7_勇太


 「……酷い」
 その惨状に一緒に旅を続けていた聖女達が辛そうにするのは、当然だった。
 淫堕の魔王の力で堕落させられた女性、年端の行かない娘すら、性欲に狂い、チンポを求め。
 男も、本能の赴くままに相手構わず交尾をする。
 そんな地獄が目の前に広がっていた。
「こんな地獄をこれ以上広げるわけには、行かない」
 僕は、魔王を倒す覚悟を改めてするのであった。


「なんて夢を見るんだ」
 目を覚ました僕は、自分が見ていたいやらしい夢に苦笑する。
 しかし、何か下半身に違和感を覚えた。
 最初は、いやらしい夢を見た影響下と思ったが違う。
 掛け布団を取るとなんと夢が僕の朝立ちしたチンポをあそこに入れて腰を動かしていた。
「な、何をしてるか解ってるの?」
 動揺しながらも問い質すと夢が腰を動かしながら答えて来る。
「大丈夫だよ、今日は、赤ちゃん出来ない日だから」
「だからって、兄妹でこんな事は、いけないよ」
 僕の反論に夢が笑った。
「二回目なのに?」
「それは……」
 反論が続けられなかった。
 そうしている間に、僕は、限界に達し様としていた。
「抜くんだ、もうでる!」
 夢は、反対に奥までチンポを咥え込んだ。
 そのままの状態で僕は、射精をしてしまった。
 ようやく離れた夢があそこから零れ出す精液を指でぬぐってみせてくる。
「お兄ちゃんのだよ」
「夢!」
 僕が声を荒げると夢は、逃げるように部屋を出る。
「そうそう、あたし、今日は、お父さんと一日デートだから」
 そのまま足音が遠ざかっていく。
 大きなため息を吐く僕。
「やっぱり間違いだったのかな」
 そう思いながらも夢との行為の痕跡を綺麗にしてからリビングに向った。
 今日は、学校は、休みだがボランティア部の部活は、あった。
「ご飯を食べたら出掛けるから」
 僕の報告にお母さんが苦笑する。
「そんな状態で出れるの?」
「そんな状態って?」
 僕は、お母さんの視線の先を追って気付いてしまう。
 ズボンがテントを張っていた。
「す、直ぐに治まるよ」
 どもってしまった僕にお母さんが近づいてきて言う。
「大丈夫、私が抜いて、出かけられるようにしてあげる」
 そういってお母さんは、ズボンのチャックを開いて、僕のチンポをオマンコに咥えこんでしまう。
「お、お母さん、やっぱりこんなのは、駄目だよ」
「良いのよ。息子の為だったら、母親は、何をしても良いのよ」
 そういって激しく腰を振られてまたもやあっさりと射精してしまう僕。
「これで出掛けられるわね」
 射精してチンポは、小さくなったが同時に、気分も大分萎えてしまう。
 それでも僕は、部活の為に家を出る。
 登校の途中でフォーリーと会った。
「おはよう、フォーリー」
「おはよう、勇太」
 フォーリーと一緒に歩いていると公園が見えてきた。
 その公園を見てフォーリーが苦笑する。
「どうかしたの?」
 僕が質問するとフォーリーが教えてくれた。
「ここでねヨンが雌と交尾していたの」
 僕は、頭を抱えてしまう。
「ご、御免。もうヨンにも困ったもんだね」
 そんな僕の手を引っ張りフォーリーがヨンが交尾をしていただろう茂みに入る。
「思い出したら、こんなになっちゃたんだから、飼い主として責任とってよね」
 そういってフォーリーは、スカートを捲り上げる。
「フォーリー、ええとその」
 躊躇する僕をフォーリーが睨む。
「責任を取らないの」
「取ります!」
 そう応えるしか僕には、選択肢は、無かった。
 近くの木に手を当て、スカートを捲って腰を突き上げてくるフォーリーに僕は、チンポを突き入れる。
 外でなんて変態的なのに僕は、あっという間に射精してしまう。
 服を直しフォーリーが駆け出す。
「急がないと部活に遅れるわよ」
 僕も慌てて駆け出す。
 学校に着き、部室で次のボランティア活動の準備を皆とする中、僕は、植野先生に荷物運びの手伝いをさせられる事になった。
「ところで、最近は、チンポは、どう?」
「もうすっかり大丈夫です」
