4_フォーリー


 勇者との出会いは、王宮だった。
 魔王が現れてから何人もの自称勇者が私の父、国王の前に現れては、自信たっぷりに魔王討伐を宣言し、助力を求めた。
 そんな中、勇者は、そんな者達は、違った。
 最初に願ったのは、魔王討伐に向う許可だった。
 そこからがおかしかった。
 魔王討伐に行くのに許可を求める者等今まで居なかったから。
 勇者は、自分が魔王に挑む事でこの国に余計な被害が発生する事を懸念していたのだ。
 その気遣いに父も好感を持ち、多くの餞別を渡そうとしたが、勇者は、数枚の金貨以外を返上してきた。
 これからの旅は、自らの意思で行う者、それを成す道は、自ら作らないといけないと。
 そして、この品々は、自分が魔王を倒すまでの国民の援助にお使い下さいと。
 芯の通った言葉に私は、胸を貫かれた。
 私は、父の反対を押し切り勇者に同行した。
 その旅は、世間を知らない私にとって苦難の連続だった。
 その中、勇者の心遣いに私は、どんどん引かれていった。
 しかし、勇者には、私以外にも好意を抱く者が居た。
 皆が優秀で勇者の役にたっていた。
 足を引っ張る事しか出来ない自分に苛立ちを覚え続けた私。
 その思いが魔王を倒した後の踏ん切りつかない状態に私をしたのであった。


「嫌な夢」
 あたしは、目を覚ましてシャワーを浴びる。
 あたしの名前は、フォーリー=エルモンデ。
 このマンションのオーナーの娘である。
 今は、マンションの最上階で一人暮らしをしている。
 なんでそんな事をしているかと言えば、理由は、一つだった。
 勇太の出来るだけそばに居たかったから。
 勇太と始めてあったのは、小学生の頃、車で下校する中、偶々見つけた事故に合った犬を見つけた。
 あたしは、運転手に命じて助けようとしたが運転手は、嫌そうな顔をして命令を聞かなかった。
「いう事を聞かないとクビにするわよ!」
 あたしの脅迫に対して運転手は、父様により道をするなと言われていると拒絶した。
 あたし達が問答を続けていると間にその犬を助けたのは、あたしと同じ小学生だった勇太だった。
 小さいからだでその犬を背負い、動物病院に連れて行ったのだ。
 どうにも気になったあたしが調べさせたら、偶然にも父親がオーナーをしているマンションの住人だった。
 そしてそこは、元々は、ペット禁止だった為、犬を飼えずに困っていると知った時、あたしは、それを変えさせた。
 社会勉強を理由に勇太と同じ中学に通うためにそのマンションに移り住み、車での登下校も止めたのだ。
 父様からは、メイドを置くと言われたが断った。
 勇太を見ていると、どうしても自分でやらないといけない気がしたのだ。
 勇太と同じボランティア部に入り、一緒に行動している。
 そう全ては、勇太と仲良くなるため。
 あたしは、勇太が好きだ。
 愛している。
 だけど、それを口に出せずに居た。
 そんなある日、いつもの様にボランティア部の雑用をすすんでやってる勇太を見つけてあたしが言う。
「もう、どうして一人でやったら何時間も掛かる仕事を請けるかな?」
 勇太が笑顔で答える。
「良いんだよ、ボランティアは、奉仕の心だからね」
 その笑顔がどうしようもなく愛しい。
「仕方ないわけ、あたしも手伝ってあげる」
 そういってあたしも孤児院の子供達に渡すプレゼント作りを手伝う。
「フォーリーさ……」
 さん付けしようするからあたしが睨むと勇太が慌てて言い直す。
「フォーリー、ありがとう」
「べ、別に勇太の為にやってる訳じゃないんだからね。あたしもボランティア部の部員だからやってるんだから勘違いしないでよね」
 自分で口にしながら本心と真逆である。
「解ってる。でも、どんなことでも感謝の言葉をわすれたくないんだ。だからありがとう」
 勇太のこういう所がどうしようもなく好きだ。
 そうこうしている間に学校の下校時間がやってくる。
 そこに部活の顧問の植野がやってくる。
「はい、残りは、明日でも良いけど、家でやってくる?」
「家でやってきます!」
 即答する勇太。
 それだと明日の放課後も二人っきりで過ごそうと思っていたあたしの計画が駄目になる。
 植野も余計な事を言う。
「そう、だったらエルモンデさんの家でしたら? 構わないわよね?」
 そうか、あたしの部屋でやればこの後も二人っきりになれる。
「構わなくてよ。だいたい、あたしが勇太の狭い部屋で作業するなんて考えられない」
「本当に良いの?」
 確認してくる勇太にあたしが睨む。
「あたしの家じゃ何か文句があるの!」
「ないない、それじゃあお願いするよ」
 勇太がそう答えると植野が言う。
「だったら、持ち帰る荷物は、私とエルモンデさんで片付けるから鋭由くんは、先に帰っていて」
「そんな、手伝いますよ」
 それに大して植野が苦笑する。
「あら、鋭由くんは、女子のバックの中身を見たいのかしら?」
「そ、そんな事ありません! 先に帰ります!」
 慌てて帰っていく勇太。
 そして荷物を入れながら植野がいって来る。
「この頃、鋭由くん、変ったと思わない?」
「変ってって何がですか?」
 勇太を帰らされた事に少しイライラするあたしの応答に植野が続ける。
「雰囲気、多分、したのね」
「したって何を?」
 あたしが聞き返すと植野が意味深な顔をする。
「最近、藍田さんや小川さんも変ったのよね」
 それが意味することは、あたしにも想像出来た。
 そして、悔しさがこみ上げて来る。
 そんなあたしの目を植野は、じっくり見てきた。
『……』
 何か言われた気がするが、上手く聞こえない。
 でも、それが何故か気になる。
 聞き返そうとするが植野がさっさと帰り支度を始めてしまって聞けずじまいだった。


