してきた舌を舐め返す。

(いや・・・・・・私・・・何でこんな気持ち悪いことをしなくてはならないの・・・・・。)

恥ずかしさと息苦しさで、もえみの頬は紅潮していく。

山田は果てしなく、もえみの舌を嬲っていく。

(なかなか、美味いじゃないか。こいつの口の中も・・・!!)

山田は自分の唾液をどんどんもえみの口の中に流し込む。もえみは泣きながらそれを飲みこむ。

(・・・気持ち悪い・・・・気持ち悪い・・・・・・早く終わって・・・・・。)

もえみは息も絶え絶え、必死にそう思う。

ゴクッゴクッ!

もえみは山田の唾液を飲み続ける。

山田のもう一方の手が腰からもえみの臀部に移動してくる。

「!」

もえみの身体を軽い電気が走る。瞳が大きく見開かれる。

山田の手は、もえみのぷくっとした可愛らしい尻を撫でまわす。

(いや・・・そこは・・・もう触らないで・・・・・。)

そんなもえみの思惑とは関係なく、山田は執拗に尻をスカートの上から撫でまわす。スカートにしわが寄っていく。

(やだぁ・・・・・制服でこんなことしたくない・・・・・・。)

しばらく撫でた後、山田の手はスカートの中に侵入してくる。

「!!」

予想はしていたものの、下着に触られるのはもえみにとりかなりのショックであった。

山田はもえみのお尻の割れ目に沿って撫でまわす。

そして、だんだん攻撃を前の方に移動させてくる。

そして遂にもえみの女性の部分を、下着の上からであるが、触られる。

「・・・んんんんんん!!いやあああああああ!!」

もえみは山田の唇から遂に逃げ、そして悲鳴を上げる。

山田はそんなもえみに文句を言わず、今度はもえみの首筋に沿って唇を動かす。同時にもえみの女性を苛めるのも忘れない。

「いや・・・!!あ・・・・は・・・ああ!!・・・やめて・・・やめて下さい・・・そこだけは・・・・は!!」

山田はもえみの割れ目に沿って何度も彼女の女性を執拗に撫でまわす。と、先ほどまで気持ち悪さしか感じていなかったはずなのに、撫でまわされているその部分が熱くなってくるような感覚に惑わされる。

首筋を舐めまわされるのも、最初はナメクジが這っている様で気持ち悪かったのが、だんだん快美に感じてくる。

「あ・・・は・・・!!・・・・ん・・・んん!!・・・や・・・やめ・・・・んん!!」

もえみの声の調子が変わってくる。

(熱い・・・・やだ・・・あそこが熱くなってくる・・・。)

山田ももえみの変化に気付いていた。

ショーツの上からでもわかるくらい、もえみのそこは濡れ始めて来ていた。

「なんだ?この間まで処女だったくせに、もう感じているのか?」

山田がもえみの耳に囁く。

(・・・え・・・!私・・・・感じている!!)

快楽の波に押し流されそうになっていたもえみの理性が、山田のその一言で、まるで冷水を浴びせかけられたかの様に、戻ってくる。

そのタイミングを見計らって、山田はもえみの女性の中に下着越しに指を差し込む。

「あ・・・・!!はあ!!」

もえみの身体の中をビッと電流が走る。しかしそれは気持ちのいい感覚であった。

ぐちゅぐちゅと、下着越しであるが、山田はもえみの女性の入り口をかき回していく。それに合わせてか、もえみのそこはどんどん湿って来、女肉も柔らかな感じに変貌していく。

「・・・あ!・・・はう!・・・・・い・・・やめ・・・・やめて・・・。そんなに・・・・掻き回さないで・・・・!!」

もえみは混乱していた。

山田に触られるのは、とっても嫌なことなのに、もえみの身体はそれに反し快楽を生み出そうとしていた。

「何が、嫌なもんか!こんなに濡らしやがって!お前はホント、淫乱だなァ!!」

(私が・・・淫乱!!!)

もえみは山田の言葉にショックを受ける。

「・・・・ち・・・違う・・・。」

もえみは身体の中に起こった快楽の芽に耐えながら、必死に否定をしようとする。

「何が違うもんか、こんなに濡れているくせによ!」

山田はその「よ!」という言葉にあわせて、自分の指をショーツの隙間から侵入させ、濡れそぼっているもえみの女性の中に挿入する。

「ひいいい!!」

もえみが指を入れられたショックで悲鳴を上げる。

山田はそのまま指でもえみの中を掻き回し始める。もえみのそこから愛液が滾々と湧き出てくる。

「あああ・・・はう・・・い・いいい!!・・・だ・・・・・だめ・・・やめっ・・・・はああああ!!!」

掻き回されるたびにもえみは快楽の声を出していく。

(なに・・・何なの・・・この感じ・・・・!!私・・・私・・・ヘンになりそう!!)

もえみのそこは、完全に快楽を生み出し始めていた。

ショーツは滾々と流れ出る愛液で、もうぐしょぐしょになっており、下着の体を為してなかった。

「やめ・・・・やめて・・・・お願い・・・・・もう・・・私・・・・・・・ヘン・・・ヘンになりそう・・・・!!」

もえみは気付くと身体に力が入れられなくなっていた。完全に山田に自分の身体を預けていた。

グチョ、グチョ、グチョ。

山田が掻き回すたびに、もえみの女性からはいやらしい音が流れ出た。

「ほれ、聞いてみろよ、お前の身体から出る水音を!」

山田はもえみに追い打ちをかける。

「・・・・いや・・・い・言わないで・・・・あ・・・・はあ!!」

もえみは羞恥で顔が火照ってきた。

「そらそら・・・いかしてやろうか!」

山田の指が更に中に入り、激しく掻き回す。

激しい快楽の波が、もえみを襲う。

「は!!だめええええ!・・・そんなに・・・そんなに強くしたら・・・・あ・ああああああ・・・私・・・私・おかしくなっちゃううううううう!!」

もえみの頭の中はもう真っ白で、何も考えられなかった。

何かがもえみの身体を登りつめていくかのような感覚が起きる。

「トドメはここだ!」

山田はもえみの中を掻き回しつつ、その女性の更に前の方にある陰核を押す。

「は!!!ひいいいいいい!!!」

もえみの中を激しい電流が走る。

その瞬間もえみの身体は硬直する。女性器が全て収縮する。

「・・・いいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃっ・・・・・・!!」

ガクガクガクッともえみの身体が痙攣する。

「はあああああ!!!あ・・・・・あ・・あ・あぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・・。」

もえみは力尽き、そのままベッドの上に倒れ込む。

もえみは“初めて”、「いく」という感覚を教えられた。











続く


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