◎女になっていく少女
○絶望的な絶頂


 どれだけ泣き続けただろう。
 きっと酷い顔になってるだろうけど、いまは、そんな事は、どうでも良かった。
「絶対に許さない! 警察に通報して、逮捕させてやる!」
 あたしは、そう決意をして立ち上がる。
 まだ股間には、痛みがあり、動く度に激痛が走るが、それを堪えてカーテンを開けた。
 そしてあたしが見た光景は、あたしが想像もしないものだった。
「意外と早かったな」
 エロブタがそう言ってくる。
「何をしているんですか?」
 あたしの問い掛けにその人は、答えない。
「見て解らないか? フェラだよフェラ」
 エロブタの答えなどどうでも良かった。
 あたしが答えて欲しかったのは、エロブタの股間に顔を埋める天宮先生だった。
 呆然としている中、天宮先生が股間から顔をずらした。
 その瞬間、エロブタのアレから白い物が吐き出され、天宮先生の顔に大量にぶちまけられた。
「熱いのがこんなにいっぱい!」
 その天宮先生の声は、今まで聞いた事のない甘い物だった。
 そして振り返った天宮先生は、ぶちまけられた顔のままあたしに近づいてくる。
「何をしているんですか!」
 あたしは、もう一度、責める様に問い掛けた。
「ごめんなさいね。でも、御主人様には、逆らえないの。貴方もこのザーメンを知れば解るわ」
 そういって天宮先生は、顔にこびりついたそれを指で拭い、あたしの顔につけてきた。
「や、止めてください!」
 あたしは、慌てて拭い取ろうとしたがその手をエロブタが掴む。
「そろそろ理解したんじゃないか? 何でこいつがお前の助けを無視したのか?」
 同じ保健室に居たのならどうして助けてくれなかったのか。
 そう考えていた。
 しかし、その答えが先ほどの物だとしたら、あたしには、信じられなかった。
「どうしてですか? こんなエロブタじゃなくたって天宮先生だったらもっと素敵な男性が居たはずです!」
「御主人様じゃないと駄目なの! 子宮が御主人様を求めて疼くの! アァァァン、御主人様、早く、早くチンポを下さい! 熱いザーメンをいっぱい注ぎこんでください!」
 天宮先生は、まるで発情した雌犬の様にエロブタに尻を突き出し、振りながら哀願する。
「日野、じっくり見ておけよ」
 そう言って、エロブタは、天宮先生に肉の凶器を突っ込む。
「アァァァン! 良い、いい、イイィィィ!」
 天宮先生が歓喜の声をあげるのが信じられなかった。
 あんな物が突っ込まれて気持ち良い訳が無いのに。
 そう考えながらあたしは、自分のあそこを触った。
 激しく痛みを訴えていた筈のそこがおかしいのだ。
 お腹の奥からムズムズして、もどかしい。
 虫に刺されて掻くのを我慢している様な感覚にあたしは、指を動かしていた。
 そんなあたしの前でそれが、交尾が続いていく。
「サイコーレフゥゥゥ! ご、御主人様のチンポが気持ちよふぎて、何度もイッちゃゥゥゥ!」
 天宮先生の顔は、だらしなく弛み、鼻水と涎を垂れ流し、淫らな顔になっていた。
「こんなの違う!」
 あたしが想像していたセックスじゃない。
 動物同士の交尾にしか見えない。
 それなのにそんな交尾を見ているあたしの体は、どんどんおかしくなっていく。
 あそこを弄る指が止められないのだ。
 あたしをレイプした男とレイプを見逃した女の交尾を見せられているって言うのにオナニーが止められない。
 激しく動いていたエロブタの腰が止まり、一瞬の間の後、天宮先生の体が痙攣する。
「アツイのがいっぱい出てるぅぅぅ! イクゥゥゥ!」
 そのまま床に崩れ落ちる天宮先生。
「さて次は、お前の番だ」
 天宮先生の中から出てきたエロブタの肉の凶器がテカテカしていた。
 それから滴る白い液体からは、イカクサイ匂いがしてくる。
 不快な筈のその匂いを嗅いでいるだけで、あたしの中の何かが大きくなっていく。
「こ、来ないで!」
 あたしは、拒絶の意思を口にするがエロブタは、鼻で笑ってくる。