 家に帰り、慌てて掃除をしたおかげで勇太がやって来た時には、なんとか綺麗に出来た。
「一人暮らしなのに何時来ても綺麗だね。感心するよ」
 勇太の自然の言葉が嬉しい。
「なに当然の事を言ってるの! さっさと作業を始めるわよ!」
 あたしは、恥かしさを誤魔化すように作業を促す。
 しかし、いざ作業を始めると勇太が気になって全然作業がすすまない。
 今までだって何度か勇太を部屋に呼んで二人っきりになった事は、あったのにどうしてだろう。
 考えているうちに気付いてしまった。
 あの時との一番の違い、それは、勇太がもうセックスを知っているって事。
 その相手があたしじゃなくても勇太は、もうセックスを、女の体を知っている。
 セックスをした事がある勇太と二人っきり、そう考えると、体が熱くなる。
 意識しないようにしないようにしようとすればするほど、意識は、その事に向いていく。
 そんな状態で作業に集中出来る訳が無かった。
 あたしは、ジュースを零してしまった。
「大丈夫?」
 そういって近寄ってくる。
「大丈夫じゃない! そこにあるタオル持ってきて!」
 あたしが怒鳴ると勇太がタオルを持ってきてくれる。
 勇太が見てる中、あたしは、ジュースに濡れたスカートを拭おうと思った。
 ジュースは、予想以上に染込み、タオルでどうにかなる感じでは、無かった。
 家でだったって事もあり半ば無意識でスカートを脱いでしまった。
「ふぉ、フォーリー!」
 勇太の慌てる声で始めて自分が下着姿を晒している事に気付く。
 同時に、あたしの中に秘めていた想いが表に出てくる。
「もしかして興奮している?」
「変な事を言っていないで早くスカートを穿いてよ」
 困った顔をする勇太の姿にあたしは、気分が良くなってくる。
「こんな濡れたスカート穿けるわけないじゃない。だいたいここは、あたしの家よ、下着姿だって何の問題が無いわ」
「僕が困るんだよ!」
 勇太の言葉にあたしがニヤリと笑って問い掛ける。
「何で?」
「そ、それは……」
 答えに困る勇太にあたしは、抱きつく。
「あたしで興奮してくれるんだ」
「な、何を言うんだよ!」
 顔を真っ赤にする勇太にあたしが言う。
「和恵や委員長とエッチしたんでしょ?」
 目を見開く勇太にあたしが続ける。
「あたしって二人より魅力がない?」
「そんな事は、無いけど……」
 視線を逸らそうとする勇太の顔を無理矢理こっちを向かせて問う。
「あたしは、勇太だったらしても良いんだよ」
「フォーリーさん何を…」
 戸惑う勇太に無理矢理キスをしてからあたしが言う。
「フォーリー、そう呼んでっていってるでしょ。あたしは、勇太の事が好き。勇太は、どうなの」
「僕だってフォーリーの事は、好きだよ。でもそれは……」
 勇太の言いたい事は、解るでも解りたくなかった。
「嫌いじゃなった抱いて」
 あたしは、勇太に体を押し付ける。
「だけど……」
 尚も躊躇する勇太にあたしは、自ら服を脱いでソファーに横になる。
「これ以上、女に恥をかかせないで……」
 それが限界だった。
 あたしは、自分の顔を手で覆い、待った。
「フォーリー……」
 勇太は、長い長い躊躇の後、あたしをロストバージンさせた。