 僕は、あの頃の事を思い出し、顔を赤くしていると植野先生が服を脱ぎながら言う。
「やっぱり経過確認は、必要よね。さあ、来て」
「でも、もう……」
 そう拒もうとする僕を諭すように植野先生が言う。
「私は、中途半端な気持ちであんな事をしていた訳じゃないわ。だからちゃんと治っているか確認したいの」
 そう言われては、僕が断る事が出来るわけもなく、植野先生とセックスをした。
 射精を終えた僕に植野先生が満足そうに言う。
「問題無し、安心したわ。さあ、この荷物を持って皆の所に戻りましょう」
「……はい」
 恥かしさに顔を赤くしながらも従う僕。
 部活も終わり、僕は、忘れ物をしていた事を思い出して教室に行くと委員長が居た。
「鋭由さんも来てたんだね」
「うん、部活でね。委員長は、どうして?」
 僕が聞き返すと委員長が平然と返してくる。
「ちょっとクラス委員の仕事でね。それより、鋭由さん。この頃、あまり愛してくれてないね」
 委員長に淋しげに言われ、僕が困る。
「それは、その色々と忙しくて……」
 苦しい言い訳をする僕に委員長が近づいてくる。
「今は、暇だよね。だったら」
 断る訳には、行かなかった。
 僕は、自分達が普段授業をしている教室で委員長と愛しあってしまった。
 行為が終わった後、委員長が言って来る。
「私は、クラス委員の仕事がこれからだから」
「解ったよ。それじゃあ、また明日」
 そう別れの挨拶をして僕は、下校する。
 マンションのエレベーターで僕は、和恵ちゃんになった。
「勇君、今、お父さんは、出かけてるんだ」
 それが何を意味しているかぐらい解る。
「良いの?」
「……うん」
 恥かしそうに俯いて返事をする和恵ちゃんの部屋に行って僕達は、愛し合った。
 終わった後、僕は、自分の家の前まで来た所で忘れ物をしている事に気付いて和恵ちゃんの家に戻る。
「おかしいな」
 チャイムを鳴らすがさっきまで一緒に居た筈の和恵ちゃんが出てこない。
「もしかしてお風呂でも入っているのかな?」
 僕がそう呟きながらドアノブに触れるとドアには、鍵が掛かってなかった。
「忘れ物を取るだけからいいよね」
 僕は、そう自分に言い訳をしながら中に入っていく。
 すると奥の和恵ちゃんの部屋から甲高い声が聞こえてくる。
「アァァァン! 気持ち良いの!」
 その声は、和恵ちゃんの声だった。
「和恵ちゃん、部屋にいるんだ。でもだったらどうして?」
 疑問に思いながら部屋の近くまで到着した。
 中からは、まだ声が聞こえてくる。
「もっと、もっとして!」
 誰か相手が居る。
 そうとしか思えない言葉だった。
 しかし、こんな声をあげるなんてどういう事だろう。
 僕が想像も出来なかった。
 そんな中、ドアが僅かに開いている事に気付き、その隙間から中を覗いてしまった。
 そこでは、信じられない光景が広がっていた。
「もっと奥まで突き刺して!」
 和恵ちゃんが優斗と抱き合っていた。
 それも和恵ちゃんは、両足で優斗の腰を強く抱え込んでいる。
 どう見ても無理矢理じゃない。
「それにしても、いまさっきまで勇太としてたんだろう? 良いのかい?」
 優斗の言葉に和恵ちゃんが荒い息を吐きながら告げる。
「アァン! だからよ。あんな単調で単発なセックスじゃ満足できる訳無いじゃない! だからもっとして!」
 苦笑する優斗。
「本当に勇太も困った奴だ。こんなに素敵な体をした藍田と一回でおしまいにするなんて考えられない。一発目行くぞ!」
 そういって強く腰を押し付ける優斗。
「来て、来て、キテ!」
 和恵ちゃんも更に強く足を締め付けた。
「熱いのがいっぱい! イクゥゥゥ!」
 涎を垂れ流し、体を痙攣させる和恵ちゃん。
 和恵ちゃんのあんな姿、見た事が無かった。
 暫くそのままだったが、和恵ちゃんが尋ねる。
「まだ大丈夫だよね?」
「ああ、藍田が相手だったら何発でも出来るさ」
 自分の答えに嬉しそうな顔をする和恵ちゃんとのセックスを再開する優斗。
 僕は、駆け出していた。