「おいおい、オマンコを弄りながらそんな事を言っても説得力が無いぞ」
「違う! あたしは、こんな事をしたい訳じゃない! 止まってよ!」
 あたしは、指を止め様と頑張った。
 でも止められない、それどころか指は、どんどん奥へ奥へと向っていく。
「嫌! どうして止まらないの!」
 あたしの叫びにエロブタが天宮先生を指差し、答えてきた。
「あいつに薬を貰っただろう。あれは、飲んだ後に膣内射精した男の体液で発情するようにする女の 体を変えちまう薬なんだよ」
「嘘よ! そんな物がある訳無い!」
 そう思いたかった。
「そうなるとお前は、小学生の癖にレイプされた直後に他人のセックスを見てオナニーが我慢出来ない淫乱な雌って事か?」
 エロブタの言葉にあたしは、言葉を失った。
「そ、それは……」
 そうなのだ、エロブタの言う様な薬でもなければ、こんな状況になっているわけない。
 でもそれは、恐ろしい事だった。
「一度発情しちまうとオマンコの中にザーメンを出されるまでずっとそのままだぜ」
 エロブタの説明にあたしは、目の前が真っ暗になる気分だった。
 だって、またあんな酷い事されない限り、このままなんて地獄に落ちた気がした。
「嫌、もうあんなの嫌」
 首を横に振るあたしをエロブタは、床に押し付け、その肉の凶器を再びあそこに押し当てた。
「安心しろ、今度は、天国にいけるからな」
「入れないで!」
 あたしの叫びを無視して、エロブタの肉の凶器は、あたしの中に入ってきた。
 頭の先まで電流が走った。
 痛くないわけじゃない。
 擦り上げられる度に痛みを感じるのは、間違いなかった。
 しかし、そんな僅かな痛みなどどうでも良くなる感覚があたしの全身を駆け巡った。
「アァァァン!」
 あたしの口から自分でも聞いた事が無い声、まるでさっきの天宮先生の様な声が漏れでてくる。
 一突き毎に跳ね上がるこの感覚が何なのかを理解したくなかった。
「俺のチンポ、最高に気持ち良いだろう?」
 エロブタの呟きをあたしは、否定できなった。
 そう、あたしは、エロブタに犯されているのに気持ちよくなってしまっているのだ。
「ぜ、全部、薬の所為よ! あたしは、あたしは、こんな事で気持ちよくなったりしない!」
 あたしに出来たのは、これが全て薬の所為だとする事のみだった。
「好きに考えな。だがな、お前が俺のチンポでヨガっている事実は、変えられないぜ」
 エロブタの言葉にあたしは、打ちのめされた気分だった。
 あたしの大切なバージンを奪ったエロブタに犯されているのに気持ちよくなっているそれが悔しかった。
 それでも、体は、エロブタによってどんどん昂ぶっていく。
 その瞬間は、目前だったが、あたしは、それだけは、避ける為に必死に堪えた。
 そんな中、エロブタの肉の凶器が押し込まれた所で止まった。
 おぞましい予感と共にそれが脈打つ。
「出さないで! 今出された……」
 あたしが言い終わる前にエロブタの肉の凶器から再びあたしの中に熱い液体が吐き出された。
 そしてその衝撃は、堪え続けたあたしを遂に絶頂に達しさせてしまう。
「体を痙攣させて、イキやがったな?」
 あたしは、エロブタから顔を背ける事しか出来なかった。
 エロブタは、肉の凶器を引き抜くとあたしの股間からは、大量の白い液体が溢れ出す。
 中で出された証明に打ちのめされるあたし。
「警察に言おうなんて思うなよ。もしも俺が逮捕されたら、こいつを使ってお前を発情させる。俺が刑務所に居る間中、発情し続ける事になるぞ」
 そう良い捨ててエロブタは、保健室を出て行くのであった。
 その後、正気に戻った天宮先生に体を綺麗にしてもらいあたしは、家に帰った。
 そして、食事も食べず布団に入ってただただ泣き続けるしか出来なかった。


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