「結局、作業、終わらなかったわね」
 事後処理を終えてあたしが言うと勇太は、顔を真っ赤にして言う。
「残りは、僕がやっておくよ」
 それに対してあたしが首を横に振る。
「これ、そんなに急がないでしょ。また明日、ここでやろう」
「良いの?」
 勇太は、問い掛けに隠された意味に同意を籠めて頷くあたしであった。


 翌日、あたしは、ルンルン気分で勇太を待っていたが、急用が出来たとこれなくなった。
「急用か……まあ、仕方ないか。また明日がある」
 以前ほど、切羽詰った物を感じなくなった。
 理由は、股間に残る僅かな痛み、それが勇太との確りとした繋がりなのだから。
 そんな時、携帯にメールが来た。
『マンションの風紀の事で御見せしたい物がありますので管理人室までお越し下さい』
 それは、雇っている管理人からのメールだった。
「風紀って何かしら?」
 疑問に思いながらあたしは、管理人室に向った。
 そして見せられた映像にあたしは、激昂した。
「あなた盗撮したわね!」
「はい。昨日の貴女達の行為を余す事無く」
 あっさり認める管理人をあたしが糾弾する。
「こんな事をしてただで済むと思わないでね。今すぐ、クビよ。それで済むなんて思わないでね!」
 そんなあたしに対して管理人が言う。
「構いませんが、その前に俺は、雇い主である貴方の父親にこの映像を見せる事になりますよ」
 その一言にあたしがゾッとした。
「馬鹿な事を言わないでよ。そんな事をして何になるって言うの!」
「俺の処分は、何も変わりませんな、多分、相手の男子は、貴方の父親の制裁を受ける事になるでしょうね」
 管理人の答えは、正解だろう。
 もしも、あたしが処女を奪われたなんてしったらその相手を許す父親じゃない。
 ただ、娘可愛さからだけじゃない。
 政略結婚を踏まえてあたしの交友関係には、厳しいのだ。
「この男子も可愛そうですねエルモンデさんの制裁は、厳しそうですからね」
 管理人が意味ありげな視線を向けてくる。
「解ったは、この事は、不問にしてあげる。だから伝えないで」
「嫌です。欲しいのは、貴女の体ですから」
 管理人のいきなりの要求にあたしは、怒鳴る。
「ふざけないで! なんであんたなんかに抱かれないといけないの!」
「彼を護る為です。そうしない限り、彼は、一生ろくでもない人生を送る事になるでしょうね」
 管理人の脅迫にあたしは、憤りを覚えた。
 これが自分の事だったら絶対に拒否していただろう。
 だけど、勇太の事だけは、駄目だ。
 勇太だけは、護りたい。
「……好きにしなさいよ」
 搾り出すようにそう答えるあたしにニヤリとする管理人。
「好きにさせてもらいます」
 そういうと管理人は、あたしをソファーに座らせると下着を脱がす。
 あたしが目を瞑り顔を背けていると何かをあそこに塗ってくる。
「犬が好きみたいですね?」
「五月蝿い! さっさとやりなさいよ!」
 苛立ち正面を向くあたしだったが、さっきまで居なかった犬が居る事に驚く。
「な、何をするつもりなの?」
「こいつは、バター犬でね。男っけがない年増女がオマンコにバターを塗って舐めさせて自分を慰めているんですよ」
 管理人がそう説明しながら手に持ったバターを見せる。
「まさか……」
 あたしの想像が正しい事を示すように犬があたしの股間に舐め始めた。
「止めて! 動物相手なんて、嫌!」
 必死に抵抗するあたしだったが、舐めてくる犬は、ヨンと同じ大型犬であたしの細腕では、押し返す事は、出来なかった。
 そしておぞましい事に犬の舌は、あたしを感じさせる。
「許して、こ、こんなので気持ちよくなりたくない!」
 涙が零れる。
 そんなあたしの気持ちなど犬に解る訳が無かった。
 我武者羅に舐め続けられ、あたしは、絶頂に達する。
 それでも犬は、止めなかった。
 犬が舐めるのを止めるまであたしは、何度もイッてしまった。
「……最低」
 大切な物が壊され、脱力するあたしのお尻の穴を管理人が弄り始めた。
「これ以上、何をするつもり!」
 睨むあたしに対して管理人は、失笑する。
「これ以上って俺は、まだ何もしていない。これからが本番だ。俺は、お前を雌犬の様に犯すつもりだ。これらは、その為の小道具だよ」
 管理人が見せたのは、犬の尻尾、耳、首輪だった。
「冗談も大概にしなさい!」
「止めても良いぞ。その代わり、あの映像をお前の父親に見せるだけだ」
 ここにきて再びそれを持ち出す管理人を睨み殺したかった。
 そしてあたしは、お尻に犬の尻尾をいれられ、頭に犬耳、そして首輪を着けられ、四つんばいにさせられた。
「それじゃ、犬の交尾の様に後ろから犯してやるよ」
 そうして勇太以外の物があたしの大切な所を犯す。
 涙が止まらない。
 痛い、体でなく心が。
 自分が穢されたと思うとどうしようもなく心が痛かった。
 それでもあたしは、我慢した。
 全ては、勇太の為。
 ゆっくりと動き出すそれは、以外にも体には、それほど痛みを与えなかった。
 それどころかジワリジワリとあの感覚が滲み出てくる。
 信じたくなかったが、それは、快感だった。
 理解したくなかったが、体が理解する、管理人のそれは、どんどんあたしの気持ち良い場所をみつけ刺激してくる事実を。
 心は、それを認めない。
 だから必死に声を我慢する。
 しかし、体は、どんどん昂ぶっていき、限界に近づく。
「そろそろ一発目だ。しっかり受け止めろ!」
 吐き出される欲望、その衝撃にあたしは、イッてしまう。
 悔しさを堪えあたしが言う。
「もう満足でしょ。さっさと抜きなさいよ!」
「まさか、一発でだれが満足するか!」
 管理人は、そういって固いままのそれを再び動かし始める。
「嘘、冗談は、や、アァン!」
 容赦なく行われるそれは、イッたばかりの敏感のあそこをより感じさせる。
 そうしてあたしは、何度も出され、それ以上にイッてしまった。


