3_美貴


 勇者様は、私の生徒の一人だった。
 これといった才能を持ってる訳でもなかったが、何故か気に成る存在。
 世界中が魔王の存在に苦しむ中、旅立つ事になった彼を私は、ほっておけず共に旅立つ事にした。
 最初は、単なる母性本能みたいな物による保護欲だったと思う。
 でも、旅の中、成長していく勇者様を見続ける内にそれが異性に対する愛情に変っていった。
 勇者様の為なら命すら惜しいとは、思えない。
 一緒に魔王の前に立った時も怖くなかった。
 逆に怖かったのは、魔王を倒した後だった。
 旅を終えた勇者様にとって私は、不要な存在になるのでは、無いかそんな不安が沸き、それを打ち消す事は、出来なかった。


「またあの夢を見てしまったのね」
 胸の奥で蠢く不安は、目を覚ましても消えない。
 私の名前は、植野(ウエノ)美貴(ミキ)。
 中学で教師をやっている。
 まだまだ新人で、覚えないこといけない事も至らない事もいっぱい有り。
 毎日が大変だった。
 それでも私は、充実しているのが解った。
 そう大きな要因が一人の生徒だった。
 鋭由くん。
 何処にでも居るような少年だが、内側から醸し出される優しさのオーラが傍に居るだけで癒される。
 何処か頼りない彼が日々成長していく姿は、教師として楽しみだった。
 しかし、同時に私は、不安を持っていた。
 彼にとって私は、単なる長い学生生活の中の一担任なのでは、ないかと。
 何人か居るその一人として将来、思い出される事もないのでは、ないかと。
 不安を拭う為に私は、顧問が不在だった彼が所属するボランティア部の顧問にもなった。
 しかしそれとて、中学時代が終わればそれまで。
 どうしてそんなに不安なのか、彼に置いて行かれる。
 その不安は、どうしようもなく膨らみ続けていた。


 そんな中、クラス委員長の小川さんが話し掛けてきた。
「先生、この頃、鋭由さんの様子がおかしいんです」
「おかしいって何が?」
 聞き返すと悲しそうな表情で小川さんが言う。
「何か人に話せない悩みを抱えているような、それを自分独りで抱え込んでいる、そんな感じなんです」
「悩みを……」
 確かに最近、ふとした時、悩んでいる様な顔を見せる時があった。
「解ったは、私が話を聞いてみる」
「お願いします」
 小川さんが頭を下げて去っていく。
 その必死な様子を見てれば解る。
 彼女は、鋭由くんを好きなのだ。
 そして私は、時間を見て鋭由くんに話しかけた。
「悩みがあるのよね? お願い話して頂戴」
「えーと、その……」
 口篭る鋭由くん。
「もしかして学校だと話しづらい事なの?」
 鋭由くんの表情が動く。
「今夜、私の部屋に来て。そこで話しましょ」
「……はい」
 鋭由くんも了承してくれた。


