(ぽっぷ、早すぎた少女)


 春風ぽっぷ、魔女にならなかった少女は、母親の指導の下、ピアノのレッスンを続けて居た。
 その成果もあり、コンクールに入賞するのであった。
 それが切掛けで母親、はるかのかつての先生の推薦で、あるピアノ教師に住み込みのレッスンを受ける事になるのであった。
 それが、ぽっぷの人としての道を大きく踏み外させる事になるとは、誰も想像もしなかった。


「うちの娘をよろしくお願いします」
 必死に頭をさげるはるかにそのロングヘアーで美人なスカートを履いたピアノ教師が笑顔で答える。
「きっと立派なピアニストにして見せます」
「ありがとうございます」
 そして、寂しがるぽっぷを残し、はるかは、家に帰っていく。
 慣れない環境に戸惑うぽっぷにピアノ教師がピアノのある部屋に導く。
「まずは、私のピアノを聴いてね」
 そういってピアノ教師の指から生み出される演奏にぽっぷは、知らず知らずのうちに飲み込まれていく。
「どうだった?」
 ピアノ教師にそう声をかけられるまでぽっぷは、演奏が終わった事すら気付かなかった。
 そしてぽっぷがピアノ教師ににじり寄って質問する。
「あたしも今みたいにピアノを弾けますか?」
 ピアノ教師が強く頷く。
「ポップちゃんだったら間違いなく弾けるわ。その代わり、私のレッスンは、厳しいわよ」
 ぽっぷは目を輝かせて頷く。
「大丈夫です。根性には、自信があります」
 こうして、ぽっぷは、知らず知らずのうちに、悪魔との契約書にサインをしてしまったのだ。


 翌日からピアノ教師によるレッスンが始まった。
 ピアノ教師の最初の一言は、ぽっぷにとって意外な物であった。
「それじゃあ、裸になって、ピアノを弾いてくれる?」
「どうしてですか!」
 ぽっぷの当然の様な質問にピアノ教師が答える。
「ぽっぷちゃんの弾いている時の体の細かい動きも知りたいの。ピアノは、全身を使って弾くものなの。服の上からでは、細かい筋肉の動きまでは、解らないのよ」
 一応理にかなった答えだったが、恥ずかしさにぽっぷが戸惑っているとピアノ教師が言う。
「私に見られるのが恥ずかしい?」
 ぽっぷは、慌てて首を横に振る。
「そんな事ありません」
 同姓のピアノ教師の先生なら大丈夫だろうとぽっぷは、踏ん切りをつけて服を脱ぐ。
 そしてピアノを弾き始めた。


 ピアノ教師が最初に言った通り、レッスンは、厳しかった。
 そして、先程の言葉が間違っていない事を示すように、自分の体の動きの何処が悪いのかまで細かく指示してくるのであった。
 そんなピアノ教師に厳しさと同時に信用を覚え始めるぽっぷであった。
「今日のレッスンは、ここまで」
 その一言にぽっぷが安堵の息を吐く。
 椅子を降りた時、ぽっぷがよろける。
 ピアノ教師は、それを支えて言う。
「使い慣れていない筋肉を使って疲労しているのね。私がマッサージをしてあげる」
 そういってピアノ教師は、ぽっぷを何故かあったマットの上に横にすると、全身のマッサージをした。
 そしてその手は、まだ殆ど肉がついていない胸や太腿、股関節までマッサージをする。
「どう、気持ちいい?」
 ピアノ教師の言葉にぽっぷは、正直に答える。
「気持ち良いです」
 ぽっぷは、気付いていなかった、今時分が感じている感覚は、筋肉のしこりが揉み解された為のものでなく、性感帯を刺激された為の物である事に。


 それから一ヶ月が過ぎた。
 レッスンの後のお風呂。
 不思議な事にお風呂は、何時もぽっぷの方が先に入り、その直後にピアノ教師が入っていた。
 そして、ぽっぷは、自分の体を洗おうとした時に違和感を覚えた。
「どうして濡れてるんだろう?」
 ぽっぷは、まだシャワーを浴びていないのに、割れ目が濡れている事に気付いた。
 不思議に思いながらぽっぷは、割れ目に触れる。
 すると、先程まで受けていたマッサージと同じ様な感覚が蘇る。
「おかしいよ、ただ触っただけなのに気持ち良いよ」
 そのままぽっぷは、割れ目を暫く弄り続ける。
「ぽっぷちゃんまだ?」
 その言葉にぽっぷが正気に戻り、慌ててシャワーを浴びる。
「直ぐに出ます!」
「良いのよ、急がなくても。ゆっくり湯船に使ってね。そうしないと疲れがとれないから」
 ピアノ教師の優しい言葉にぽっぷが嬉しくなり、自分の体の変調を忘れてしまった。


