カラカラとウインチが巻かれ、トロワの顔に跨らされたキャスリンの身体が持ち上げられる。ベッタリと張り付いたトロワの顔面とキャスリンの股間が、ニチャニチャと何本もの粘液の糸を引いて引き剥がされた。電流の快楽責めによほど感じさせられたのか、キャスリンのヴァギナはヒクヒクと痙攣し、トロトロと愛液をしたたらせている。その濃密な臭いが部屋の中に立ち込めていた。
「よし、起こせ!」
ビリイッ! バチイッ!
「ひっ! ひいっ!」
 今度は乳房に強烈な電撃が加えられ、キャスリンは強制的に目覚めさせられた。
 ユラリユラリと揺れる身体で視線を落とすと、先ほどと同じように見上げるトロワと眼があった。一瞬目線が絡まった気がしたが、そのままトロワは眼を閉じてしまう。
「……トロワ」
 わかったわ。何もしゃべらない。私、しゃべらないわ。……トロワ。
 キッと唇をきつく結ぶと、目線を上げる。
「私、何もしゃべりません!」
 キャスリンは、太いクリーム色のチューブを点検しているレディアンをキッと睨み付ける。
 もっとも、キャスリンはトロワの素性について詳しいことを知っているわけではない。ある日フラリとキャスリンの働くサーカス団にやってきた男の子というだけだ。ものすごい運動神経と体力から、普通の生き方をしていたわけではない事は察しがついたが、それだけである……。
「あら、あなたは小鳥のようにさえずるだけでイイのよ。しゃべる必要なんてないわ」
 レディアンは冷たく言い放つと、チューブの先端に付いた浣腸用の嘴管をいじくりながらキャスリンに近づいてくる。
「くくくっ、いっそ、しゃべりたくても、しゃべれないようにしてしまいましょうか」
 言葉こそ気丈だったが、キャスリンはレディアンに気おされ、全身を細かくふるわせていた。
 テニスボール大の、巨大なボールギャグを、レディアンは部下に持ってこさせるとキャスリンの小さな顎をつかみ、口の中に無理矢理に押し込む。カチャリと後頭部で金具が固定された。
「もごうっ! もごもごぉ!」
 巨大すぎるボールギャグに、キャスリンは口を大きく開けたまま、完全に言葉を奪われてしまう。
「この方がイイわね」
 レディアンは、唸り声しか発することを許されなくなったキャスリンに近づくと、その開かされて閉じることのできない両脚の間の秘部を、スルリと撫で上げる。
ゾクリ!
 キャスリンの肌をさざ波のように悪寒が走り抜けた。
 レディアンは、ベタベタと濡れたキャスリンの恥丘をいったん撫で上げ、その薄い陰毛に粘液を絡ませる……。そして包皮に隠されたクリトリスをグニグニと指の腹でこねると、長い爪を包皮にもぐり込ませ、刺激を受けて尖りはじめたクリトリスを摘まみ上げた。
「いぎぃっ!」
 自分でも触る事の少ない器官を「解剖」されて、キャスリンはビクビクと恐怖におののく。
「ここはね、女のオチンチンなのよ」
 包皮を剥きあげてクリトリスをえぐり出すと、レディアンはその肉の芽を脹らませる事に集中する。指の間で転がし、ひねり上げ、揉みしごいた。
「いっ、いいぐっ!」
 キャスリンのクリトリスが紅く勃起し、包皮に戻らなくなるほど脹らみきると、レディアンは、小陰唇にの襞に沿って指を下へと進めていき、その折りたたまれた襞のひとつひとつを長い爪で掻きほぐしていくのだった。
「くくくっ、くくくくくっ!」
 眉にしわを寄せ、額に切なく汗を浮かべ始めたキャスリンの様子を見て、レディアンは小鼻を大きく膨らませて興奮していた。キャスリンのヴァギナの入り口を爪で引っかけて輪を描く……。
「くくくっ、ココはあとのお楽しみだ」
 いつしかトロワのペニスの先端からは、透明なカウパー腺液が滲んでいた。亀頭先端の鈴口に小さく玉になっている。それをレディアンは見逃さなかった。確かにこの女を責めると、コイツは反応する。
「くくくっ、わかってきたぞ」
 やがて張り詰めた会陰部の皮膚を撫でこすったレディアンの指が、キャスリンの肛門の「すぼまり」をつきとめるとピタリと止められた。
「くくくっ、今はココだ!」
プスリ。
「おごぉ! いびっ!」
 キャスリンの肛門に突然、嘴管が突き立ち、直腸の奥に向かってグイグイと押し込まれていく。あらがう肛門括約筋の抵抗を強引に突破すると、チューブはスルスルと直腸内に潜り込んでいった。
「おーんっ! おーんっ!」
 キャスリンの直腸を嘴管が奥へ奥へと犯し突き進んでいった。


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