02:幼馴染みの秋桜(コスモス)
華売りNo.ON0407002:秋桜(コスモス)
組織の運営するマンションに家族で入居している女子高生。
綺麗な顔立ちをしているが、人当たりがよく、クラスの人気者、憧れる男子も多い少女だが、隣に住む幼馴染みの少年、祐介に恋心を抱いているが、近すぎる関係故に新しい一歩を踏み出せないでいた。
出せないラブレターを鞄に入れ続けるピュアな少女。
「また明日な!」
祐介がそう言って隣のドアに消えていく。
笑顔で手を振りながらあたしも家に入り、溜め息を吐く。
「また渡せなかった……」
鞄から今日も渡せなかったラブレターを取り出す。
幼稚園の頃からの幼馴染み。
小学生の頃には、一緒にお風呂に入った事もある相手にラブレターと言ったら、クラスメイトも笑うだろう。
でも、近過ぎる関係だからこそ告白出来ない。
好きと言った事もあるが、祐介も普通に好きだと返してきて、告白にならないのだ。
そんな二人の関係を改善しようと一念発起してラブレターを書いた所までは、良かったのだが、これがなかなか渡せない。
年がら年中一緒に居るからチャンスは、いくらでもあるのだが、逆に普通に話している相手にラブレターを渡すのは、思いの外に難度が高い。
その結果が、何度も書き直されながらもずっと鞄に入りっぱなしのラブレターだ。
「明日には、渡すぞ!」
ラブレターを鞄にしまい、両親が共働きの為に誰もいない筈の家の中に進み、自分の部屋に入った。
次の瞬間、ベッドに押し倒された。
「何なの!」
叫ぶと電気が点き、鏡にあたしへのし掛かる男達が居た。
「お前は、これからレイプされるんだ」
最初、言われた意味がまるで解らなかったが、この状況と符合していく。
「誰か助けて!」
力の限り叫んだが、男達は、余裕綽々の態度で告げる。
「知らないのか? このマンションは、完全防音。そして、セキュリティが万全だから、盗み見される事もない」
レイプされかかっている現状で万全のセキュリティなんて聞いて呆れる。
あたしは、力の限りもがくが複数の男達の拘束から逃れる事は、出来なかった。
そうしている間にもスカートが捲り上げられ、下着は、切り裂かれる。
男達は、亀の頭の様な筒を取りだし、あたしの割れ目に当てる。
「駄目、あたしの純潔を奪わないで!」
心の底からの叫びは、無視された。
「痛いぃぃぃ!」
今まで感じた事もない激痛があたしを襲う。
そして、筒の先があたしの中で突き当たり、何かが出された。
筒が抜き出されると今度は、男の一人がチンチンを取りだし、入れてきた。
「止めて、これ以上あたしを汚さないで……」
痛み以上に体が汚されていくことに涙が流れる。
絶望には、底が無かった。
男は、あたしの中で射精した。
「……嘘、赤ちゃんが出来ちゃう」
目の前が真っ暗になる。
呆然とするあたしを残し、男達は、去っていった。
シーツに染みを作る破瓜の血と白い男の欲望を見て、泣きじゃくる。
「あたし、汚されちゃたよ。こんなことなら、祐介に告白して初体験を済ましとけば良かった……」
全ては、後の祭りだ。
止めどなく涙が零れる。
半ば無意識に机の引出しからカッターを取り出して居た。
刃を出し、手首に当てる。
「これを引けば楽になれる……」
生と死の渇望の間で震えるカッター。
そんな時、携帯が鳴る。
あたしは、慌て出る。
『秋桜、テレビ見てるか? スゲェ面白いぜ!』
あたしに何があったのかも知らないが、無邪気な祐介の声、その声を聞いてるだけで死ぬ気が失せていく。
同時に祐介だけには、この事を知られたくない。
「祐介みたいに暇じゃないの、だいたい宿題やったの?」
『……この後やるんだよ』
それが実行される事は、まずないだろ。
