2_双葉


 勇者様と私が出会ったのは、学びの園で孤立していた頃だった。
 言われたルールをただ守っているだけなのに何故か、後ろ指差される日々。
 そんな時に勇者様が現れた。
 その時も、勇者様の来訪に周囲の人間がお役目を忘れて歓喜するなか、私は、独りお役目を続けていた。
 そんな私を同僚も嫌そうな目で見ていた。
 きっと勇者様もこんな私の行動に嫌悪することだろうと思ったが、他人に迎合してお役目を放棄する気には、なれなかった。
 そんな私に勇者様は、近づいてきて真っ直ぐな瞳で声を掛けてくれた。
「どんな状況でも自分のお役目を忘れない。貴女の様な確りした人を僕は、尊敬します」
 その時、私は、誓った。
 勇者様についていこうと。
 何があっても、勇者様に仕え、支えていこうと。
 例え、勇者様にとって特別な一人になれないとしても。
 それが私の愛の証なのだから。


 切ない気持ちのまま私は、目を覚ました。
「小さい頃、よくみた夢を今更見るなんて……」
 私の名前は、小川(オガワ)双葉(フタバ)。
 これといった取り得もなく、ただ真面目なだけな私。
 小さい頃から両親の言うことにずっと従ってきた。
 唯一の例外が、いまの中学への入学。
 本当は、もっとレベルの高い学校を狙う予定だった。
 だけど、私は、今の学校を選んだ。
 理由は、一つ、鋭由さんが居るから。
 小学校の入学式、まだ六歳なのに既に眼鏡をする程に勉強漬けでろくに遊べず、クラスで友達も出来ないし、それが淋しいって事だと知らなかった。
 そんな私に笑顔で手を差し出してくれたのが鋭由さんだった。
 初めての友達、差し出された手の温もりに私は、人間同士の関係の大切さを知った。
 真面目な性格の私は、よくクラス委員長をやらされた。
 仕事自体は、辛くなかった。
 真面目過ぎる私に不満の声をあげる人も多かったが、そんな私が委員長を続けられたのは、偏に鋭由さんのフォローがあった。
 鋭由さんが居るからこそ今もクラスの皆と友好な関係を結べていると思っている。
 鋭由さんは、大切な友達だと思っていた。
 でも、その想いが違う物だと気付き始めたのは、何時頃だろう。
 そう、小学校で女子だけが集まり生理や男女の事を教わった時、私がその相手と想像したのは、鋭由さんだった。
 鋭由さんの事が友達として好きでなく、異性として好きなんだと。
 私は、そんな鋭由さんと一緒の中学に入る為、転勤になった父親から離れ、独りこのマンションに住んでいた。
 起き上がった私は、下着が汚れている事に気付く。
「今月も、だからかな……」
 私は、生理の前後、ホルモンバランスが変化し、お腹の奥が悶々してしまう。
 今日もどうもスッキリしない。
 そしてこんな時にする事は、決まっている。
 私は、下着の上から割れ目にそって指を上下させる。
 自慰行為、恥かしいけど、こうしておかないと一日悶々が続いてしまう。
「鋭由さん、ウゥン!」
 そして私がその相手のイメージに使うのは、いつも鋭由さん。
 こうやって自分の大切な所を触る指が鋭由さんの指だったらと考えると自然と体が熱くなる。
「アァァァン!」
 達した後、高揚感が冷めていくと襲ってくるのは、こんな事をしてしまう自分への嫌悪感。
 それを振り払うようにシャワーを浴びて私は、学校に向う。


「委員長、おはよう」
 教室で席に座っていると鋭由さんが挨拶してくる。
「おはよう、鋭由さん……藍田さん」
 挨拶を返しながら私は、鋭由さんの隣にいる藍田さんに気付いてしまう。
 幼馴染という二人は、小学校の頃から仲が良かった。
 しかし、最近、二人の関係に変化があった。
 藍田さんが無断欠席をした前後の鋭由さんの接し方の変化から、クラスでは、遂に一線を越えたという話がもう確定情報として流れている。
 鋭由さんが藍田さんとそういう事をしたと考えると胸が痛かった。
 でも、私は、笑顔で二人に接する。
 だって元々鋭由さんにとって私は、たくさん居るクラスメイトの一人でしかない。
 鋭由さんと恋人に成れる訳が無いんだから。
 放課後、私は、偶然、藍田さんを見かけた。
 傍に居たのは、鳥尾さんだった。
「今日、良いだろう?」
 鳥尾さんがそういって藍田さんのお尻を撫でる。
「もう、学校だよ。勇君だけには、ばれたらいけないんだからね」
 そう言いながらも藍田さんは、嫌そうにしていなかった。
「解ってるよ。勇太とは、親友だからあいつが傷つくようなヘマは、しないさ」
 そう言いながらなんと鳥尾さんは、藍田さんにキスをしていた。
 信じられない光景に私が硬直している間も二人のキスは、続き。
 長いキスが終わり、二人の離れていく顔の間を唾液が繋がっていた。
「今日は、これからクラス会の準備の手伝いがあるわ。その間だったら、勇君も委員長の部屋で安全だから」
「面倒な仕事を自分から請け負うだから勇太も本当に物好きだよな」
 苦笑する鳥尾さんに藍田さんが言う。
「そこが勇君の良い所なの」
 すると鳥尾さんが藍田さんの胸を触りながら言う。
「でも、エッチは、下手なんだろ?」
「それでも好きなの」
 藍田さんは、そういうと鳥尾さんが手を振る。
「解ってるって。俺との関係は、あくまでお互いの性欲処理。俺だって勇太との関係は、壊したくないから安心しろ」
 そういって二人は、私に聞かれているなんて知らないままその場を後にするのだった。
「嘘よね……」
 信じられなかった。
 鋭由さんと藍田さんがそういう事したと噂になった時、ショックを受けたが納得も出来ていた。
 そう遠くない未来には、そうなると予感は、していたからだ。
 でも、藍田さんが鋭由さんを裏切っていたなんて信じられない。
「二人が愛し合ってるからだから私だって……」
 諦められたのに。
 言葉に出来ない思い。