 生徒の相談を受けるだけだというのに私は、部屋の掃除をして、滅多に焚かないアロマまで焚いていた。
 そして鋭由くんが訪れた。
「お邪魔します」
 少し緊張した様子の鋭由くんに私は、ジュースを勧める。
「それで、どうしたの?」
 改めて聞いてみると鋭由くんが大分躊躇した後、確認してきた。
「この事は、親にも黙っていてもらえますか?」
「約束するわ」
 私がそう答えると恥かしそうに鋭由くんが言う。
「この頃、股間の奴が異常に大きくなってるんです」
 最初、言っている意味が解らなかった。
 いきなり何を言うんだという感じだったが、じっくり考えてみれば中学生なら無くも無い疑問であった。
「確認なんだけど、それって男性器の事よね?」
 顔を真っ赤にして頷く鋭由くんに私は、少し考えてから答える。
「鋭由くんの年頃に男性器が急激な成長するというのは、それほど異常なことでは、無いのよ」
「本当ですか? 正直、自分では、ここまで大きくなるなんて何かの病気じゃないかって不安なんです。委 員長や和恵ちゃんも短期間でこんなに大きくなるのは、異常だって……」
 今、何気に聞き捨てできない事を言っていた。
「鋭由くん、どうして小川さんや藍田さんが貴方の男性器の大きさを知っているの?」
 それを聞いてしまったって顔になる鋭由くん。
「えーとそれは……」
 もうこうやって答えに困っている時点で確定だ。
 それにしても鋭由くんがもう済ましていたなんて意外だった。
 それも、二人相手に。
 正直、幼馴染の藍田さんだけでなく小川さんが鋭由くんに好意を持っているのは、知っていた。
 本人達は、隠しているつもりだろうが、私の目から見たらハッキリしていた。
 だからどちらかとそういう関係になっていても驚きは、しない。
 ただ、二人同時にそういう関係になっているとなると話は、別だ。
「鋭由くん、中学生だもの、そういう事に興味があるのは、解るけど、やっぱりそういう事は、本当に好きな人とじゃないと駄目よ」
 釘を刺す私に鋭由くんが複雑な顔をする。
「和恵ちゃんも委員長もどっちも大切なんです」
 優柔不断としか言い様が無い答えだが、そんな所が鋭由くんらしい。
 しかし、問題を元に戻すと、本人だけじゃなく相手の女性が異常に感じる程、変化するとは、ちょっと普通では、無い気がしてきた。
「鋭由くん、話は、戻るのだけど、一度見せて貰って良いかしら?」
「見せるって男性器をですか?」
 驚く鋭由くんの横に移動する。
「安心して、私も大人の先生としてみるだけだから。そうお医者さんに見てもらうと思って」
「でも……」
 躊躇する鋭由くんだったが、抵抗は、してこなかったので、ズボンから男性器を取り出す。
「この状態では、そんなでは……」
 そういっている間に興奮してきたのか、鋭由くんの男性器が大きくなっていく。
 どこまで大きくなるんだろうと見ている私の前で鋭由くんの男性器は、信じられないペースで大きくなってしまった。
「……確かに異常かもしれないわ」
「やっぱり、何かの病気なのかも」
 不安がる鋭由くんの男性器は、それほど多くない私の男性経験のそれと比べても大きい。
 しかし、逆を言えば大きさ以外は、異常は、見受けられなかった。
「そうね、正直に話して何時からこういう風になったの?」
「えーと、委員長とそういう事をやる様になって暫く経ってからです」
 鋭由くんの答えに私は、悩んだ。
 私も男性器に詳しくないが聞いた話では、経験する事で大きくなるって事もあるらしい。
 ならば此処は、一つ私の体で確認するしかないのかもしれない。
 そうだ、悩める生徒の為のコレも先生としての行為だ。
「鋭由くん、見ているだけじゃ解らないから、先生が試してあげるわ」
「えーとそれって?」
 困惑する鋭由くんを尻目に私は、下着を脱いで、軽く自分で弄って濡らして鋭由くんの物を咥え込んだ。
「う、植野先生!」
 慌てる鋭由くんに鼻が触れるほど顔を近づけて言う。
「勘違いしないで、これは、あくまで先生として貴方の男性器の異常の確認。だから浮気でもなんでもないのよ」
「で、でも……」
 戸惑う鋭由くん、でもその顔は、気持ち良さそうになっていく。
 そして、私は、興奮していた。
 これで私は、鋭由くんにとって単なる教師じゃなくなった。
 関係をもった女の一人になったと。
 そう思うと今までしたどんなセックスよりも感じてしまった。
 暫く私が上になって腰を振っていると、鋭由くんが切羽詰った顔になる。
「植野先生、僕、もう限界です!」
「良いのよ、先生、今日は、安全日だから、そのまま出して」
 私の答えに鋭由くんは、私に抱きつき、深くまでつきいれ、射精してきた。
 射精も終わりお互い激しく息を吐く。
「機能的には、何の問題が無い見たいね。でも一回じゃ解らないわ。数日後、また確認しましょう」
「は、はい」
 呆然とした表情でそう答える鋭由くんだった。