 翌日、あたしは、家に篭っていた。
 正直、もうどうなっても良い気分だった。
 何もかも投げ出してしまいたかった。
 そんな時、チャイムが鳴った。
 出る気は、無かった。
 暫くするとまたチャイムが鳴った。
 やはり出なかった。
 それは、何度も繰り返される。
 苛立ち、あたしが玄関の扉を開く。
「しつこいわね!」
「良かった」
 そこには、勇太が居た。
「ゆ、勇太、どうして……」
 困惑するあたしに勇太が不安そうな顔で言う。
「もしかして一昨日の事がショックで休んでるんじゃないかって思って心配になったんだよ」
「そ、そんな訳無いじゃない!」
 あたしの答えに勇太は、真剣な顔で言う。
「でも、何か酷い顔をしている。何かあったんだろ?」
「な、何も無いわよ」
 あたしが顔を背けてそういうが、勇太が確りとした声で告げてくる。
「僕は、フォーリーの事が好きだ。だからフォーリーが苦しんでいるんだったら助けたい」
「勇太……」
 あたしの中にあった捨て鉢な気持ちは、消えていく。
「お願いがあるの」
「何?」
 目を輝かせる勇太にあたしが言う。
「エッチして」
「え?」
 戸惑う勇太にあたしが言う。
「エッチなのは、あたしだけじゃないって正面して欲しいのよ」
「ええーとその」
 いきなりトーンダウンする勇太を引っ張り部屋に入る。
 一昨日と同じソファーで下着を脱いでみせる。
「あたし独りがエッチじゃないって安心させて」
「……解ったよ」
 そういって勇太は、いれてくれた。
 それは、管理人のより小さく、単調な動きだったが、溢れるばかりの好意が込められていた。
「もう限界だ!」
 出されたそれの温かさがあたしを安心させる。
「勇太もエッチだね」
 あたしの言葉に勇太が顔を真っ赤にするのであった。


 勇太が帰った後、空腹を感じ、外食した帰り、ロビーに管理人が居た。
「さて、今日も雌犬になる時間だ」
 あたしは、拳を握り締めて言う。
「いいわよ。でも覚えておきなさい! どんな事をされてもあたしは、人間の女、心まであんたの犬になる事は、ないわ!」
 そう、勇太が居る限り、あたしは、どんな事があっても耐えられる。
 その日も、犬の尻尾と耳、首輪をつけられ何度も交尾をさせられたが、その気持ちは、変わらない。


