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羊の悩みを解決出来るシスター
私の名前は、聖（ヒジリ）母音（ボイン）。
教会で見習いシスターをやっています。
まだまだ未熟な私の力では、相談に来た人の悩みを解決することが出来ない。
未熟な自分の力が狂おしい程、悩ましい。
「もしも私に人の悩みを解決する力があったら」
そんな時、目の前に一人の凄く可愛い少女が居た。
迷子かしらと思った時、その少女が言う。
「迷子なのは、貴女じゃないの。自分の力の無さに悩んで、道を迷ってるんだから」
「どうして、私の思った事が解ったのですか？」
すると、少女が言う。
「心が読めるのよ。だってあたしは、昔、天界にいた者だから」
次の瞬間、少女の背中から白い翼が広がる。
「……天使様」
天使様が仰る。
「あたしの名前は、サンタ。貴方に悩みを解決する力を授けに来たのよ」
私は、少し戸惑いながら聞き返す。
「本当ですか？」
すると天使様は、私の胸に触れた。
「貴女のこの胸は、母性を見出すのに十分ね」
私の胸は、確かに大きいですが、そんな事を言われたのは、初めてでした。
天使様は、笑顔で言う。
「貴女の胸に力を授けたわ。この胸は、愛で苦しむ男性に反応し、そして、貴女の母乳を飲む事で、その男性は、悩みから解き放たれ様になった」
私は、驚いてしまう。
「そんな、母乳を飲ませるなんて……恥ずかしいです」
天使様が悲しそうな顔をする。
「シスターである貴女が、赤ん坊を育てるのに必須である母乳をあげる行為にそんな邪な考えをもっているなんて」
私は、慌てる。
「そうですよね。母乳を与える行為は、決して恥ずかしい事じゃないです。すいません」
頭を下げる私に天使様が言う。
「頑張ってね。その力で、多くの迷える子羊を救ってあげて」
そのまま消える天使様。
あたしは、感謝の祈りをささげる。
「大いなる加護に感謝いたします」
そして天使様から頂いた力は、胸に疼きとして直ぐに発現した。
「もしかして、これが天使様の言った力」
そして、胸の疼きに導かれるままに進んでいくと、そこには、一人の疲れた顔をした男性が居た。
私は、その男性の前に言って尋ねる。
「どうかなされたのですか？ まだまだ未熟ですが、私もシスター、悩みを聞くことくらいは、出来ます」
それに対して男性が言う。
「私は、自分の気持ちに悩んでいます。この愛情が本物かどうか？」
天使様が言った事は、本当だった。
「私は、この気持ちが、周りを不幸にする気がしています。だから諦めた方が言いと思っているのです」
それに対して私は、恥ずかしいのを我慢して胸を晒す。
「何を？」
戸惑う男性に言う。
「私の胸を吸って、母乳を飲んでください。そうすれば悩みが解決する筈です」
「そんな、そんな事は……」
男性は、唾を飲み込む。
「良いのです、これは、天使様から授かった義務なのですから」
「解りました」
男性は、そう言って私の胸を吸う。
「アァァァン！」
あたしの口から普段と違う声が出てしまう。
男性は、まるで一心不乱に私の母乳を飲み続ける。
そして一息吐いたのか、男性は、私の胸から離れた。
「どうですか？」
その問いかけに男性は、普通じゃない目で言う。
「シスター俺は、我慢できない！」
そう言って男性は、私を押し倒す。
「止めてください」
「おっぱいが出るんだ！ 初めてじゃないんでしょ！」
男性の言葉を私は、否定する。
「違います。これは、天使様に貰った力で……」
「とにかく我慢できないんだ！」
男性は、私の話を聞かず、強引に私の大事な所に、男性のそれを押し当てる。
「お願いします。止めてください」
しかし、男性は、躊躇無く、私の中に入れてきた。
「痛い！」
体が引き裂かれると思えるほどの激痛が私を襲う。
「死んでしまいます。どうか、どうか抜いてください！」
必死に哀願するが、男性は、決して抜いてくれませんでした。
そのまま、その男性は、私の中で射精してしまうのでした。
その後、呆然としていた私に男性は、何度も何度も頭を下げてきました。
「すいません。すいません！ シスターの母乳を飲んだら、どうしても我慢できなくなってしまったのです」
その態度に嘘を感じなかった。
もしかしたらこの力の副作用なのかもしれない。
「貴方が反省し、二度とこの様な事をしないと誓えるのでしたら、私は、忘れます」
それに対して男性は、何度も頭を下げて言う。
「ありがとうございます。神に誓って二度とこの様な事は、しません。私は、自分の愛する人間以外を二度とこの様な事をしません！」
その言葉に私は微笑む。
「その約束、絶対に守って下さい」
「命にかえても！」
そう言って男性は、去っていった。
数日後、あの男性と出会う。
「シスター。ありがとうございました。シスターのお陰で長い間の苦しみから抜け出し、真実の愛に生きる事が出来ます。今は、大切な人と幸せな毎日を暮らしています」
その言葉に私も嬉しくなった。
「貴方の幸せは、私の幸せでもあります。これからも幸せに暮らしてください」
「もちろんです」
嬉しそうに胸をはる男性。
あの男性との事で天使様から与えられた力を確信した。
胸の疼きを信じて、何人もの男性に母乳を与えた。
