◎女になっていく少女
○空白を塗りつぶす性交


 「昨日は、本当に心配したんだからね」
 昨日の子にそう言われてあたしは、取り繕う。
「本当にゴメンネ。でも天宮先生も大丈夫だって言ってたから心配しないで」
「もう、奈々ちゃんも倒れるまで泳ぐなんてドジなんだから」
 口を尖らせ文句を言う友達との何気ない会話。
 そんな中でもあたしは、今日も行われるだろうエロブタの仕掛けにドキドキしていた。
 不安だからドキドキしている。
 そうに決まっている。
「奈々ちゃん、何か良い事あった?」
「別に、どうしてそんな事を聞くの?」
 クラスメイトの問い掛けにそう聞き返すあたし。
「だって、何か嬉しそうなんだもん」
「嬉しそう? あたしが?」
 意外な言葉に問い質すとクラスメイトが頷く。
「そうだよ。ずっと欲しかったゲームを買ってもらってそれを少しでも早くやりたいってそんな顔してる」
 そんな事実は、無い。
 もし、本当にあたしがそんな顔をしてるとしたら、それは、……。
 考えるな、そんな訳ないんだから。
 しかし、昼間での土曜日、あたしの予想と反してエロブタには、何もされずに終わってしまった。
 戸惑いながらも帰宅して部屋に戻り、消化不良の気分でベッドに横になっている。
「今日は、何もされなかった」
 そう言いながらあたしは、服の上から割れ目を触っている事に気付き、慌てて手を離す。
 そんな悶々した気持ちは、一日続いた。
 日曜日の夜、あたしは、ベッドの中で明日から学校の事を考える。
「昨日は、されなかったけど明日からもきっとエロブタが何かしてくる。そしてまたオマンコにオチンポ入れられてしまう」
 あたしの脳裏に先週の絶頂の記憶が甦る。
 お腹の奥がムズムズする。
 エロブタの体液を感じた時の疼きを弱くした様な感じだ。
 無視しても良かったが悶々したまま寝付けなかったので、オナニーを始めてしまう。
 最初は、バージンを奪われる前にやっていた様に割れ目を軽く擦るだけだった。
「ウゥン。駄目、もっと強くしないと」
 エロブタとの行為ですっかり強い快感を覚えてしまったあたしの体は、そんなオナニーでは、満足してくれなかった。
 指をオマンコに激しく入れる。
「アァン、アァン、アァン!」
 そんなあたしの頭に過ぎるのは、エロブタとのセックス。
「オチンポ、オチンポが欲しい、もっと奥まで刺激して欲しいぃぃぃ!」
 あたしは、自分の指をオチンポに見立て、激しくオマンコを抉る。
「嫌、いや、イヤァァァ! 足らないの! こんなんじゃ足らない!」
 セックスを知る前だったらとっくにイッていた刺激では、絶頂には、届かないもどかしさを感じ続けるのであった。


 月曜日の朝、今週は、クラスの花壇の水遣り当番なので、何時もより大分早い時間に学校に来ていた。
 一通り、花壇に水を撒いた後、傍に紙くずが落ちてる事に気付いた。
「もうこんな所に誰が落としたんだろう」
 あたしは、紙くずを拾って持ち上げた時、その臭いに気付いた。
「これって……」
 あたしは、胸の鼓動が大きくなるのを感じながら紙くずを広げていく。
 そこには、大量のザーメンが付着していた。
 その臭いにあたしの体が疼き始める。
「学校が始まる前からなんて……」
 そういったあたしの顔は、どんな表情をしていたのだろう。
 そして紙には、一文、『駐車場の車に居る』とだけ書かれてあった。
 来いとも何も書かれていない。
 それでもあたしの足は、駐車場に向っていた。
「もう発情させられてしまった、このまま授業なんて出来ないから仕方なくよ」
 自分でも誤魔化しの様に聞こえる呟きの間にもあたしは、駐車場に到着した。
 エロブタの自慢のワゴンのドアの一歩手前で足が止まる。
「このままだと、本当に不味い事に成る。赤ちゃんが出来ちゃうかも知れない事を続けちゃ駄目だよね」
 あたしの残った理性が足を止めているのだ。
 しかし、そんな足掻きを無視するようにドアが開いた。
 そしてその先では、寝転がったエロブタが居て、その股間では、オチンポがそそり立っていた。
 それを目にした時、子宮がキュンとして堪らなくなって、車に乗って居た。
 ドアが閉まり、エロブタがそのままの姿勢で言って来る。
「寝起きで面倒だから好きにしろ」
 投げやりな台詞が腹立つが、体を支配する疼きにあたしは、逆らえなかった。
 自らエロブタの体を跨ぎ、オチンポに向かって腰を下ろした。
「アァァァン!」
 根元まで入ってしまったオチンポにオマンコの奥、子宮を突き上げられ、軽くイッてしまう。
 快感を求め、あたしは、腰を上下させる。
「凄い、すごい、オチンポ、スゴイィィィ! 自分でするのと全然違う、オマンコ、気持ち良いぃぃぃ!」
 あたしは、とんでもない言葉を叫びながら更に腰の動きを加速させる。
 もう、オチンポは、完全に根元まで入っている。
 その形が怖いくらいにお腹に浮き出ている。
「大人チンポの形を腹に浮き出させている淫乱小学生なんてお前だけだぜ」
「そんな事を言わないでよ!」
 エロブタの言葉に恥かしさが湧き上がるが、腰は、止まらない。
 昂ぶりきり、イク寸前のオマンコがオチンポの脈打ちを感じた。
「イク、イク、イクゥゥゥ! あたしのオマンコ、オチンポから熱いザーメン出されてイッチャウゥゥゥ!」
 目が眩む様な快感の嵐の中での絶頂にあたしは、エロブタの隣に仰向けに倒れてしまう。
 そんなあたしのオマンコにエロブタがオチンポを当ててくる。
「もう、発情は、収まったが、欲しいか?」
 そうだ、もうしなくても良いんだ。
 でも割れ目にあたるオチンポの熱に促されるようにあたしは、口にする。
「ちょうだい、オチンポをオマンコに頂戴!」
「本当にいやらしい奴だ!」
 そう言いながらエロブタは、腰を押し込んでくる。
「アァァァン! 気持ち良い、気持ち良いのが止まらないぃぃぃ!」
 激しくイッたばかりのオマンコを更にオチンポで刺激されて我慢できる訳が無かった。
 あたしは、自分からも腰を動かし、より深くまでエロブタのオチンポを咥え込む。
 もうどうでも良かった。
 目の前に居るのがエロブタだろうが、ここが学校の中で、もう少しすればクラスメイトも登校してくるなんて事は、気にならない。
 今、この瞬間は、オマンコから脳天に突き上がる快感、オチンポがオマンコを抉り、子宮を突き上げる刺激に溺れた。
「イクイクイク、イクのが止まらないよ!」
 何度も軽い絶頂を迎えつつ、より高みに昇りあがっていく。
 いや、違う、どんどん堕ちて行くのだろう、快楽地獄に。
 それでもかまわない、この快感を得られるのだったら天国でも地獄でもどちらでも良かった。
「出すぞ! 派手にイケ!」
 二度目とは、思えない大量のザーメンがあたしの中に覆い尽くしていく。
「駄目、らめぇぇぇ、もう戻れない場所にイクゥゥゥ!」
 目の前が真っ白になり、体が嘘の様に軽かった。
 あたしは、この瞬間、天国に居たのかもしれなかった。


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