「あたしは、明日休むから見せられないからね」
『病気にでもなったのか?』
本気に心配してくれてるのが判る。
だからこそ心配をかけられない。
「軽い風邪。時期が時期だから皆に移せないでしょ?」
『早く治せよ』
そう言って電話を切る。
あたしは、気力をふりしぼり、レイプされた痕跡を消していく。
両親にも風邪と誤魔化し、ほとんど顔を合わせずベッドに入る。
翌日は、風邪を言い訳に学校を休む。
昨日の今日で、平気な顔を維持する自信が無かったからだ。
「ちゃんと寝てるのよ」
「解ってるって!」
心配する母親を送り出し、あたしは、何もせず、寝ていた。
目を瞑る度に思い出される昨日の惨劇。
お腹に触れながら呟く。
「妊娠してないよね……」
返ってくる事のないといかけの筈だった。
「妊娠は、しない。だか、直ぐにそんな事を気にする余裕が無くなる」
ドアが開き、昨日の男達が現れた。
「来ないで!」
あたしは、咄嗟に手近にあった鋏を掴み構える。
「もっと良い鋏を握らせてやるよ」
男達は、チンチンを取り出す。
「脅しじゃないんだから!」
精一杯のドスを効かせた言葉だったが、男達は、あっさりあたしから鋏を奪い、チンチンを見せつけてくる。
「鋏の刺青が解るな。これがこれからお前が握る鋏だ。俺達は、お前と言う野花を切り取るシザーズだ」
あたしは、押さえ付けられ、身動きを出来なくされた。
「力尽くじゃないと、女一人抱けないなんて動物以下ね!」
唯一自由になる口で罵倒してやる。
「そんな動物以下のチンポ汁が欲しがる様にしてやるよ」
シザーズは、下着の上からあたしの敏感な部分を弄る。
背筋に悪寒が走る行為に目を瞑る。
あたしは、一刻も早く、シザーズが射精し、退散する事を願っていた。
そんな中、違和感があたしを襲う。
信じられなかったが、気持ちが良いのだ。
下着にまで愛液が濡れだしていた。
後から胸が揉み上げられ、どうしようもなく立ってしまう乳首も弄られる。
もう感じてしまうのは、否定出来ない。
声を出さないで居るのが精一杯だった。
下着をずらされ割れ目をなめ上げられた時は、危なかった。
快感が昂り、イキそうになる。
「そろそろ入れるぞ」
「それだけは、止めて!」
あたしの哀願は、完全に無視され、シザーズのチンチンが入ってくる。
激痛を覚悟していた、だか、そこにあったのは、更なる快感だった。
「嘘、痛くないなんて……」
全力で否定するあたしを嘲笑う様に快感は、強まる。
もう口を開けられない。
開けたら最後、あられもない声を漏らしてしまう。
あたしは、最後の一線、イキそうになるのを堪える為、気力をふり搾る。
だが無駄だった。
シザーズが射精した瞬間、子宮から脳天まで稲妻が走り、想像もしたことも無い快感にあたしは、叫ぶ。
「イクゥゥゥ!」
激しすぎる快感の反動でまとめな思考が出来ないあたしからシザーズが離れる。
とにかく終わったのだと思ったが間違いだった。
次のシザーズがチンチンを当ててきた。
「もう許してぇぇぇ!」
イッたばかりで敏感なあたしの体では、声を我慢する事すら出来ない。
「アァァァン!」
発情期の雌猫の様なはしたない鳴き声を止められない。
そして、射精。
「またイクゥゥゥ!」
二度目でもその衝撃は、薄れない。
それどころか快感と一度認識してしまった体は、それを余すことなく受け止めようとする。
頭が真っ白の中、次のシザーズがチンチンを入れてくるがあたしに抗う言葉を紡ぐ力すら無かった。
正気を取り戻したのは、シザーズが帰ってから大分たった後だった。
大量の精液が割れ目から零れ出していた。
「あたし、最低だ……」
今ほど女に生まれた事を後悔した事は、ない。