 家に戻ってもショックが抜けずに居ると玄関のチャイムが鳴った。
「そうだ、今日は、クラス会の準備があったんだ」
 慌てて玄関に行くと鋭由さんと藍田さんが道具をもって立っていた。
「委員長、もう良いかな?」
 訊ねてくる鋭由さんに私は、慌てる。
「ええ、大丈夫。さあ、入って」
「でも、制服のままなんて、どうしたの?」
 原因でもある藍田さんが怪訝そうに聞いてきた事に私は、苛立ちを覚えましたが、鋭由さんに心配をかける訳には、いかない。
「二人が来る前にやる事があって、それを先に片付けていたの」
「そうなんだ。ちょっと早すぎたね、ごめんね」
 謝罪してくる鋭由さんに私は、慌てる。
「良いの。それより始めましょう」
 私は、そう答えながら背を向ける。
 だって、気にしてもらい嬉しくって顔を真っ赤にしている所を見せられない。


 暫く作業をしていると藍田さんがいって来る。
「委員長、一度着替えてきたら?」
「別に制服のままでも構わないわ」
 私の答えに藍田さんが鋭由さんに問い掛ける。
「私服の委員長も見てみたいと思わない?」
「うん、きっと可愛いんだろうね」
 鋭由さんの可愛いって言葉に胸がドキドキする。
 しかし、今更、着替えに行くわけにもと思っていた時、藍田さんが背伸びをする。
「うーん、ずっと座っているときついよね。そうだ、あたし飲み物買ってきたの飲まない?」
 そういって藍田さんが飲み物とクッキーを出すと鋭由さんが嬉しそうに言って来る。
「和恵ちゃんのクッキー、美味しいんだよ」
「……このままじゃ食べ辛いから、お皿に移してくるわ」
 私は、クッキーをもってその場を離れた。


「どうぞ」
 私がクッキーを載せた皿をテーブルに置いた。
「委員長、そのブラウス可愛い、何処で買ったの?」
 私服に着替えた私を興味津々に聞いてくる藍田さん。
「制服じゃない委員長も可愛いね」
 鋭由さんの言葉に私は、内心ガッツポーズをとってしまう。
 藍田さんのクッキーに対抗するために、鋭由さんとのデートを想像して買ってしまった服に着替えてきたのが正解だった。
 正直、下着が見えそうな程、短いスカートやうっすら透けるブラウスを着るには、かなり度胸が必要としたが、鋭由さんに可愛いって言って貰えた。
 クッキーが無くなる頃、藍田さんが時計を見て立ち上がる。
「スーパーのタイムサービスがあるの。後は、二人にお願いしていい?」
「僕は、構わないよ。委員長も良いよね?」
 鋭由さんの優しい言葉に私は、頷く。
「それは、構わないけど……」
 言葉を濁したのには、理由があった。
 私も一人暮らし、今がタイムサービスの時間と微妙に違うくらいしっている。
 そして、あの約束を考えたら、藍田さんは、この後、鳥尾さんと不貞行為を行うのだろう。
 そう考えると胸の奥に黒い物が湧き上がっていた。
「本当にありがとうね」
 感謝の言葉を言い、藍田さんは、最後に私の肩に手を触れて言う。
「勇君の事をよろしくね」
 それを言われた時、私の中で秘め続けた思いの扉が開いていた。


 藍田さんが帰ってからは、特に会話も無く作業を続けてしまう。
 でも作業は、あまり進まない。
 鋭由さんは、真面目に進めているが、問題は、私だ。
 鋭由さんと二人っきりってシチュエーションに落ち着かない。
 胸が高鳴りドキドキする。
 鋭由さんがテーブルの下に落ちた材料を拾おうともぐりこんだ時に声をあげる。
「あ!」
 その慌てた声に私も驚く。
「どうしたの?」
 テーブルの下から顔を出した鋭由さんは、申し訳なさそうに言う。
「その、実は、テーブルの下に顔を入れた時、委員長のスカートの中が見えちゃったんだ。ごめん!」
 手を合わせる鋭由さんの赤い顔を見た私の体が熱くなる。
 見えるようなスカートを履いていたことの恥かしさもあったが、何より鋭由さんが私の下着を見て赤くなっているって状況が嬉しかった。
 私をそういう目で見てくれている。
 元々、二人っきりになってから緊張し、熱くなっていた体が更に熱くなる。
 そして、藍田さんの言葉と共に開いてしまった扉から想いが噴出した。
「鋭由さん、私と思い出を作ってくれませんか?」
「思い出?」
 不思議そうな顔をする鋭由さんに私が頷く。
「私、鋭由さんの事が好きです」
「僕も委員長の事が好きだよ」
 笑顔でそう言ってくる鋭由さんの言葉に私は、首を横に振る。
「そういう好きじゃないんです。異性として好きなんです!」
 一生分の度胸を振り絞った言葉に鋭由さんも驚いた顔をした。
「えーと、その委員長の気持ちは、嬉しいけど、僕には……」
 そう、鋭由さんには、藍田さんが居た。
 だからこの気持ちは、抑え続けていた。
 でも、藍田さんも浮気をしている、だったら私が鋭由さんとそういう関係になっても良い筈だ。
 私は、鋭由さんに抱きつく。
 自分でも自分がこんな事が出来るとは、思わなかった。
「委員長……」
 私を傷つけたくないという鋭由さんの優しさを私は、利用する。
「一度で良いんです。鋭由さんとの思い出を下さい」
 私は、目を瞑って、唇を押し付けていた。
 唇が離れた時、少し申し訳なさそうな顔をしながら鋭由さんが言う。
「本当に僕で良いんだよね?」
「鋭由さんじゃないと駄目なんです」
 私の言葉に鋭由さんが折れた。