 我武者羅に走った。
「学校に来ちゃったな」
 通い慣れた学校への道を走っていたみたいだ。
「委員長、まだ残っているかな」
 僕は、縋る思いで教室に向った。
 教室に近づくと、沢山の声が聞こえてくる。
「委員長だけじゃない?」
 不思議に思いながら近づく中、委員長の声が聞こえてきた。
「アナル、アナルにも入れて!」
 その声は、今まで聞いた事も無い委員長の声だった。
 悪寒が走った。
 偶然にも開いていたドアの隙間から僕は、教室の中を見た。
 教室の中には、クラスメイトの男子が沢山居た。
 そしてその中央には、裸の委員長の姿があった。
「オマンコもアナルも気持ち良いぃぃぃ!」
 委員長は、クラスの男子達相手にセックスをしていた。
 目の前で何が起こっているのか理解できなかった。
 委員長が何人もの男子に抱かれている中、級友の声が聞こえてくる。
「今日ってクラスの男子全員で委員長とセックスするって話だったよな」
「だから皆、居るんだろ?」
「だったらどうして鋭由が居ないんだ?」
 その指摘に周りの男子が始めて気付いたって顔をする。
 すると委員長が傍に居た男子のチンポを扱きながら言う。
「鋭由さんは、呼ばなかったの。だってチンポが皆と違って小さいんだもの。やっぱりやるんだったら立派なチンポとよ。アァン! もっと奥まで来て!」
 それを聞いてクラスの男子達が爆笑する。
「そうか、そうだよな。あいつのチンポって小さいよな」
 笑いまくる男子のチンポは、確かに大きかった。
 委員長は、僕のチンポのサイズを指で表して言う。
「こんなチンポじゃ、アナルに入れても気持ち良くない。チンポは、このくらい太くなくちゃ駄目なのよ。もうイクゥゥゥ!」
 前後からチンポで突き上げられ何時も礼儀ただしかった委員長がはしたない顔をするのを見てられず僕は、その場を離れた。


 僕は、一時の落ち着き先として部室を選んだ。
 もう部活も終わっているから誰も居ない筈の部室。
 しかし、近づくと声が聞こえてくる。
 先輩達と植野先生の声だった。
「本当に大変だよ。この変態教師の相手をするのは」
「ああそうだな。俺達って本当にボランティア精神の固まりだよな」
「はい。だからもっときつく縛って下さい」
 嫌な予感がした。部室の窓の隙間から中を覗いた。
 すると中では、植野先生が縄で縛られていた。
 全身を縛られ、特に大きな胸を搾り上げるようにきつく縛られていた。
 しかし、無理矢理って感じでは、無かった。
「私は、生徒に縛られて喜ぶマゾです。そんなマゾの私に皆様の優しさで御慈悲を下さい」
「良いだろう」
 そういって部長がチンポをオマンコに突き刺す。
「アァァァン!」
 甘い声をあげる植野先生。
「ほら、こういうのも好きなんだろう」
 他の先輩が蝋燭を胸に垂らす。
「熱い! 熱いのが気持ちいいぃぃぃ!」
 気持ちよがる植野先生。
「ところでさ今日の部活ってこの為の偽装だよな、何で鋭由が来てたんだ」
 先輩の疑問に植野先生が失笑する。
「馬鹿なのよ。今日も部活だって何処かで知ったらしく強引に来たの。親切の押し売りは、迷惑だって解らないのよ」
「違うねえ!」
 笑いあう先輩達。
「そんな事より、もっとチンポを頂戴」
 縛られ、ろくに動けない状態で強請る植野先生のみっともない姿を見続ける事など出来なかった。


 僕は、トボトボと家路を歩いていた。
 そんな時、公園からヨンの鳴き声が聞こえた。
「もしかして、またなのか?」
 確認する為に僕が茂みを覗き込むとそこでは、想像通りヨンが交尾をしていたが、相手が予想外だった。
「わんわんわん」
 犬の様な格好で鳴きまねをしながら腰をふるフォーリーが交尾の相手だった。
「ヨン、凄いわ! あんたの御主人様なんて比べ物にならない程、いっぱいザーメンがでてるの!」
 歓喜の声を上げるフォーリーのあそこからは、大量の精子があふれ出していた。
「まだできるの? 良いわ、あたしは、ヨンの雌になってあげる!」
 そういってよつんばになって腰を突き出す畜生の様なフォーリーから視線を逃がし、僕は、駆け出していた。