男に生まれていれば、レイプされてイクなんて事は、無い筈だ。
翌日、あたしは、学校に行った。
家に独りで居るのは、危険だと判断したからだ。
「秋桜、どうしたんだ?」
祐介が声を掛けてくるがとても顔を見られない。
「何でもないよ……」
顔を背けると祐介が眉をひそめ、冗談半分に言う。
「生理でも遅れてるのか?」
「違うわよ!」
叫ぶあたしに戸惑うクラスメイト。
「セクハラは、止めて……」
あたしは、誤魔化すとクラスメイトの女子が場を和ます為にわざと大きな声で言う。
「一瞬、祐介が避妊に失敗したのかと思ったわ」
軽い笑いが起こる。
本当にそうだったらどれだけ良かったか。
放課後、部活のある祐介を残し下校するが、シザーズの事もあって家に帰れずぶらぶらしていた。
「いっそ、誰かの家に泊まろうかな?」
小道を曲がり人気が無くなった瞬間、あたしは、隣を走っていたトラックに引きずり込まれた。
トラックの中には、シザーズがいた。
「こんな町中でやるつもり!」
あたしの言葉にシザーズがあたしの胸を揉み上げながら言う。
「防音対策は、してある。それに、イキまくっている姿を他人に見られたいか?」
顔から血の気がひいた。
レイプされているのにイッている姿をみたら、他人がどう思うか?
想像もしたくなかった。
そうして間にも乳首が勃起してくる。
服か脱がされ、濡れ始めていた割れ目への愛撫がはじまる。
認めたくないがシザーズは、愛撫が巧い。
あたしだってオナニーを週一でやっていたが、同じ弄るだけでも自分でする時とは、比べようもない位に気持ち良いのだ。
舌を使われ出したら、もう限界だ。
「アァン」
甘い声が漏れてしまう。
あたしの性感が昂ったのを確認するといよいよチンチンを取り出す。
それを受け入れる事を考えるだけで頭がおかしくなりそうだ。
挿入され、チンチンで抉られる。
「らめぇぇぇ!」
愛撫より更に強烈な快感にあられもない声をあげてしまう。
これ以上感じたくないあたしの気持ちと反対に、シザーズは、中から捲りあげる様な攻めを続ける。
「アァァァン! こんなの耐えられないぃぃぃ!」
快感があたしを中から侵食していく。
射精されると同時にあたしの中で大切な何かが変わってしまう。
「イクゥゥゥ!」
嫌悪すべきそれをあたしは、認めていた。
もう否定出来なかった。
「理解しただろう、もうお前がこの快楽から逃れられない事を」
あたしは、答えられない。
次のシザーズがチンチンを入れてきた。
「アァァァン……」
もう声を堪えるのは、止めた。
どう足掻いてもこの快楽に抗えないのだから。
「良い子だ、ご褒美にお前が変わってしまった原因を教えてやろう」
「変わった理由?」
戸惑うあたしにシザーズが告げる。
「最初に子宮ぶちまけたのは、『ルートイータ』と言うウイルスでな、女の子宮に寄生してシザーズのチンポ汁を栄養に増殖する。そして宿主の発情させ、栄養補給しようとする。射精の度に感じる快感は、ウイルスの栄養分解反応だ」
目を見開く。
「酷い……」
自分の中でそんな事が行われていたなんて恐怖に一気に理性が強まる。
「安心しろ、このウイルスは、接触感染しかなく、シザーズのチンポ汁が無ければ一週間で死滅する。ついでに言えばウイルスが分解しちまうからシザーズのチンポ汁じゃ妊娠しない」
「妊娠しないっていうのは、本当なの?」
一番の懸念事項に思わず確認する。
「間違いない」
安堵と共に快感が甦る。
でもウイルスの性で仕方ない事なんだ。
「アァァァン! 気持ち良いぃぃぃ!」
ここは、諦め、シザーズの好きにさせた。
解放され快楽の余韻が冷める。
「一週間の間逃げ切れれば戻れる」