 寝室に入り、私は、下着を脱いでベッドに横になる。
「止めたくなったら直ぐに言って」
 そう言いながら鋭由さんは、ズボンからあれを取り出し私のあそこに当てた。
「かなり痛いから我慢しないで良いよ」
「私の事は、気にしないで、続けてください」
 私が促すと鋭由さんのあれは、ゆっくりと私の中に入ってくる。
 予想していたよりも痛かった。
 歯を食いしばってしまうと鋭由さんの動きが止まる。
「やっぱり止めた方が……」
「止めないで! お願いだから最後までしてください!」
 私の懇願に再び鋭由さんが動き出す。
 激しい痛みを伴いながら鋭由さんのが私の中に全て入った。
「これで鋭由さんと一つになれたんですね」
 痛みは、大きかったがそれ以上に鋭由さんと一つになれた事が嬉しかった。
「委員長、その、あの……」
 切羽詰った顔をする鋭由さん。
 その何かを我慢する様子から私は、察する。
「鋭由さんが気持ちよくなるんだったら構いません」
「ありがとう!」
 鋭由さんの腰が動くと傷口が刺激され更なる激痛あ走るが私は、我慢する。
「もう、限界みたいだ」
 引き抜こうとする鋭由さんに私は、首を横に振って言う。
「今日は、大丈夫な日ですから中で出してください」
「良いんだね?」
 確認してくる鋭由さんに私は、強く頷いた。
 そして鋭由さんの温かさが私の中で広がって行った。


 あの後、交互にシャワーを浴びてから再開した作業を終え、玄関の所で悩んでいる鋭由さんに私から告げる。
「今日の事は、私だけの思い出としてとっておきます。鋭由さんは、忘れて下さい」
「でも……」
 躊躇する鋭由さんに私が微笑む。
「良いんです。鋭由さんと出来たって思い出だけで、私は、十分幸せですから」
 私は、そう言って部屋に戻る。
 ベッドのシーツに残った赤い染み、それが私と鋭由さんが一つになった証だった。