 管理人は、勇太とした後に声を掛けてくる。
 何度も繰り返される中、管理人がいきなりとんでも無い事をいってくる。
「今日は、外を散歩するぞ」
 そういってあたしの首輪にリールをつける。
「ふざけないでよ!」
 声を荒げるあたしに管理人が耳元で囁く。
「別に良いんだぞ、父親にばらされてもいいんのなら」
 最悪の性格が。
 だけど従わないわけには、いかない。
 あたしは、犬の様に歩かされ、マンションの中庭に移動させられる。
「ほら、そこでするぞ」
「本気でするつもり?」
 あたしの問い掛けに管理人は、ニヤニヤとしながら告げる。
「するまで終わらない。早く終わらせたかったら、さっさと腰を突き出せ」
 腸が煮えくり返る思いがした。
 それでも、ちょっとした物音がする度に見られたかもと思えてしまう。
 あたしは、腰を突き出し、管理人の物を受け入れるしかなかった。
 交尾を始めた管理人が愉快そうに言う。
「何時もより激しい腰の動きだな」
「う、五月蝿い!」
 あたしは、怒鳴ってしまう。
「そんな大声を出したら気付かれるぞ」
 管理人の指摘に周りを見回すと僅かに人の気配がした。
「ワンワンと鳴け、犬だと思わせてやれ」
 管理人の言葉は、屈辱的だが、この状況を見られる訳には、いかなかった。
「ワンワン!」
 恥かしさで死にそうだった。
 でも、そんな異常の状況が何時もより交尾を激しくさせる。
 その日、交尾は、何時もより早く終わった。


 管理人とのそんな危険なワンワンプレイも両手の指の数を超えた時、本当に危ない場面に遭遇した。
 近くを子供が通ったのだ。
 その時は、管理人が誤魔化したが、下手をすればばれていたかもしれなかった。
 そしてプレイ後、管理人が言う。
「この遊びも終わりにするか」
「いきなり何を言うの?」
 今日展開にあたしが戸惑っていると管理人が肩を竦める。
「さっきみたいな事があったからには、これ以上続けるのは、危険だ。遊びで身を滅ぼすつもりは、ない。安心しろ、お前が知っている通り、お前の父親にばれたら俺も身の破滅だ。終わった遊びの為に危険は、おかさない。お前は、もう自由だ」
 そういって、あっさりとあたしを解放する管理人だった。
 あたしは、部屋に戻って犬耳や尻尾、首輪を着けたままな事に気付いて慌ててそれらを一まとめにして押入れの奥にしまいこむのであった。


 管理人は、本当にそれからあたしに余計な干渉をしなくなった。
 元の平穏な生活が戻ってきたのだ。
 そう平穏すぎる生活が。
「フォーリー!」
 勇太は、いつもの様に単調にチンポを動かしてそして果てる。
「それじゃあ、始めようか」
 終わるとさっぱりとした顔でボランティアの細かい作業を再開する。
 あたしもそれを手伝いながら、勇太とのセックスでは、遠火で炙られるだけの様な感覚に苛立ちを抱えていた。
 その苛立ちを解消するには、どうすれば良いのか。
 それは、はっきりとしていた。
 そして勇太が帰った後、あたしは、押入れの奥からあれを取り出すのであった。


「準備万端って様子だな」
 管理人室にフードつきのコートを羽織ったあたしを見て管理人が言って来る。
「全部、あんたがいけないんだからね!」
 睨むあたしの言葉を管理人があっさり肯定する。
「そうだな、良いだろう。お前の性欲解消に手伝ってやるさ。こっちも楽しめるんだ、ギブアンドテイクって奴だ」
 管理人にコートを脱がされたあたしは、犬耳と尻尾、首輪だけを着けた姿だった。
 あたしは、前と同じ様にリールで繋がれ、中庭までよつんば歩き、そして腰を突き出す。
「濡れてるな、そんなに溜まっていたのか?」
 あたしは、顔を背けるしか出来なかった。
 ゆっくりと入ってくる管理人のチンポ。
「アァァァン!」
 自然と甘い声が漏れてくる。
「おいおい、犬が人の様に喘ぐな」
「ワンワン!」
 あたしは、出てくる声を誤魔化す様に犬の様に鳴く。
 激しくなるピストンにあたしの腰も激しく動く。
「わぁぁぁん、わぁぁぁん!」
 犬の鳴き声を真似してるつもりだが、その声にいやらしい響きどんどんましていく。
 管理人が中でザーメンを吐き出した瞬間、ここ暫く味わってなかった絶頂にあたしは、鳴いた。
「ワォォォォォォン!」
 鳴かずに居られなかった。
 そして、管理人は、衰えないチンポを再び動かし始めるのであった。
「わぁぁぁん! わぁぁぁん!」
 あたしの口からでる鳴き声が止まる事は、無かった。