 更に一ヶ月が過ぎた。
 ぽっぷのピアノ技術は、格段アップしていた。
 ぽっぷのピアノの演奏を終えた時、ピアノ教師は、拍手をする。
「素晴らしい演奏だったわ」
 ぽっぷは、嬉しそうにいう。
「全部、先生のレッスンのおかげです」
 しかし、ピアノ教師が真剣な顔をして言う。
「でもね、ピアノは、技術だけじゃ駄目なのよ」
 いきなりの駄目だしに怯むぽっぷ。
「どういうことですか?」
 ピアノ教師が言う。
「ピアノは、弾き手の人生を現すわ。そして、ぽっぷちゃんのピアノには、女性としての色気が無いの」
 その言葉にポップが戸惑う。
「でも、あたしは、まだ小学生だし、色気って言われても……」
 ピアノ教師が微笑み言う。
「大丈夫、私が、貴女に女性の色気を教えてあげる。このペニスでね」
 そういってスカートを捲りあげたピアノ教師の股間には、男根がそそり立っていた。
 驚くぽっぷ。
「何で先生にそんなのが生えてるんですか!」
 それに対して、ピアノ教師が答える。
「私は、男なんだから当然でしょ。この格好の所為でよく誤解されるけどね」
 ぽっぷは、慌てて両手で自分の体を隠す。
「あら、もう隅から隅まで見せて貰ったわよ。それに、その肌で、私の触って無いところなんてないでしょ?」
 そうなのだ、ぽっぷにマッサージと称してピアノ教師は、ぽっぷの体の隅々を触りつくしていたのだ。
「それにぽっぷちゃんの入ったお風呂の残り湯も美味しく頂いてたわ。まだ男を知らない少女の味は、最高ね」
 ピアノ教師の言葉にぽっぷは、鳥肌がたつ。
「変態!」
 このピアノ教師を示すのには、ぴったりな言葉だ。
 ピアノ教師が苦笑する。
「そうね、でもね、こんな趣味も全部、私の先生の所為なのよ。私の先生って、私より変態でね、男の癖に男、それも私みたいな美少年にしか興味が無かったの。私もレッスンの時は、裸でやらされたわ。そして、色気についても先生に教わったわ」
 ぽっぷは、ドアに向って駆け出す。
 しかし、いくらノブを回してもドアは、開かない。
「どうして!」
 叫ぶぽっぷ。
 ピアノ教師がぽっぷの背後まで来て、耳元で囁く。
「ここのドアわね、このリモコンで自由に鍵を閉められるの」
 ピアノ教師の見せたリモコンにぽっぷが飛びつく。
 それが決定的な隙になった。
 ピアノ教師の指が、ぽっぷの秘部に触れ、愛撫する。
 その途端、ぽっぷは、膝をついてしまう。
「駄目よ、この二ヶ月のマッサージで貴女の弱いところは、完全に掴んであるわ。始める前に、ちゃんと一度天国を見せてあげる」
 そういって、ピアノ教師は、執拗にぽっぷの性感帯を攻める。
「アアアァァァァン!」
 二ヶ月かけた開発が、幼いぽっぷに快感を与える。
「気持ち良いでしょ?」
 ぽっぷは、ひっしに首を横に振るが、ピアノ教師は、ぽっぷの割れ目を指でなぞる。
「アン!」
 それだけで感じているぽっぷにピアノ教師は、ぽっぷの割れ目をなぞった指を広げてみせると愛液の糸が伸びる。
「こんなに濡れているのに、感じていないなんて嘘は、駄目よ」
 顔を真赤にするぽっぷ。
 そしてピアノ教師は、強引にぽっぷの唇を奪う。
 目を白黒させるぽっぷの淫核を強く刺激する。
 その瞬間、口をふさがれていたため、声無き叫び声をあげて、ぽっぷが初めての絶頂に達した。
 ピアノ教師が唇を外しても、ぽっぷは、荒い息を吐くだけで反抗できないで居た。
 ピアノ教師は、そんなぽっぷを抱き上げるとマットまで連れて行き横にする。
「さあ、今から私が女にしてあげる」
 そういってピアノ教師は、男根をぽっぷの割れ目に当てる。
 その時、ようやくぽっぷが激しく拒絶する。
「駄目! そんな事をしたら駄目!」
「女性は、一度は、通らないといけない道よ」
 ピアノ教師は、そう言って、そのまま男根を押し込む。
「イイィィィィタァァァァァァイィィィィ!」
 泣き叫ぶぽっぷ。
 ピアノ教師は、そんなぽっぷの哀れむように言う。
「ごめんなさいね。でも、直ぐに気持ちよくなるからね」
 処女膜を切り裂き、ゆっくりと男根を挿入するピアノ教師。
「裂けるーーーーーう!」
 必死にピアノ教師から逃れようとするぽっぷ。
 しかしピアノ教師は、ぽっぷの肩を押さえつけ、逃げられなくし、男根をピストンする。
「行くわよ」
 ぽっぷは、涙を流しながら言う。
「何処に行くの?」
 ピアノ教師が苦笑をしながら言う。
「ぽっぷちゃんは、まだ解らないわね。今からぽっぷちゃんのお腹の中に赤ちゃんの元を出すのよ」
 ぽっぷがその意味を理解する前に、ピアノ教師は、ぽっぷのお腹に射精する。
「アツイィィィィ!」
 自分を中に出された精液の熱さにぽっぷが叫ぶのであった。
 涙を流して起き上がれないぽっぷにピアノ教師が言う。
「教えておいてあげる。私が男だって知ってる人間は、殆ど居ないの。もしこの事を誰かに言っても貴女の妄想と処理されるから、そのつもりでね」
 そして、ドアのロックを外して食事の用意をしに向おうとするピアノ教師。
 部屋を出る前にピアノ教師が言う。
「今日も先にお風呂に入っていいわよ。今から楽しみ、ぽっぷちゃんの初めての後のお風呂の残り湯って、さぞ美味しいんでしょうね」
 ぽっぷは、ひたすら泣き続けるのであった。