「先生、何か良いことあったんですか?」
 翌日の夕方、マンションの前で藍田さんに会った。
「えーと、なんでもないのよ」
 罪の意識から思わず視線を逸らす私。
「そうですか、でも凄く嬉しそうでしたよ」
 藍田さんの追及に私は、慌てて言い訳をする。
「えーとね、ほら、前回の模試、みんな成績が良かったでしょ? 学年主任の先生に褒められたのよ」
「そうでしたっけ?」
 首を傾げる藍田さん。
 実は、真逆で、学年主任からは、前回の模試の結果がかなり落ちている事で注意されていた。
「そうなのよ。だから次も頑張ってね」
 そう誤魔化してマンションに入る私。
「植野さんちょっとお話があるのですか」
 管理人さんが話し掛けて来た。
「何でしょうか?」
 私が聞き返す。
「ここでは、なんなので、管理人室で」
「はい」
 私は、言われるままに管理人室に入ってしまった。
 そして見せられてしまった。
「こんな、どうやって?」
 困惑する私に管理人がニヤリと笑って答える。
「管理人ですから部屋に入って隠しカメラをつけるなんて簡単なんですよ」
 信じられない事を平然と言って来た。
「こんな恥知らずの事をして平気なんですか!」
 糾弾する私に管理人が気にした様子も見せずに答える。
「自分の生徒に手を出すよりマシでしょ?」
「これは、その……」
 私が見せられた映像、それは、私と鋭由くんがセックスをしているシーンだった。
「この映像が学校にばれたら間違いなく貴女は、クビでしょうね?」
 管理人の指摘は、正しい。
 しかし、私は、それだけの事をしてしまった。
「脅迫するつもりでしたら無駄です。私は、自分のした事の償いくらいちゃんととります」
 驚いた風な顔をする管理人。
「へー、良い覚悟だ。でも、生徒の方は、どうかな。好きな彼女が居るんでしょう。それなのに先生とこんな事をしていると知られたら、きっと振られるでしょうね」
「鋭由くんは、何も悪く無いわ!」
 私の主張に管理人が肩を竦める。
「そのあんたの言葉を彼の恋人が受け入れてくれればいいですけどね。それって土台無理な話でしょ。この映像が発覚すれば、あんたは、彼の傍には、居られない。あんたの暴走の結果、彼は、恋人すら失う。可愛そうな話ですね」
「それは……」
 言葉に詰る私に管理人が告げる。
「あんたも大人だ、体を許した男の一人や二人居るだろう? それが一人増えるだけで彼を救えるんだよ」
 それが何を意味しているのか、容易にわかった。
「私に貴方の女になれって事ですか?」
「別にただ、セックスをさせてくれれば構わないさ」
 ストレートな表現で返された言葉に私は、躊躇しなかったと言えば嘘になる。
 それでも、ここで強情をはったら鋭由くんに迷惑が掛かる。
 そう思ったら堪えるしか無かった。
「解ったわ。何でもしなさい」
 私の言葉に管理人が邪な笑みを浮かべる。
「ああ、存分に楽しませてもらうさ。取り合えず、服を脱げ」
 言われるままに私は、服を脱ぐと、管理人は、荒縄を持ってきて私の体を縛り上げ始めた。
「何をするの! 抵抗しないって言ったでしょ!」
 私の反発に管理人が失笑する。
「そんな口だけの言葉が信じられるか。確りと縛って抵抗が出来なくしてから弄んでやるよ」
 管理人の荒縄によって私の体は、キツキツに縛り上げられた。
「おお、胸が強調されていやらしいな」
「そういう風に縛ったんでしょ!」
 憤りを覚える私の縄で寄せ上げられた胸を揉む管理人。
「アァン」
 思わず声が出てしまう。
「もう感じ始めたか」
「ち、違う!」
 真っ赤になって否定する私だったが、管理人は、乳首を弄る。
「嘘を言うな、乳首がこんなに勃起しているぞ」
「駄目、そんなに激しく扱かないで!」
 勃起していた乳首を激しく扱かれ、声を荒げる私。
「良い感じだ、こっちは、どうだ?」
 そういって管理人は、股間の縄を軽く引っ張る。
「いや、大切なところが擦れる!」
 荒縄に股間を擦られ、悶えると更に刺激が加わってしまう。
「味あわせてもらうぜ」
 そういって管理人は、私の乳首を吸い上げる。
「すっちゃ駄目!」
 私の意志と無関係に体は、管理人の愛撫に感じ、何度も絶頂に達するのであった。