 翌日、鋭由さんは、必要以上に意識していたが、私は、普段通りを装った。
 あれは、一度だけの事と納得していたから。
 マンションに戻った時、管理人さんが声を掛けてきた。
「小川さんちょっと管理人室まで来てもらえますか?」
「はい」
 そう答えて、また親からの宅配便が来て預かってるのだろうと管理人室に入った。
 そして見せられた映像に血の気が引く想いだった。
「どうして?」
 私の言葉に管理人さんがデッキからDVDを取り出して言う。
「隠しカメラがありましてね。さてさて、これを色々と送ってくる御両親の元に送ったらどうなりますかね?」
「止めてください!」
 叫ぶ私の他所に管理人さんが続ける。
「最悪、彼は、少年院入りかな?」
「鋭由さんは、わるくありません!」
 私の主張に管理人さんが苦笑しながら応じる。
「仮にそうだとしても、少なくとも君は、今まで通りって訳には、いかない解ってるね?」
 それは、間違いなかった。
 一人暮らしをすると決めた時、散々反対された。
 何か問題があったら直ぐに両親の済む町の中学に転校するという約束の下、今の生活を許可されたのだから。
「何が目的ですか?」
 私は、そう問い掛けた。
 少し考えれば解る事、この管理人が道徳心持つ大人で私と鋭由さんとの関係を懸念しているのならこんな事をせずに直接両親に伝えている筈だ。
「話が早いのは、助かる。何、頭の回転が速い君なら想像がつくだろう、君の体が目的だ」
「最低ですね。元々、そういう目的で隠しカメラをつけているのですね?」
 私の敵意にも管理人は、平然とした顔で答える。
「そうだ。でもそれを警察に訴えたら君が生理の前に必ずオナニーの時におかずにする彼との関係も終わりだね」
「そんな所まで……」
 恥かしさに顔が赤くなる。
「自分ながら最低最悪で選択の余地の無い選択をさせてあげよう。この事実を警察に伝え、彼との関係を終わりにするか? それとも俺の性欲処理の道具になるか?」
 吐き気がしそうになる最低な選択。
 そして悲しいかな、相手の言うとおり選択の余地など無かった。
「好きにすれば良いわ」
 それが私の答え。
 元々鋭由さんとのハッピーエンドなんて無理だと覚悟している。
 ならば、私がどんな目に会っていようと鋭由さんの傍に居られるこの生活を護らないといけない。
「良い覚悟だ。さあ、奥にベッドがあるから裸になって横になるんだ」
 私は、言われるままに実行した。
 恥かしさと悔しさに涙が流れる。
 そして、管理人が私の体を弄び始める。
 最初は、割れ目をゆっくりとなぞる様に指を上下させる。
 無論、嫌悪感が先立ち、気持ちよくなんて無かった。
 しかし、体は、刺激に反応する様に出来ていた。
 ジワリジワリと愛液が染み出てくる。
 それに合わせる様に管理人の指は、割れ目を中に埋まっていく。
 管理人の指は、そのごつい外見と異なり繊細な動きで私の感じる場所を探り当てていく。
「アァン」
 思わず声が漏れてしまい、慌てて口を押える。
 そんな私の反応にニヤリと笑う管理人の顔に私は、激しい腹立ちを覚える。
 管理人のその最悪な性格もそうだが、それで感じ、声を漏らしてしまった自分が腹立たしい。
 私は、意地でも達しないと誓った。
 徐々に速くなる指の動きに伴い快感が強くなるが私は、堪えた。
「我慢する。それも一興だが、これでどうだ」
 そういって管理人は、舌で私のあそこを刺激し始めた。
 それは、指の刺激以上に私を苛めた。
 それでも私は、堪え続けた。
 しかし、そんな私を嘲笑う様に管理人の指が割れ目の上に存在する敏感な場所、クリトリスを刺激し始めた。
「……」
 何度も声が漏れそうになったがなんとか我慢を続けたのに管理人は、なんとクリトリスを舐め上げた挙句、しゃぶってきた。
 それは、自分でするオナニーとは、別次元の刺激。
 私は、達してしまった。
 脱力する私の耳元で管理人が囁く。
「まだ始まったばかりだ」
 そういって管理人は、今度は、胸を揉みあげ始めた。
 胸全体を包み込むように揉んだと思うと、乳首を集中して攻め、そして時には、舌で弄り、吸い上げる。
 左右の胸を交互に攻めるかと思うと、片方を執拗に刺激する。
 私の予測に反する攻めに私は、困惑し、何時しか口を押えていた手が離れていた。
「アァァァン」
 甘い声が漏れてしまう。
 でもそれを堪えるの事が出来ない。
 散々弄ばれた所で乳首を甘噛みされて達してしまう私。
 その後も、何度も絶頂した後、管理人がある提案をしてきた。
「お前は、オマンコの貞操を護りたいか?」
「何を今更、好きにすればいいじゃない」
 半ば自暴自棄にそう告げる私に対して管理人が言う。
「俺は、アナルセックスに興味がある」
「アナルセックス?」
 初めて聞く言葉に私が首を傾げると管理人は、肛門を触りながら言ってきた。
「お尻の穴でセックスをするんだよ」
「じょ、冗談でしょ! 大体、入るわけが無い」
 私の反論に管理人が頷く。
「俺のは、デカイからいきなりは、無理だ。期間を掛けてアナル拡張を行ってからだ。それが出来たらお前を解放してやる」
「そんな話を信じろと?」
 私が睨みながら言うと管理人が肩を竦める。
「信じられないなら別に構わない。普通にオマンコを楽しむだけだ。まあ、そっちでやって妊娠でもしたら今の生活は、おしまいだな。まあ、俺が堕胎手術代を出しても良いぞ」
 そんなのは、最悪過ぎるが、確かにその危険性は、否定できない。
「……本当に開放してくれるの?」
 私の搾り出した問い掛けに管理人があっさりと頷く。
「ああ、正直、単なる興味本位だからな。基本俺は、ズボズボと犯して、オマンコから大量のザーメンを溢れださせて楽しむのが趣味だからな。面倒なアナル調教した後の中古のオマンコより新しいオマンコをターゲットにするさ」
 管理人の下劣さは、私の想像を遥に凌駕していた。
 しかし、次のターゲットになるかもしれない人には、申し訳ないけど私は、この提案をのむことにした。
「約束よ、もし破ったらその時は、私も覚悟を決める」
 妊娠するような事になればどっちにしろこの生活が終わる。
 それならば私は、この管理人を警察に逮捕させるのが正しい判断だ。
「俺は、約束を守る」
 管理人は、一つの箱を取り出す。
 そこには、玉が紐で綴られた物がいくつか並んでいた。
「これは、アナルパールって言う肛門用のアダルトグッズだ。玉の大きさが綴りごとに違うだろう? 小さいほうから始めて、一番大きい奴が馴染んだら本番だ」
「これをお尻に……」
 唾を飲み込む私。
 一番小さい奴は、ともかく大きいものは、テニスボールほどある。
 あんな物が私のお尻に入るなんて考えられない。
「それと、毎日の拡張だが、俺の性欲処理も兼ねて、俺のをお前が射精させるまで、そこでその日の拡張は、おしまいにしてやる」
「射精させるってどうするのよ?」
 私の問い掛けに管理人が興味なさそうに言う。
「好きにしろ。手で扱くのも良いし、舌で舐めるのでも良い。フェラしてもらっても良いがな」
「フェラってなに?」
 私の疑問に管理人は、私の唇に指を触れさせて言う。
「口でしゃぶるって事だよ」
「そんな汚いもの口に入れられる訳無いでしょ!」
 私が怒鳴るが管理人は、問題のアナルパールの準備を始めてしまう。
「それは、するもしないもお前の勝手だ。始めからお尻を貸せ」
 悔しいが私は、お尻を管理人に向ける。
 そして入れられ始めるアナルパール。
 本来、排出器官であるお尻に異物を入れる、それがこんなに気持ち悪い物だなんて思わなかった。
 それでも我慢するしか無かった。
「そろそろお前も始めろ。それともずっと拡張を続けるか?」
 管理人のせっつかれ私は、管理人の私の手首ほどは、あるだろうそれを扱き始めた。
 扱き始めるとそれは、更に一回りも二回りも大きくなる。
 こんなのが私のお尻に入るなんて不可能としか思えない。
 そしてこうしている間も私のお尻では、アナルパールが入れられ続ける。
 どんどんとお腹を圧迫するアナルパール。
「まだなの?」
「そんな下手な手の動きじゃ、一晩掛かったって射精しないぞ」
 管理人の言葉に私は、苛立ちを覚える。
「初めてなんだから下手なのは、仕方ないです」
「だったら、自分がされた時の事を考えろ」
 管理人の言葉に私は、散々舐められ、しゃぶられ達した事を思い出す。
「あんな事をしろって言うの?」
「全部お前次第だ。だけどな、あんまり時間を掛けると」
 管理人は、そういって一気にアナルパールを引き抜くのであった。
 内臓が引き抜かれるかと思った。
「これの回数が増えるだけだぞ。また同じ風にされたくなかったら、全部入る前に俺を射精させるんだな」
「嫌! もう一度、こんな事された死んじゃう!」
 私は、管理人の物を必死に舐め、しゃぶった。
 それでも射精させるまで何回も引き抜かれるのであった。