 管理人との関係を再開して数回目、恐れていた事が現実になった。
 見られてしまったのだ。
「エルモンデさん、これは、どういう事ですか?」
 中庭に植野がやってきていた。
「こ、これは違うの!」
 否定しようと立ち上がろうとするあたしのオマンコにチンポをこすり付けてくる管理人。
「わぁん!」
 思わずクセで鳴いてしまう。
「まさか、貴女にそんな趣味があったなんて信じられません」
「ち、ちがうんで……わぁぁぁん!」
 チンポにクリトリスを突付かれ、言葉の途中で鳴いてしまった。
 こんな状況だっていうのに、体は、管理人のチンポを求めていた。
 交尾をしたがっていた。
「どうする止めるか?」
「それは……」
 管理人の問い掛けにあたしは、答えるに困った。
 答えなんて決まっている。
 今すぐにでも止めなければいけない。
 なのに、腰が自然と管理人のチンポを求めて動いてしまう。
「ここで止めたら、もうする機会は、ないだろうな」
 管理人の言葉は、正しいだろう。
 もう、あの快楽が得られなくなる。
 そう思った時、あたしは、鳴いた。
「ワンワン」
 そして、腰を振って目で交尾を求めた。
「もう完全な雌犬だな」
 そういいながらチンポを入られた瞬間、満ち足りた気分が襲ってくる。
 この状況を植野に見られている事なんて気にならない、いや、逆に観られている事で更に興奮した。
 管理人がキスをして来た。
 脳裏に次々と浮かび上がる真実。
 唇を離して、植野を見る。
「植野あんたも魔王様の奴隷なのね」
「いけない?」
 植野は、来ていたコートの前を広げて、縄だけの裸身を晒してくる。
「全部、魔王の策略だったんだ」
 解ってみれば、不自然な所がいくつもあった。
「人間に戻りたいか?」
 魔王様の言葉にあたしは、再びキスをしてから答える。
「雌犬が良いです。私は、魔王様に愛玩動物になります。わぁぁぁん! わぁぁぁん!」
 あたしの答えに魔王様が命じてくる。
「お前の仕事をやる。勇者のペットと交尾しろ。自分の女がペットと交尾していると知った時、勇者の顔が見物だな」
 あたしは、ヨンの事を思い出しながら答える。
「交尾します! ヨンと交尾しますから、魔王様の熱いザーメン下さい!」
「受け取って、お前の中の俺の魔力を開放しろ!」
 大量のザーメンがあたしの中に吐き出される。
「わぉぉぉぉぉぉん!」
 あたしは、犬の様に鳴きながら絶頂に達し続けるのであった。


「また借りて良いでしょ?」
 あれから暫く後、あたしは、勇太の家に行き、頼むと勇太があっさり了承する。
「良いよ。ほらヨン、フォーリーの家に行っておいで」
 勇太からヨンのリールを受け取り、あたしは、自分の部屋に戻るとあたしは、服を脱ぎ、犬耳と尻尾をつけて腰を突き出す。
「さあ交尾をしましょう!」
 暫く不思議そうにしていたヨンだったが、あたしの魔力が浸透すると、その体に相応しいピンク色のデカチンポを勃起させ、あたしに圧し掛かってくる。
「わぁぁぁん! わぁぁぁん!」
 直ぐに鳴き始めるあたし。
 暫くするとヨンのチンポの根元が広がり、オマンコの入り口を塞ぐ。
 そして射精が始まる。
「わぉぉぉぉぉぉん!」
 熱いザーメンがどんどん射精される。
 大型犬の射精は、長く、時には、三十分もかかる事もある。
 その間、あたしは、何度と鳴く絶頂に達し、ようやく引き抜かれたオマンコからは、ヨンの大量のザーメンがあふれ出てくる。
 それを見ながらあたしは、首輪を着ける。
「こんなにいっぱい出されたんだもの、あたしの飼い主、魔王様にご褒美を貰えるよね」
 魔王様との交尾を想像して、自然と勃起する乳首を弄るあたしであった。


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