「縄がいやらしい液体でグチョグチョだな」
 管理人の言葉に私は、俯くしか出来ない。
 確かに私の股間のところの縄は、私の愛液で、変色しているのが私の目からも解ってしまう。
「それじゃあ、本番といきますか」
 そういって取り出した管理人の男性器は、鋭由くんの物と比べても勝るとも劣らない物だった。
 荒縄をずらされ、押し当てられた男性器が一気に挿入される。
「アァァァン!」
 何度も絶頂を迎えて敏感になってしまったオマンコを刺激されて声が出てしまう。
 動かされる男性器は、鋭由くんの単純の動きとは、違う。
 女を知り尽くした、感じる所を正確に攻め立てる恐ろしい動きに私は、絶頂に向かって昂ぶっていく。
「一発目だ」
 管理人の言葉に私は、首を横に振った。
「だ、出さないで!」
「安全日だろうが、気にするな!」
 そういって容赦なく射精されてしまった。
 その衝撃波、激しく私もまた絶頂に達してしまう。
「もう、良いでしょ? 縄を解いて」
 私の要求に管理人が不思議そうな顔をする。
「何を言っているんだ、まだ一発目だぞ。最低でも十発は、するぞ」
「じょ、冗談でしょ?」
 私が顔を引きつらせる。
 付き合った男の中には、続けて二回、三回とした人も居たが、十回なんて信じられない。
「それは、お前の体で確かめろ!」
 そういって硬さを維持したままの男性器を動かす管理人。
「いや、いったばかりで敏感なの、またいっちゃうぅぅぅ!」
 再び昂ぶる私。
 そして管理人は、高言通り、十回も私の中に射精した。
 その間、私は、その何倍も絶頂に達していた。


 あんな事があった翌日でも私は、仕事を休まなかった。
 休んだら負けな気がしたのだ。
 なんとか仕事を終えて家に帰る。
「これもあんな事をしたから。同じ過ちは、二度としない」
 心身ともに疲れから着替えもせずにソファーに横になっているとチャイムが鳴った。
 億劫になる気持ちを押し殺して出るとそこには、鋭由くんが居た。
「あのー、来たんですが、お邪魔でしたか?」
「そ、そんな事は、無いわよ」
 私は、慌てて鋭由くんを中に入れて、ジュースを出した。
「えーと、その……」
 居心地悪そうにする鋭由くん。
 私に言われたから来たが、やっぱり躊躇しているのだろう。
 そんな姿を見ていると胸の奥が疼き、さっき誓ったばかりなのに、私は、行動に移していた。
「ちゃんと調べないといけないわね」
「ですけど、やっぱり、その……」
 そんな純な態度が堪らなかった。
「大丈夫、これは、浮気じゃない。単なる確認だから」
 そういって私は、服を着たまま鋭由くんを迎え入れた。
 だって、服を脱いだら縄の跡が見えてしまうから。
「植野先生!」
 一度始めてしまうと、鋭由くんも男の子激情のままに単純なピストン運動をして私の中に射精する。
「はぁはぁはぁ、どうでしょうか?」
 こんな状況でも当初の目的を忘れない鋭由くん。
「うーん、大丈夫だと思うけど、まだまだ確認が必要だわ」
 私の言葉に少し困った顔をする鋭由くん。
「植野先生には、迷惑をお掛けします」
 そんな鋭由くんが愛しくて堪らなかった。
「良いのよ。またね」
 そして鋭由くんが帰っていった。
「鋭由くんの為にも堪えないと」
 私が覚悟を決めた時、管理人がやってきた。
「二度と生徒とセックスするなんていけない先生だ」
「余計な前置きは、要らないでしょ。好きにして」
 私が服を脱ぐと管理人は、前回同様縄で縛ってセックスをしてくる。
「駄目、イクゥゥゥ!」
 管理人の熟練した腰の動きに私は、今回も絶頂に導かれる。
「直ぐにイッちまう淫乱教師には、罰が必要だな」
 そういって管理人は、私のお尻を叩いてくる。
「痛い! 止めて!」
「痛くしているんだから当然だろう! ほらもっと痛がれ!」
 管理人は、何度も何度も私のお尻を叩く。
「痛い! 痛い! 痛い!」
 泣き叫ぶ私、しかし、そうしている間も管理人は、容赦なく腰を振ってくる。
「痛いだけか?」
 叩かれるのは、確かに痛い。
 でも、激しく突かれるオマンコからは、快感のパルスが生まれている。
 それを同時に受けてるいるとおかしな事になってくる。
 お尻叩きに痛み以外の感覚が生まれ始めるのだった。
「い、嫌! へ、変よ! こんなのおかしいの!」
 それは、快感。
 叩かれる事が気持ち良くなっていく。
「本当に淫乱な教師だな、イッちまいな!」
「らめぇぇぇーイクゥゥゥ!」
 管理人の射精と共に絶頂に達してしまう私であった。