家に帰ると直ぐに親に頼みこみ、遠くの親戚の家に泊まりに行くことを決め、その日の内に移動を開始した
「やっぱり奴らもここまで追いかけて来れなかった」
シザーズの恐怖から逃れて三日目、外に買い物に来ていた。
「それにしても今日は、暑いな……」
体が汗ばみ、人目が有るのに、服をはだけてしまう。
それでも足らなかった。
喫茶店に入って涼む事にしたが、冷たい物を飲んでも一向に暑さは、和かない。
耐えきれず、トイレに入り、上着を脱いでしまう。
「何でこんなに暑いの?」
何気無く自分の体を見下ろした。
すると乳首が勃起してるに気付いた。
まさかと思いながら下着の上から割れ目に触れた。
『クチャァ!』
下着は、ハッキリと解るくらい愛液で濡れていた。
「あたし、発情している……」
ウイルスの影響なのは、確かだ。
しかし、確認の為に触れた指が自然と割れ目を擦りあげていた。
「アァン。こんな所じゃ駄目なのに……」
指が止められない。
どんどんと激しくなり、下着をずらし、中まで指を入れるオナニーをしてしまうのであった。
「最悪……」
喫茶店を出て、親戚の家に戻る道すがらに落ち込む。
結局、喫茶店のトイレでイッてしまった。
それでも気落ちしてるが、それ以上に最悪なのは、体が満足してないって事。
こうして歩いている間も激しい子宮からの疼きに襲われて、屋外だっていうのに割れ目に伸びそうになる手を抑えるのですら限界に近付いていた。
そんな時、横に見覚えがあるトラックが止まる。
「まさか……」
思い違いである事を願ったが、トラックの横のドアが開き、シザーズが姿を現す。
「疼きが止まらないだろ。チンポ汁が欲しがったら、手を出せ」
「……欲しくなんてない」
なんとかその言葉を絞り出した。
「無理に我慢する必要があるのか? 付き合っている男が居るとでも言うのか?」
浮かぶのは、祐介の顔。
「関係ないでしょ!」
怒鳴ると周囲の視線が集まる。
「目立って良いのか?」
「人を集まって困るのは、そっちでしょ?」
シザーズが苦笑する。
「人が集まったら太股を滴る愛液に気付く人間が出るかもな」
一気に血の気がひいた。
「乗れ、お前が望まない限りなにもしない」
「信じろと?」
シザーズが肩をすくめる。
「好きにしろ。ただし、人が集まって来たらお前を残して逃げるぞ。残ったお前の異常が気付かれなければ良いがな」
選択肢は、無かった。
トラックが走り出すとシザーズは、チンチンを取り出す。
「やっぱり、騙したんだ!」
「勘違いするな、これは、本当の気持ちに気付きやすくするサービスだ。約束通り、お前が望まなければ指一本触れないから安心しろ」
シザーズが意味深な事を言って来たが、それ以上は、何もしてこない。
しかし、こうしている間にも疼きは、続き、視線がいつの間にかに鋏の刺青の入ったチンチンにいっていた。
「尋常じゃない疼きだろ? ルートイータは、飢餓状態になると栄養補給するため、宿主を際限なく発情させる。その疼きは、ウイルスが完全に死滅するまで続くぞ」
信じたくなかった。
こんな状態で何日も過ごすなんて無理に決まっている。
「さっきの質問に戻ろう。我慢する必要があるのか? ルートイータは、お前に最高の快楽を提供してくれる。ギブアンドテイク、正に共存共栄だ」
「ふざけないでよ! 結局、あんたらに犯され続けるだけじゃない!」
「それが何か不味いのか?」
シザーズが淡々と告げた。
「不味いに決まってる!」
シザーズは、チンチンを鼻先に突き付ける。
「惚れた男がお前に俺達以上の快感を与えられるかな?」
チンチンからたち昇る牡の匂いが否応なしにあたしにあの快感を思い出させる。
舌がチンチンに伸びていく。
祐介との思い出を支えに最後一線で踏みとどまる。