「駄目です、そんな激しくしないで下さい！」
ただ困った事に母乳を与えると、どうしてか、私の事を襲ってくるのです。
一度、射精する事で落ち着き、反省して、真実の愛に生きると誓ってくれるのですが、その度にあそこに出されるのは、正直嫌でした。
それでも、試練と耐えていました。
今、私を抱いている男性も私の中で射精し、正気に戻って何時もの様に頭を下げてきます。
「本当にすいません」
「良いのです。全ては、この母乳の副作用なのですから。それよりも、貴方の悩みは、解決出来そうですか？」
私の言葉にその男性が言いました。
「はい。シスターのお陰で、妹との愛に生きる決心がつきました！」
その言葉に私は、驚いている間に、その男性が続けます。
「血が繋がっていようとも、本当に愛しているのは、妹だけなんです」
そう言い残して、帰っていくその男性。
「どういうことなのですか？」
私は、困惑していると天使様の声が聞こえた。
「ちゃんと、ご奉仕しているみたいね」
「天使様、これは、どういうことなのですか！ 兄妹で愛し合うなんて正しい愛の道じゃありません！」
私が振り返り、天使様を見たとき、天使様の白い羽が黒に変わって行く。
「それは？」
天使様が笑顔で言う。
「シスターが頑張ってくれたから、禁断の愛に生きる男性が増えて、周りの人間が不幸のどん底に落ちたのよ。その絶望を喰らって力が漲っている証拠ね」
私は、脳裏に浮かぶ最悪な想像を口にする。
「まさか、堕天使」
天使様いや堕天使が言う。
「大正解！ その絶望の表情がなんとも言えないわ。神に仕えるシスターが邪悪なあたしに利用されていたと知った時の絶望って最高に楽しいわ」
私は、十字架を突きつけて言う。
「滅びなさい！」
堕天使は、十字架を握りつぶす。
「そこ等辺の雑魚と一緒にしないでね。これでも偉いのよ」
「どうしてそんな堕天使がこんな事を！」
私の質問に堕天使が答える。
「あくまで趣味」
最悪だ。
堕天使が楽しそうに言う。
「私が与えた、禁断の愛に反応して母乳を造る能力を貴女は、どうするのかしらね？」
私は、強い意志を持って答える。
「こんな力は、二度と使いません！」
「貴女の頑張りを楽しみにしているわよ」
そういって激しく後悔する私を残し、堕天使が消えていった。
それから数日が過ぎた。
私は、自分の部屋で苦しんでいると再び堕天使が現れる。
「どうしたのかしら？」
睨みつける私。
「この能力を消しなさい！」
堕天使が邪悪な笑みを浮かべて言う。
「嫌。だって楽しいんだもの、母乳を出したい欲求に身をよじる清らかな筈のシスターの苦しみが」
「なんて邪悪な存在なの！」
私の言葉に堕天使は、笑顔で言う。
「ありがとう、最高の褒め言葉よ。お礼に苦しみから抜け出す方法を教えてあげるわね。胸の疼きにしたがって母乳をあげれば、楽になれるわよ」
「もう二度と堕天使の邪悪な趣味の手助けは、しません！」
私の答えに堕天使は、本当に楽しそうに言う。
「精々頑張ってね。でも忘れちゃ駄目よ。自殺は、神の教えに逆らう行為だって」
そういって消えていく堕天使。
「そんな、どうすれば」
胸の苦しみは、とうてい我慢できない程、強くなっていた。
あれから数年の年月が過ぎた。
私は、まだ生きている。
そしてまた胸が疼きだす。
「またなの……」
私は、その疼きに導かれる様に外に出る。
何時もの様に深く悩んでいる男性と出会う。
正しき人の道と禁断の愛の狭間で悩む悲しき子羊。
そんな相手に私は、胸を突き出す。
「私の母乳を飲んで下さい」
それに驚く男性の顔を私は、見られない。
「私の母乳を飲めば貴方は、苦しみから解放されます」
その言葉に従うように男性は、私の母乳を飲み始める。
今なら確信できる。
これたその後の行為も堕天使の趣味の産物でしかない事を。
私は、自ら足を広げて言う。
「我慢する事は、ありません。好きなだけ犯して下さい」
これは、贖罪。
これからこの男性の周囲に絶望を振りまく事への。
そして男性のチンポが私のオマンコを蹂躙し始める。
「アァァァン！ 気持ち良い！」
言い訳も尽きた、私もこの行為を楽しんでいる。
そして、男性が射精した瞬間、私も絶頂に達してしまう。
男性は、許されない相手の元へ向っていく。
「あらあら、この頃は、もうすっかり見知らぬ男性とのセックスにも慣れたみたいね」
堕天使の声がする。
振り返る気力も無い。
堕天使は、私が諦め掛ける度に現れる。
「構わないで、もう、これで良いの！」
すると楽しそうに堕天使が言う。
「そうよね。貴女の母乳を飲んで妹と肉体関係をもった所為でノイローゼになった母親に刺し殺され様が、近親の間に生まれた所為で奇形児として一生苦しむ子供が居ようが、貴女には、関係ないものね」
「言わないで！」
こうやって私の罪悪感を煽り、決して諦めさせてくれないのだ。
「貴女は、本当に立派なシスターよね。こんなに苦しんでいるのに、神の教えに従って自殺をしないんだから」
何度死のうと思ったか。
それでも神に逆らう事が出来なかった。
「また、来るわね」
消えていく堕天使。
私の絶望は、まだまだ終りそうも無かった。
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