 それからというもの、管理人は、鋭由くんとセックスをした後にやってきては、縄で縛り、罰と称して私に痛い事をしてきた。
 しかし、それがなんなのか良く考えれば解る。
 私は、SM調教をされているのだ。
 叩かれたりする事を気持ちよくさせられているのだ。
 それを指摘すると管理人が盛大に笑った。
「気付いて無かったのか? 馬鹿じゃねえ?」
 あからさまに侮蔑に涙が滲む。
 そして何より悲しかったのは、私の体は、徐々にそれに順応していっているという事実であった。
 いつもの様に鋭由くんとした後に来た管理人が私を縛った後、苦笑する。
「完全なマゾだな」
「何を言うの!」
 抗議する私を指差して言う。
「縛られただけでビンビンに乳首を勃起させたあげく、もう縄を濡らしている状況で違うって言うのか?」
「こ、これは、鋭由くんとの後だから敏感に……」
 ちゃんとした言い訳が出来ない。
 縛られて興奮してるのは、本当の事なんだから。
 そして今日は、どんな事をされるかと考え胸をドキドキさせている自分が嫌だった。
 すると管理人が頭を掻きながら言う。
「うーん、もう飽きたな。もう縄を外して良いぞ」
 いきなりの展開に私は、戸惑う。
「いきなり何を言うの?」
「言葉のままの意味だ。正直、嫌がるのを見るのが趣味だったが、順応したお前なんて面白くないんでな。今日でお終いだ」
 管理人の答えに私は、反論する。
「順応なんてして無い!」
 呆れた顔をする。
「ここで安堵の顔すら出来ないお前がか?」
「それは……」
 そうだ、ここは、安堵すべき状況だ。
 もう好きでもない男に抱かれなくても、痛い思いしなくて済むのだから。
「飽きた女の情事を流して自分が警察に捕まるかもって危険を冒したりしないから安心しろ」
 そういって管理人は、さっていった。
「本気なの?」
 その様子に戸惑う私だったが管理人は、その言葉通り、私の部屋にやってくる事は、無くなった。


「植野先生、治りましたよね!」
 セックスの後に嬉しそうに言う鋭由くん。
「……ええ、サイズも標準サイズね」
 あれから何度か鋭由くんとしている間に鋭由くんの男性器のサイズが中学生の標準サイズに戻っていた。
 本当に安堵している鋭由くん。
「でも油断したら駄目よ」
「はい! また確認をお願いします!」
 そういって去っていく鋭由くんを見送ってから私が呟く。
「あんなチンポじゃ全然満足できない」
 そう、元のサイズに戻った鋭由くんとのセックスでは、全然気持ちよくないないのだ。
 興味を失った管理人がさっさと帰った為に自分で外した縄を取り出していた。


「何の様だ?」
 私は、最初に抱かれて以来、避けていた管理人室に来ていた。
「解っているんでしょ?」
 私は、確信していた。
 この展開を管理人が予想していた事を。
「ほー、そのくらいは、理解していたか。それじゃあ、準備は、出来てるな」
 私は、羽織っていたコートを脱ぐ。
 私の姿を見て笑みを浮かべる管理人。
「自分でそこまできつきつに縛るなんて本当にマゾだな」
「そうよ、貴方にマゾにされてしまったのよ。責任をとって!」
 私の言葉にあっさり頷く管理人。
「良いぜ。ただし覚えておけ俺は、抱くのは、体だけだ。心までは、要らない。その意味は、解るな?」
「最低の男ね。肉欲なんて全てを捨てたりしない筈よ」
 私の言葉に管理人は、私をベッドに押し倒すと、縄を引っ張る。
「アァァァン!」
 そしてそのままチンポを挿入してくる。
「こ、これ、コレが欲しかった。この太いチンポが欲しかったの!」
 私は、自ら腰を振っていた。
「好きでもない男のチンポに腰をふるいやらしいケツには、罰を与えないとな!」
 管理人に叩かれるお尻が痛いのに気持ち良い。
「もっと、もっと叩いて!」
 痛みがチンポの快感を更に高めてくれているのが解る。
「ほらイキやがれ!」
 オマンコの奥まで疲れたチンポの先から大量のザーメンが吐き出される。
「熱いぃぃぃ! イクゥゥゥ!」
 絶頂に達し、脱力する私であったが、管理人の攻めは、終わらない。
「ほらまだ一発目だぞ! 腰をしっかり振らないと止めちまうぞ!」
 お尻を叩かれながらも私は、必死に腰をふった。
「振ります! だからもっと叩いて、チンポで突いて!」
 そうして私の管理人室通いが始まってしまった。