「このまま帰って大丈夫なのか? そんな発情した状態で親戚の前に帰ったら大変な事になるぞ」
そうだ、あたしがおかしな態度をとれば、心配してくる。
間違っても病院には、行けない。
「でもここでしてしまったらここに来た意味が……」
シザーズが耳元で囁く。
「親戚を誤魔化す為に仕方なくだ。安心しろ、もうお前が望まない限り犯しは、しない」
「本当ね?」
確認にシザーズが頷いた。
「一回だけ、親戚を誤魔化す為に仕方なくなんだから……」
あたしは、足を開く。
「お前の望むままに」
シザーズのチンチンが入ってくる。
「アァァァン! 熱くて太いのが入ってくるぅぅぅ!」
自分の指とでは、比較にならない圧倒的な存在感と快感にあたしの腰は、勝手に動き出す。
子宮を突き上げ、ヒダを擦りあげられ、あたしは、絶頂に向かってかけ上がっていく。
射精された瞬間、今まで溜まっていた物が弾け飛んだ。
「イックゥゥゥ!」
強烈過ぎる快感にあたしが呆然としているとシザーズが囁く。
「もう一発欲しくないか?」
想像しただけで子宮が疼きだす。
「でも……」
躊躇するとシザーズが更に言ってくる。
「今更、一発も二発も変わらない。より確実に我慢する為だ」
そうかも知れない。
不十分でまた発情したら大変だからもう一発だけ。
あたしは、次のシザーズのチンチンをくわえこんだ。
「アァァァン! 気持ち良いぃぃぃ!」
イッたばかりで敏感な状態でのチンチンは、凄すぎる。
「イク、イク、イクゥゥゥ!」
射精されないうちに達してしまう。
その状態で射精をされる。
「イッているのに、更にイクゥゥゥ!」
どうにかなってしまいそうだった。
行為が終わり、その痕跡を消した後、あたしは、親戚の家に戻った。
シザーズとの関係は、実家に帰った後も続いた。
今日も下校中にシザーズのトラックをみつけ、近付いてしまう。
「もう、前回で最後って決めた筈……」
それなのに、あたしは、シザーズの手をとり、トラックに乗ってしまう。
「イクゥゥゥ! イクのが止まらないィィィ!」
今回こそ最後だとして、何回もチンポ汁を受け止めてしまった。
連続の絶頂による脱力感の中、あたしは、呟く。
「今度こそ最後にしないと……」
言っている自分ですら信じられない決心にシザーズが一通の封筒を渡してきた。
「決心の手助けだ。お前の恥態をエロ雑誌の懸賞風にして収めたディスクが入っている」
目を見開く。
「酷い……」
「安心しろ、お前と解らない様に加工をしてある。これを表に書かれた宛先に投函しない限り俺達は、お前の前に顔を出さない」
確かにこんなディスクを投函するには、強い抵抗があって、決心を守るには、丁度良いかもしれない。
宛先をみて叫んだ。
「祐介にこんな物を見せられるわけない!」
シザーズは、あたしを降ろす。
「投函しなければ何の問題ない」
封筒を手にただ立ち尽くしていた。
あれから五日が過ぎた。
封筒は、鞄の奥にある。
そしてあたしは、シザーズのトラックを求め町をさ迷っていた。
あの日までは、まるで図った様なタイミングで見付けられていたのに。
「もう限界……」
あたしは、愛液が滴る足でマンションに戻る。
祐介の家の前に止まる。
鞄を探り、封筒を取り出す。
すると、しばらく前に書いた祐介へのラブレターがついてきた。
「本当に渡したいのは、……」
あたしは、ラブレターを引き裂いた。
「もう、これを出すなんて出来ない……」
あたしは、封筒を投函して、家に帰る。
しばらくすると携帯が鳴った。
『角にトラックを止めた。我が組織の売春婦、『華売り』になってチンポ汁に困らない人生をおくる気が有るなら来い』
予測が出来た事だ。
でももう戻れない。