 ぽっぷも母親だけには、真実をうちあげたのだが、ピアノ教師は、先手をうっていた。
「そんなでまかせ言っても駄目よ。先生から聞いてるわ。今、壁にぶち当たってるんですってね。ここが大切なところだって先生も本当に心配してるんだから、しっかり頑張りなさい」
「違うの、本当に先生にペニスを入れられたの!」
 必死に訴えるが、はるはは、取り合わなかった。
「もーあんな美人な男の人なんて居る訳ないでしょう」
 そのまま電話を切られ、ぽっぷは、諦めた。
 そしてぽっぷには、ピアノ教師の下でレッスンを続けるしか道は、残ってなかった。


 そして三ヶ月が過ぎた。
 裸のぽっぷのピアノの演奏は、三ヶ月前とは、別物になっていた。
 ただ上手いだけでは、なく、女性的な色気が含まれていた。
 顔を真赤にし、激しく興奮した表情で演奏を終えたぽっぷは、ピアノ教師を見る。
「先生どうでしたか?」
 それに対してピアノ教師は、スカートを捲り、男根を見せながら答える。
「ぽっぷちゃん自身で確認してみなさい」
 ぽっぷは、嬉しそうな顔をする。
「はい」
 そして、ぽっぷは、ピアノ教師の男根をしゃぶる。
「どうかしら?」
 ぽっぷは、極上のワインを飲んだような表情で答える。
「先生の美味しいお汁がいっぱい出ています」
 ピアノ教師が微笑み言う。
「そうよ、私の先走り汁が出る程、色気が出てたわ」
「ありがとうございます」
 そう答えてからぽっぷが再びピアノ教師の男根をしゃぶる。
「出しますから、全部飲むんですよ。それが、貴女の色気を増すのですから」
 ぽっぷの口の中で射精するピアノ教師。
 ぽっぷは、うっとりした顔でピアノ教師の精液を飲み下す。
 そしてピアノ教師が言う。
「それでは、練習も更に一段階上に移りますよ」
「はい」
 これからのレッスンに興奮し、割れ目から愛液を垂らすぽっぷ。
 ピアノ教師がピアノの前の椅子に座って言う。
「ぽっぷちゃん、ピアノの方を向いて下の口で咥えて」
 ぽっぷは、ピアノ教師に言われた通りに自ら、ピアノ教師の男根を割れ目で咥え込む。
「アァハァアァァァン!」
 甘い声を漏らすぽっぷにピアノ教師が言う。
「さあこの状況でピアノを弾くの。ピアニストには、どんな状況でもピアノの弾く平常心が必要なの」
「はい、解りました」
 ぽっぷが頷き、ピアノを弾き始めるが、先ほどまでの完璧の演奏と違い、所々とまってしまう。
「指を止めたら駄目よ!」
「ウゥゥゥン! だ、駄目ですぅぅぅ! 先生の、先生のペニスが気持ち良過ぎて、我慢が、我慢が出来ませーーーーん!」
 絶頂に達して、崩れるぽっぷを優しくなでながらピアノ教師が言う。
「もういけない子ね。ほら、今日のレッスンは、まだまだよ」
「はぁはぁはぁ、はい……、がんばります」
 必死に快感を堪えながら演奏するぽっぷ。
 そして、順調に進みだしたところでピアノ教師が腰を突き上げる。
「アアアアアアアァァァァァァン!」
 その一撃で絶頂に達するぽっぷ。