「ありがとうございました」
 数日後、鋭由くんがセックスの後にそう言って私の部屋から出て行った。
 そしてチャイムがなった。
「今日は、来てくれたのかしら」
 私が出るとそこには、小川さんが居た。
「先生、まさかと思っていたんですが鋭由さんと、生徒とそういう事をしていたんですね?」
 その疑問系は、確信の意味があった。
「ち、違うのよ、これは、その……」
 必死に言い訳を考える私にコートを広げる小川さん。
「縄で体を縛ってるなんて、そんな事を鋭由さんに……」
 管理人室にいく準備をしていた事が後悔される。
「これは、本当に違うの! 鋭由くんとは、こんな事は……」
「先生の言葉なんて信じられません!」
 小川さんは、そういって私を押し倒すとコートを剥いで言う。
「私だって知っています。SMって言うんですよね! こうやって叩かれて悦んでいるんですよね!」
 小川さんは、私のお尻を強く叩いた。
「嫌、小川さん、止めて!」
「嫌? 先生のここは、そんな事言ってませんが!」
 小川さんは、オマンコに指を突っ込んでから引き抜き私に見せ付ける。
「この指の間に糸引くのは、なんですか?」
 小川さんが広げた指の間にねとっと糸引く愛液に私は、反論の言葉を失った。
「先生がこんな変態だったなんて、信じられない」
 軽蔑されきった眼差しに私は、打ちのめされる。
「小川さん、あのね、これには、訳があってね……」
 なんとか言い訳を搾り出そうとする私に対して小川さんは、教鞭を見せてくる。
「これを覚えていますか?」
「それは、確か体罰で止めた教師が使っていた物」
 その教師の体罰を証明して休職に追い込んだのは、実は、私と小川さんだった。
「おかしいと思っていたんです。私が教育委員会に事実を報告しようと言ったのに、先生が内々に終わらせるべきだと主張していたのが。二人は、こういう関係だったのですね!」
 そういって教鞭で私のお尻を叩いた。
「ち、違うの! 違うのよ! そんな事は、関係ないわ!」
 私は、必死に違うことを主張するが小川さんが蔑みきった顔で言う。
「まだ嘘を吐くんですか、そんな自分からお尻を突き出しておきながら?」
 その事実に気付いた時、私は、愕然とした。
 小川さんがいった様に私は、お尻を突き上げていた。
 まるで小川さんの教鞭を催促するように振りさえしている。
「こ、これは……」
 あたしの脳裏に問題の教師との関係が思い出された。
 問題の教師は、教師になったばかりの私の指導員で、何かと御世話になっていた。
 そして酒を飲む席の帰りにホテルに入った。
 その際、その教師は、教鞭で私の体を叩いていた。
 その時は、変態的な行為と軽蔑し、それ以降の誘いを断り、証拠集めを手伝った。
 しかし、今思い出すと証拠を突きつけた時、私は、何かを期待してなかったのか?
 あの教鞭で叩かれる事を求めていなかったのか?
 そんな風に考えてしまう理由は、簡単だった。
 だって、いまのこの瞬間、小川さんの教鞭で叩かれる事を心待ちにしている自分が居るのだから。
 私の中で何かが崩れた。
「はい、私は、変態なんです! だからもっと罰を与えて下さい!」
「本当に最低!」
 そういって私を教鞭で叩く小川さん。
「アァン!」
「叩かれて悦ぶ変態!」
 また叩かれる。
「イイ!」
「生徒に、私の好きな人のを咥えたのは、この淫乱マンコですか!」
 教鞭の一撃が股間に命中する。
「らめぇぇぇ!」
 激しい刺激に私が失禁してしまう。
「教師が生徒の前でお漏らしですか、もう終わってますね」
 小川さんの侮蔑の言葉すら今の私には、快感を高めるスパイスになっていた。
 そんな中、管理人が現れた。
「これが欲しいか?」
 突き出されたチンポを見て私のお腹の奥、子宮が疼く。
「欲しいです! 入れてください!」
「生徒の前だぞ?」
 管理人のその一言に私は、小川さんを見る。
 小川さんは、虫けらを見るような目で私を見ていた。
 その視線に私は、我慢できなくなってしまう。
「我慢出来ないんです! 生徒の前でこの淫乱、変態マゾのオマンコにチンポを入れて、無様にイカせてください!」
 私は、お尻を力の限りつき出し、激しく振ってチンポを求めた。
「完全なマゾの奴隷に堕ちたな」
 そういって管理人は、チンポをいれてくれた。
「アァァァン! チンポサイコーれふぅぅぅ!」
 よがる私の唇を管理人の唇が塞ぎ、舌で口内を蹂躙していく。
 その中、全てを理解させられた。
 唇を離した後、私が微笑む。
「小川さんも一緒なのね」
「一緒にしないでください!」
 小川さんが教鞭で叩いてくる。
「アァン! でも一緒でしょ? 同じ魔王様の奴隷、今だって魔王様のチンポを見て欲情してるんでしょ?」
 荒い息をしてアナルとオマンコに埋まっていたバイブのスイッチを入れてよがる小川さん。
「う、五月蝿い! 変態マゾ!」
 その言葉に私は、ゾクゾクする。
「さて、生徒まで手を出している魔王のチンポ、抜いて欲しいか?」
「いや! もっと、もっと激しく突いて下さい!」
 私は、魔王様にしがみつく。
「ならば命令だ。お前が顧問を務める部活、その生徒達全てに抱かれろ。一緒に部活で汗水をたらした仲間に尊敬する担任が陵辱され悦ばされているあいつがどれだけ衝撃を受けるか」
「抱かれます! 抱かれます! ですからどうか、熱いザーメンをくらはい!」
 私は、がむしゃらに求めてしまう。
「我慢が足らない雌が、我がザーメンを受け、その身に宿した俺の力を解放しろ!」
「やけちゃぅぅぅ! イクゥゥゥ!」
 魔王様の熱いザーメンに私は、全身を震わせて激しく絶頂するのであった。