 翌日、私は、部屋に帰ってから悩んでいた。
 管理人からは、毎日調教するから来いと言われていた。
 しかし、あの内臓をひきずり出される感覚を味わうなんて二度と嫌だった。
「鋭由さんとも思いでも出来た。もう、傍に居なくても……」
 そんな気分になっていた時、玄関のチャイムが鳴る。
 出るとそこには、鋭由さんが居た。
「鋭由さん、どうして?」
 すると鋭由さんは、真剣な顔で言う。
「委員長が凄く悩んでいるって和恵ちゃんが言っていたから心配になって」
 鋭由さんには、心配掛けないように取り繕っていたが藍田さんには、ばれていたのか。
「……私は、大丈夫だよ」
 暗い気分を取り繕いながらそう答えると鋭由さんは、私の顔を見詰て言う。
「僕は、委員長との事は、本気だったよ。一時の気の迷いじゃない。そりゃ、和恵ちゃんの事が好きだけでどっちか選べといわれても迷う優柔不断な性格だけど、それでも委員長との事は、忘れないし、間違いだと思わない」
 折角諦められると思ったのに。
「そ、そんな事を言われても私、困る……」
「ごめんだけど、本気なんだ!」
 抱きしめてくる鋭由さん。
 そして気付いてしまう、鋭由さんのアレが勃起している事実に。
「鋭由さんの……」
 顔を真っ赤にする鋭由さん。
「これは、その、あの、委員長との事を思い出しちゃって……」
 必死に誤魔化そうとする鋭由さんの姿を観て、私の中にあった諦めの気持ちが崩れていくのが解った。
「鋭由さん、入って」
「委員長?」
 不思議がる鋭由さんに私が告げる。
「鋭由さんの気持ちを確かめさせて欲しいの」
「……解った」
 鋭由さんと再び一つになった。
「委員長?」
 行為の後、緊張する鋭由さんに私が言う。
「安心して、藍田さんと別れてなんて言わないから。だから、藍田さんの代わりでも良いからまたしてくれる?」
「そんな代わりだ何て。僕にとっては、委員長は、委員長で大切な人だ!」
 一片の偽りの無い鋭由さんの言葉に私は、満たされた思いだった。


 鋭由さんが帰った後、私は、シャワーを浴びてから管理人室に向った。
「遅かったな? てっきりもう彼との事を諦めたのかと思ったが?」
「諦めない。だから、約束は、続行よ」
 私は、言われる前に服を脱いでベッドに横になる。
 その日も散々体を弄ばれてから、拡張の時間になる。
 ゆっくり入ってくるアナルパールの圧迫感に耐えながら私は、管理人の物をしゃぶった。
「今日は、最初からなんだな?」
 管理人は、愉快そうに言った。
 早くこんな時間を終わらせる為、もう変な躊躇は、しない。
 その甲斐あって、その日は、三回抜かれただけで終わりをむかえられた。