「もう、この程度で指を止めては、駄目よ。いっても指を動かし続けるの。頑張りなさい」
 口の端から涎を垂らし、目の焦点すら定まらない状態になりながらもピアノのレッスンを再開するぽっぷであった。
 その日のレッスンの間だけでぽっぷは、十回も絶頂に達するのであった。


 その日、はるかは、浮かれていた。
 原因は、ピアノ教師から送られてきた一通の招待状であった。
 それは、内々の物だったが、ぽっぷのピアノソロの演奏会の招待状だったからだ。
 ぽっぷがそれほど上達した事に、母親として嬉しくて仕方なかったのだ。
 余所行きの服を新調して、会場に向かった。
 会場につき、はるかは、驚いた。
 名前も聞いたこともない場所だったが、とうてい小学生の演奏会をやるとは、思えない立派な会場だったからだ。
「本当にぽっぷがこんなところで演奏会を開くのかしら?」
 不安にかられるはるかに会場の案内係が声をかける。
「春風はるかさんですね?」
 はるかが頷くと案内係が言う。
「特別席を用意してありますので、こちらにどうぞ」
 そうしてはるかが案内されたのは、特別なゲストが座りそうな二階席の特等席だった。
 案内係は、オペラグラスを渡し、その場をさる。
 そして、会場を見渡しはるかは、戸惑う。
 自分が予想していた以上に大規模だったのだ。
 そして、舞台の袖からぽっぷが現れる。
 オペラグラスでその姿を見るはるかが驚く。
「ものすごく高そうなドレス、いくらするのかしら? 汚したりしないかしら?」
 庶民的な事を考えていたが、違和感に気づく。
「あのこ、あんなにお腹出ていたかしら?」
 オペラグラスで見ていたはるかが違和感を覚える程にぽっぷのドレスのお腹の部分が出ていた。
 顔を真赤にするぽっぷに、緊張しトラウマを作ったどれみの事を思い出すはるか。
「ぽっぷは、大丈夫よね?」
 ぽっぷがピアノに向かっていくのをオペラグラスで追いかけるはるかであったが、ピアノの椅子にあっては、ならない物を見た。
「何で、あんな物があるのよ!」
 それは、二本のバイブレータであった。
 椅子に固定され、椅子に座る邪魔にしかならない。
 しかし、ぽっぷは、ドレスを捲り上げて、何も履いてない下半身をむき出しにするとその二本のバイブレータを割れ目と菊座に当てる。
「まさかね……」
 はるかは、必死に嫌な予感を否定しようとしたが、ぽっぷは、そのままバイブレータを咥え込む。
 そして、ピアノの演奏を開始するのであった。
「ぽっぷ! やめなさい!」
 必死に叫ぶはるか。
 しかし、その声は、特別に設置された遮音装置でかき消される。
 そして、はるかは、見つけてしまう、舞台の袖に書かれた今回の演奏会のタイトルを。
『小学生妊婦春風ぽっぷのバイブ二本差しピアノソロコンサート』
 はるかが泣き叫ぶ中、淫靡でありながら美しいピアノの演奏が続くのであった。


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