「本日の部活は、おしまいです。気をつけて帰ってね」
 私の言葉に部員達の殆どが帰っていく。
「植野先生、さようなら」
 鋭由くんを見送った後、残っていた部長が言う。
「鋭由は、真面目で、ボランティアに真剣です。次の部長は、彼ですかね?」
 私は、頷く。
「そうね。ところで、ここに残ったって事は、ボランティアをしてくれるのよね?」
「はい。そのつもりです」
 私が服を脱ぐと部長は、辟易とした顔を見せる。
「しかし、本当に変態ですね。学校で生徒の前だっていうのに自分をそんな荒縄に縛って居るなんて」
 私は、きつきつに縛った荒縄の濡れた股間の部分をずらす。
「そう、そんな変態雌に性欲処理のボランティアをしてくれるんでしょ」
「仕方ありません、そんな大変なボランティア、部長の俺が率先してやらないといけませんから」
 そういってチンポを入れてくる部長。
「アァン! チンポ、気持ち良い!」
「本当にマゾ変態は、困る。ボランティアも大変だ!」
 そういってお尻を叩いてくる部長。
「気持ちいいぃぃぃ! もっと、もっと叩いて!」
「変態が! これでもくらえ!」
 そういって射精する部長。
「満足ですか?」
「駄目、ボランティアをするからには、最後までちゃんとしないとね」
 私の言葉に部長は、面倒そう態度で言う。
「本当に大変なボランティアだ」
 そう良いながら再開する部長。
 別に言葉遊びをしてる訳では、無い。
 魔王様の力の一つ、サブリミナル。
 これで部長には、私の様な変態にセックスするのは、ボランティアで、ボランティア部に所属している以上、絶対にやらないといけない事だと刷り込んであるのだ。
 散々私の出した後、部長を帰って言った後、私は、零れたザーメンを舐めとりながら呟く。
「他の部員への刷り込みは、まだなんて魔王様に叱られちゃうわね」
 罰を期待して私の子宮は、疼くのであった。


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