 拡張の日々が続いた。
 諦めの気持ちが再び大きくなる時もあったが、その度に鋭由さんが私を抱いてくれた。
 藍田さんが居ない時の代わりだと思う。
 それでも鋭由さんと一つになれる、そんな日々を失わない為に私は、耐え続けた。
 そうこうしている内に、入るわけ無いと思っていたテニスボール大のアナルパールが私のお尻に入っていた。
 多少キツイが、その出し入れは、もう大丈夫になっていた。
 そして管理人が私の口の中での射精と共に半分しか入っていないアナルパールが抜かれた。
「そろそろ、やってみるか?」
 管理人の言葉に私は、躊躇した。
 さっきまで口にはいっていた物をお尻に入れる。
 怖かった。
 でも、明日は、特別な日だった。
 鋭由さんと朝から映画を観に行く予定になっていた。
 その記念する日の前に管理人との関係を終わらせられたらそれに越した事は、無い。
「そうすれば終わりなのよね?」
「ああ、今夜だけだ」
 管理人の言葉に私は、了承するのであった。
 何度も私の口を汚してきた管理人の物が私の肛門に触れた。
「入れさせて貰う」
 一気に入ってきた。
 管理人それは、アナルパールのそれより辛かった。
 硬く、熱く、何よりアナルパールの様に曲がらない、直棒が捻じ込まれ、内臓が押し潰されるようだった。
 強烈な圧迫感に吐き気すら覚えた。
「苦しいみたいだな、止めるか?」
 管理人の言葉に私は、首を横に振った。
「約束通り今夜で終わりにして」
 苦しかったが鋭由さんとの明日の為に私は、我慢する。
「力まれるだけでもつまらないからな」
 そう言って管理人は、片手で私の愛液で濡れていた割れ目を擦り上げ、クリトリスを弄り、もう一方で胸をもみ、乳首を刺激する。
 悔しいが管理人の愛撫に私の体が反応してしまう。
 それに伴い、苦しいだけだったお尻への陵辱への感覚もジワリジワリと変化していく。
「どうだ、気持ちよくなってきただろう?」
「私は、お尻で気持ち良くなるなんて変態じゃない!」
 そんな主張と裏腹に私の体は、否応にもそれを快感と感じ始めて居た。
 愛撫の快感と混ざり合い、それが快感に近づき、次第に愛撫も減り、お尻の方刺激がメインになる。
 その先端が、女性にとって一番大切な所を裏から刺激している事に気付いた時に私は、気持ち良さを理解してしまっていた。
 漏れそうになる声を必死に堪え、終わるの瞬間まで我慢する。
 しかし、その瞬間が訪れの前兆、管理人のそれが脈打った時、私は、限界に達していた。
「出すぞ」
 その一言と共にぶちまけられた時、私は、イッてしまった。
 熱い管理人の欲望が私のお腹を穢そうと広がっていくのが解る。
 暗澹な気分になりながらも私は、口にした。
「これで満足でしょ? さっさと抜いて下さい」
 それに対して管理人が言う。
「何を馬鹿な事を言っている。今夜で最後と言っただろう。まだ夜は、始まったばかりだぞ」
「じょ、冗談は、止めて下さい。男の人は、出した終わりなんでしょ?」
 私の反論に管理人が腰を動かす。
「この硬さを感じても終わりだと思うか?」
「信じられない……」
 管理人のそれは、出した後の鋭由さんみたいに柔らかく成ってなかった。
 再び始まる出し入れ。
「嫌、こんな状態でされたら……」
 私の体は、お尻は、絶頂に達して敏感に成ってしまっている。
 この状況で続けられたら、また達してしまう。
「存分に楽しませてもらうぞ」
 管理人の腰の動きに一切の容赦は、無かった。
「駄目、だめ、ダメェェェ!」
 必死に拒絶する私の中に二発目がぶちまけられた。
 荒く息をする私。
「もう、十分で……アァン!」
 また動き出した管理人のそれは、それまでと変らぬ硬さを維持していた。
 出された欲望の液体は、グチョグチョといやらしい音をたて、すべりを良くし、私の快感を呼ぶポイントをを次々に攻められていく。
「嫌、いや、イヤァァァ!」
 三発目、私は、また達した。
 全身の力が抜け落ちる私と裏腹に管理人のそれが硬度は、失っていなかった。
「こっからが本番だ」
 その言葉は、真実であった。
 私は、本当に一晩中、数え切れないほど、管理人にお尻を犯され続け、おびただしい量の欲望の塊を吐き出されるのであった。


「眠そうだけど、昨日は、遅かった?」
 翌日、映画を観るために一緒に電車に乗った鋭由さんが問い掛けに私は、慌てて言う。
「鋭由さんと映画だと思ったら緊張して眠れなかったの」
「そうなんだ」
 少し恥かしそうにする鋭由さん。
 でも、それは、嘘なの。
 管理人にお尻を犯され続け、意識を失い、目を覚ましてから必死にその痕跡を消そうとした。
 何時間もお風呂に入ったが、私のお尻の奥には、未だ管理人の物が残滓があった。
 それでも私は、鋭由さんとのデートを楽しんだ。
 いや、それを忘れる為かもしれない。
 だって、愉しい一日が終わり、私を家の前まで送ってくれた鋭由さんに告げるのだから。
「今日だけは、恋人で居て」
 その言葉の意味を鋭由さんも理解してくれた。
 シャワーを浴びて、一日の汚れと、未だ残る管理人の残滓を拭い、私は、ベッドに横になる。
「委員長の事が好きだよ」
 愛の囁きと共に鋭由さんの物が入ってくる。
 愛撫も無い、テクニックもない単純な挿入。
 だけどその結果出される愛の証は、私を幸せな気持ちにしてくれた。
「素敵でした」
「恥かしい事を言わないで下さい」
 恥かしがる私にキスをしてから鋭由さんは、名残惜しそうに帰っていった。
 そんな時、私は、寝室の片隅に置かれた見覚えがある箱に気付く。
「何でこれがここに?」
 幸せな気分が一気に薄れていく。
 それは、私の拡張に使われたアナルパールの箱。
 中には、やはりアナルパールが入っていて、メッセージがあった。
『もう使うつもりは、無いからお前にくれてやる』
「こんな物は、要らない!」
 私は、力強く箱を締める。
 鋭由さんとの行為での汗を流そうとシャワーを浴びる。
 そんな中、私の太ももに流れる白い液体は、二種類あった。
 一つは、鋭由さんの愛の証。
 もう一つは、未だ尽きない管理人の欲望の液体。
「どれだけ出したの?」
 私は、軽い気持ちで肛門に触れた。
「アァン!」
 想像した以上に敏感になっていた事に私は、驚愕し、それ以上触れる事も出来ずにその日は、眠った。
 起きた後には、全ては、夢だったと事を祈るように。


