第3話 「勉強編」


「ほ、本当にするのか?」
「ああ、そうだ。」
 夏休みに入りほむらは錬の家へと呼ばれた…
「いいかげんに覚悟するのだ。」
「で、でもよ…」
「いいからとっとやるぞ。」
「ぐっ…な、夏休みは長いんだし…今日じゃなくても…なっ?」
「だめだ。」
「そうなのだ。さっさと夏休みの宿題を始めるのだ!!」
 リビングのテーブルの上に夏休みの課題が置かれ、その前でほむらは苦悶の表情を浮かべていた。
「ぐっでも錬だってやってないじゃんか…」
「俺は昨日の夜のうちに全部済ませた。」
「て、てめぇ本当に人間か!!」
「ご主人様は、学校では目立たないけど実際の実力は凄いのだ。」
「そ、そうだ。なー…」
「宿題は写させないぞ、自力でやれ。判らないところは俺が教えてやる。」
「さーがんばるのだ。」
 3日後。それは、ほむらにとって地獄の時間だった。大量の宿題は錬の強力も在り無事に長期の期間がかかる課題以外はなんとかすべて終えることができた。
「も、燃え尽きたぜ……」
「ご、ご主人様。ほむらが灰になってるのだ。」
「そ、そうだな…うん…さすがに、きつかったか?」
「…ははは……」
「うつろな目で笑い始めたのだ。」
「調教は明日からだな…とりあえず…このままだと」
 さすがの錬も、あまりの事体に思考が回らなくなっていた…


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