トラックに乗ったあたしを待っていたのは、祐介の部屋の盗撮映像だった。
「ライブ映像だ。そろそろ始めるぞ」
画面の中の祐介がチンポを擦り始めた。
その視線の先には、モザイクがかけられたあたしがシザーズを相手にセックスしている映像がある。
そんな自殺したくなる状況なのに今のあたしには、どうでも良かった。
何故ならば、チンポが目の前にあるから。
あたしは、自らシザーズのチンポに向かって腰を下ろす。
「アァァァン!」
声を堪えるのも、気持ち良い事を否定する気も起こらない。
ただただ、チンポが与えてくれる快感をもっと得る為に、チンポ汁をぶちまけられる絶頂の為に腰を上下させ、オマンコを締め付ける。
チンポが脈打つ、あの瞬間が訪れる。
「イッイクゥゥゥ!」
チンポ汁がオマンコを蹂躙し、子宮をも侵略してくる。
もう、目の前の映像も気にならなかった。
「もっと、もっとあたしのオマンコにチンポ汁をぶちまけてぇぇぇ!」
あたしは、本能のおもむくままにチンポ汁を求めた。
そして、数えきれない程イキ、チンポ汁を溢れ出させるあたしにシザーズが秋桜の飾りが付いたチョーカーを着ける。
「これをつけていれは、客の方からやって来る。存分にチンポ汁に満ちた人生を送れ」
それを最後にシザーズがあたしの前に現れる事は、無かった。
『華売り』になったあたしは、女子高生と言うこともあり、客が来ない日は、無かった。
そして今日も。
「秋桜ちゃん」
昨日やり過ぎて、昼まで眠った日曜、お風呂に入れてもらった事もある祐介の父親が声を掛けてきた。
「おじさん、お久しぶりです」
おじぎで下げた頭を上げた時、目の前にあのコインがあった。
「今日は、家族が出掛けているんだ、寄っていかないかい?」
「はい、喜んで」
家に入り、下着だけを脱ぎ、スカートを両手で捲り上げる。
「あたしの華をじっくり品定めして、高く買ってください」
おじさんは、あたしのオマンコを弄りながら囁く。
「おじさんは、この華が蕾だった頃から待っていたんだよ。想像した通り、イヤらしく綺麗な華だ、蜜を舐めたいな」
そのまま、しゃぶりついてくる。
「アァン、舐めて、いっぱい蜜を出すから舐めてぇぇぇ!」
おじさんは、しつこく、あたしのオマンコを舐めあげ、クリトリスに吸い付く。
「そこを吸われたら、気持ち良すぎちゃうぅぅぅ!」
感じるあたしに満足気な顔をし、コインを取りだし入れてくれた。
「三枚も、凄い!」
「ずっと我慢していたんだ、たっぷり楽しませて貰うよ」
昨日までのおじさんは、ここには、居ない。
ここに居るのは、息子の幼馴染みに性欲をたぎらせた、スケベオヤジ。
でもそんな事は、どうでも良かった。
あたしにとって大切なのは、コインを使って貰え、チンポ汁を吐き出して貰うことだけ。
「アァァァン! おじさんのチンポ、太くて最高ー」
腰を押し付け、射精を促す。
「出すぞ!」
「イクゥゥゥ!」
射精と同時に達する。
引き抜かれそうになるチンポを締め付け、媚びた視線を向ける。
「おじさん、あたし、もっとチンポ汁が欲しいのぉぉぉ」
「わがままな子だ」
下品な笑みを浮かべ、おじさんは、再び腰を動かしてくる。
「アァァァン! チンポが良いのぉぉぉ! オマンコが気持ち良いのぉぉぉ!」
はしたない顔でよがり狂うあたしであった。
後始末が終わった頃、祐介が帰ってきた。
「来てたんだ?」
「おじさんに呼ばれてね」
微笑むあたしに複雑そうな顔をする祐介。
沢山の男の相手をした今のあたしなら判る、嫉妬してるのだと。
祐介もあたしを女として好きでいてくれて居たのだと。
でももう付き合う事は、ない。
だって『華売り』として生きる幸せを知ってしまったのだから。
→進む
→戻る
→ハルハナのトップへ
|