 あの日から私の肛門は、変わってしまった。
 日々の排泄物が通る度に快感が走り、汚れを拭う指が自然と奥まで入っていく。
 その奥でジリジリと燃える淫欲の炎を消す為、私は、拡張に使われていたアナルパールでオナニーを続けるしかなかった。
 その日も鋭由さんと愛し合った。
 鋭由さんと一つになってる時、幸せを感じられた。
「委員長と愛し合える僕って幸せ者だよ」
 私を優しく抱きしめる鋭由さんの手。
 それがお尻に触れていた。
 私の脳裏にその手が更に進み、私の肛門を刺激してくれる事を夢想してしまう。
「鋭由さん……」
 縋るような目で見る私に眉を寄せる鋭由さん。
「どうかしたのかい?」
「……なんでもないの。もう少しこうしてたかっただけ」
 私は、視線を外して誤魔化す。
「僕もだよ」
 もう一度強く抱きしめ、キスをしてくれる鋭由さん。
 でも、そのキスより、私には、肛門の傍まで来ていた手が気になってしまっていた。
 鋭由さんが帰った後、私は、あの箱を開け、その中でも一番大きいのを手にとっていた。
「またこれを使ってしまう……」
 こんな物が入るなんて考える事も出来なかったのに。
 今では、これでも物足りなかった。
 私は、何度もアナルパールを出し入れしながら脳裏に浮かべてしまう。
 あの日の激しい絶頂を。
 私は、あの箱を持って管理人室に向った。


「何の用だ?」
 そっけない態度をとる管理人に私は、アナルパールが入っていた箱を差し出していう。
「返しに来ました」
 それを受け取り管理人がニヤリと笑う。
「一番大きいのが足りないが」
 私は、お尻を突き出し、スカートを捲り上げる。
「それは、ここに入っています。どうぞ受け取って下さい」
 管理人は、愉快そうに笑いアナルパールを一気に引き抜く。
「アァン!」
 私は、快感に声をあげてしまう。
「それでどうして欲しい?」
 振り返った私の視界に管理人の剥き出しのチンポが入ってきた。
「それを入れてください」
「良いだろう、開発した責任って奴だ。お前が満足するまで犯してやろう。だがその前に俺にも奉仕してもらおうか」
 管理人の言葉に何度もやらされて上達してしまったフェラチオを始める私。
 嫌なだけだった行為。
 間違っても惜しいわけの無い、汚らしいチンポが何故だか今は、愛しい。
 口内に広がるザーメンを私は、飲み込んだ。
「これでしてくださるのですね?」
「ああ、満足させてやるよ」
 そういって管理人は、私の肛門、アナルにチンポを突き刺す。
「アァァァン! 気持ち良い! チンポ、気持ち良い!」
 私は、少しでも気持ち良くなれるように自ら腰を振って居た。
「すっかりアナルセックスの虜だな。一発目だ!」
 激しい射精、熱いザーメンが私の奥の奥まで広がっていく。
「熱いザーメンでイクゥゥゥ!」
 あの日からずっと感じる事が出来なかった絶頂に私は、戻ってきていた。
「一発で満足か?」
 管理人の言葉に私は、首を横に振っていた。
「安心しろ、勿論、足腰が立たなくなるまでしてやるからな」
 その宣言通り、私は、何度も何度も射精され、その何倍も絶頂に達し、次の日は、ベッドから起き上がる事も出来なくなっていた。


 私の管理人室通いの日々が再開された。
 そんなある日、私が何時もの様に管理人さんにフェラチオをしていると、いきなりお尻をつかまれた。
「誰?」
 思わずフェラチオを止めて振り返るとそこには、藍田さんが居た。
「委員長に恋人を盗み食いされている女ですよ」
 軽蔑の眼差しを向けてくる藍田さんに私が反論する。
「盗み食いなんて。それに藍田さんだって……」
「あたし達のは、あくまで性欲処理。でも委員長は、愛しているんでしょ。体だけの関係より酷い裏切りよね。だからあたしには、委員長に裏切りの罰を与えに来たのよ」
 そういう藍田さんは、股間から割れ目から何かを生やしていた。
「双頭バイブって奴だ。お前のアナルを犯すって言うから貸してやった」
 管理人の説明が終わぬ内に藍田さんは、私のアナルを犯してくる。
「嫌、止めて!」
 私は、拒絶するが藍田さんは、私の股間を弄り言う。
「何を言ってるのよ。ここをこんなに濡らしておいて! お尻でするのが大好きな変態さん!」
「ち、違うの、わ、私は、変態じゃ……アァン!」
 否定したいのに気持ちよくって声が出ちゃう。
「本当に最低ね。良いわ。よがり狂わせてあげるんだから」
 そういって腰を振る藍田さん。
 藍田さんは、盛り上がっているが、しかし私は、物足りなかった。
 何故ならば、所詮、作り物で、熱いザーメンを吐き出さないそれでは、私は、いけないで居た。
 そして目の前にそれを行う管理人さんのチンポがあった。
「物欲しげな顔をしてるが、流石にアナルに二本って言うのは、無理だろ?」
 確かにそうかもしれない。
 それでも体は、それを欲していた。
「オマンコだったら空いているな?」
 管理人の言葉に私は、驚く。
「そんなしないって約束じゃなかったの!」
「約束通りしなくても俺は、良いが、お前は、どうなんだ?」
 管理人の問い掛けに胸の鼓動が激しくなる。
 貞操を護るって意味もあるし、何より今日は、危険日だった。
 下手をしたら妊娠してしまう。
 そんな事になったら駄目だ。
 絶対にそんな事を望んでは、いけない事だった。
 それなのに私は、自ら割れ目を広げて言っていた。
「欲しいんです、硬いチンポが。出されたいんです、熱いザーメンを」
「約束は、終わりだな」
 管理人のチンポが私のオマンコに入って来た。
「す、凄いぃぃぃ! オマンコが気持ち良いぃぃぃ!」
 そうか私は、アナルセックスが好きにされてしまったと思っていた。
 でも違った。
 私が好きさせられたのは、アナルセックスだけじゃない。
「このチンポ、管理人さんのチンポが気持ち良いぃぃぃ!」
 私は、管理人さんのチンポの中毒にされてしまっていたのだ。
 極々自然と唇を合わせ、舌を絡ませていた。
 その直後、全てを理解できてしまった。
 長いディープキスの後、私が呟く。
「全部、貴方が聖女の一人である私を堕とす為の策略だったのですね、淫堕の魔王」
 管理人、淫堕の魔王が傲慢にいって来る。
「その通りだ。それでお前は、どうする?」
 私は、後ろの藍田さんを見る。
「同じ聖女の藍田さんも堕とされたんですね?」
「その女の裏切りったと思ったお前の思いも何もかも俺の掌の上の事だったって事だ」
 淫堕の魔王の言葉に私は、笑った。
「今の私がする事なんて決まってる」
 私は、淫堕の魔王を強く抱きついた。
「もっと気持ちよくなる事。その為だったら、なんでもします」
「俺の僕になると言うのだな?」
 確認してくる淫堕の魔王の言葉に私は、頷く。
「はい、魔王様」
 私は、それを示すように腰を動かす。
「サンドイッチで犯されるのは、気持ち良かろう」
「オマンコもアナルも気持ち良いです!」
 私は、快感に溺れていく。
「それでは、命令だ。あの男のクラスメイト、特に仲の良い全てと関係を持て。毎日の同じ事業を受けているクラスメイトの男に愛した女と関係持っていると知ったら、さぞ愉快だろう」
「りょ、了解しました。で、ですから、もう限界れぃすぅぅ、イカせて下さい」
 会話の最中、イキそうな所ではぐらかされ私は、本当に限界だった。
「存分にイキ、その身に宿していた俺の力に目覚めよ!」
「らめぇぇぇ、イキスギチャウゥゥゥ!」
 魔王様の射精に、私は、白目を剥いて絶頂に達する。



「また明日!」
 鋭由さんが手を振って教室を出て行き、鋭由さんと仲良く話していた男子と共に音楽室に向った。
 その日の音楽室掃除の私以外の女子は、他に移した。
「委員長、掃除なんて適当にすませようぜ」
 普段だったら注意する所だが、今日は、違う。
「そうね。でもあまり早くても先生達に注意されるわね」
 私の意外な対応に一緒の掃除だった二人の男子が戸惑いながらも答えてくる。
「だったら、ここで遊んで時間でも潰すか?」
 私がニヤリと笑う。
「そうね、遊びましょうか? どんな遊びにする。例えば、私と貴方達のどっちが先にイッちゃうかなんてどう?」
「イクって何処にだ?」
 見当違い答えをだした方の男子の股間に私は、触れた。
「そんなの天国によ。さあ、はじめましょ」
 私は、ズボンからチンポを取り出して扱き上げる。
 一擦りごとに大きく、硬くなるチンポにその男子が戸惑う。
「嘘だろ、委員長が、こんな事……だいたい、俺のってこんなに大きく……」
 呆然としているもう一人の男子に私は、お尻を突き出して告げる。
「ゲームは、始まってるよ。早くしないと私の勝ちになっちゃうわよ」
「そうだな。やるからには、負けられないな」
 そういって多少の経験があるだろうその男子は、私のオマンコをしゃぶり上げる。
「アァン! 負けないんだから!」
 私は、目の前のチンポをしゃぶり、一気に射精に導く。
「私の勝ちね」
 そんな言葉を聞こえない程、興奮する二人に私が言う。
「勝者の権限。二人同時に入れて」
「二人同時って?」
 射精してしまった男子の疑問に私は、答える。
「一人は、オマンコ。もう一人は、お尻、アナルよ」
「そんな汚い所にいれたくない」
 拒否する男子だったが、舐めていた男子が激情のままにオマンコにチンポを挿入しながら言う。
「うるせえ! お前の所為で負けたんだ諦めて後ろで我慢しやがれ!」
「わ、解ったよ」
 渋々って感じでアナルにチンポを入れた男子だったが直ぐに蕩けた顔になる。
「凄い、アナルセックスってこんなに気持ち良いんだ!」
 下手糞な腰の動きを我慢し、魔王様から授かった力、サイズチェンジで二人のチンポを大きくして満足度を上げる。
「「でる!」」
 ほぼ同時に射精する男子。
「今度は、俺にアナルをやらせろ」
「えー、もう一回こっちでやりたいんだけど」
「五月蝿い、負けたのは」
 言い争う男子を見ながら私は、クラス名簿にチェックを入れる。
「今日のノルマも順調にクリア。この報告をすれば、きっと魔王様にご褒美がいっぱいもらえる」
 魔王様のご褒美に新たな愛液を分泌させる私のオマンコを男子が交互に犯すのであった。


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