 マンションに着いた僕だったが、家に戻ると和恵ちゃんの家に近づくというプレッシャーからか、エレベーターでなく非常階段で上がることにした。
 すると階段の上の方から声がしてくる。
 お母さんと藍田のおじさんの声だ。
「奥さん!」
「藍田さん!」
 情熱的なキスをしていた。
 そのまま藍田のおじさんは、壁に手を付けたお母さんに腰を突き入れていく。
「アァァァン! 駄目なの!」
「何が駄目なんだ? あんた勇太くんともしてるんだろう」
 藍田のおじさんの言葉にお母さんが嫌そうな顔で言う。
「言わないで、実の母親とのセックスをしてしまう性欲だけの息子の事は、忘れさせて!」
「解ったよ。ろくでなしの息子の事を忘れさせてあげますよ」
 そういって激しく腰を動かす藍田のおじさんに激しく声をあげるお母さん。
「凄い、凄いのぉぉぉ! イクゥゥゥ!」
 そんな母親の姿から逃げるように僕は、エレベーターに乗り込んだ。


 家に着いた僕は、部屋に戻ろうとした。
 とにかく、独りになりたかった。
 しかし、リビングからの物音に僕は、悩む。
「お母さんは、まだだから誰だ」
 近づくと声がはっきりした。
「お父さん、もっとしてよ!」
「解ってるさ、だから舐めるんだ」
「はーい!」
 夢とお父さんの声だ。
「嘘だよな」
 僕は、戦慄の思いでリビングを覗き込む。
 そこでは、裸の夢がお父さんのチンポをしゃぶっていた。
 その夢の割れ目からは、大量の精子が零れ落ちていく。
「上手いぞ、ご褒美だ、上になって好きに動いて良いぞ」
「わーい!」
 夢が本当にうれしそうにお父さんの上にのり、チンポを割れ目で咥え込み、体全体で扱き出す。
 動く度に夢のお腹に浮き出たお父さんのチンポの形が動くのが生々しい。
「お兄ちゃんのと全然違うよ! お父さんのチンポ最高だよ!」
 そうよがる夢は、雌の顔をしていた。
 よろめき下がる僕が誰かにぶつかった。
 次の瞬間、電気ショックを受けて意識を失ってしまうのであった。


「アァァァン!」
 絶えない事の無い女性のそんな声の中、僕は、意識を覚醒していく。
「ここは?」
 戸惑い、体を動かそうとしたが、ベッドに縛り付けられている様で動けない。
「どうしてこんな事に?」
 唯一動く首を動かして僕は、声のする方を見て愕然とした。
 そこには、信じられない光景が繰り広げられて居たからだ。
 一人の男が居た。
 毎日の様に目にしている人、マンションの管理人だ。
 その管理人に僕の大切な人達が体を密着させていた。
「どうですか私の胸は?」
 そういって管理人の右腕に胸を押し付け、その手に股間を擦り付けるお母さん。
「もっと感じて下さい!」
 そう哀願して、自分の胸を管理人の左腕へ押し潰しかねない程に押し付ける植野先生。
「マーキング、ワンワン」
 絶対にするわけ無いと思っていた犬の鳴きまねをしながらお尻を突き出し股間を左足に擦り付けるフォーリー。
「お尻、お尻が良いんです」
 執拗なまでにお尻で管理人の右足に擦りつける委員長。
「もっと、夢のオマンコを感じて!」
 夢が肩車の要領で股間を管理人の首筋に押し当てる。
「目を覚ましたか。それじゃ、射精するから飲ませてやれ」
 管理人の言葉にその股間に顔を埋めていた和恵ちゃんが頷き、近づいて来て、無言でキスをしてきた。
 今までしてきた、唇が触れるそんなキスじゃない。
 舌を絡ませて来た。
 同時に和恵ちゃんの口の中にあった、物が僕の口に入り、飲まされてしまう。
 生臭いそれが何なのかくらい僕でも解る。
 僕は、恋人の口から他の男の精液を飲まされている。
 絶望感の中、僕は、封印されていた前世の記憶、そしていまの現状を理解してしまった。
 唇が開放されて僕は、すぐさま叫ぶ。
「魔王、よくもこんな酷いマネを!」
 管理人、魔王が高笑いをする。
「だから言っただろう。お前に対する愛を利用して、淫らな世界に堕落させると。お前を護ろうと健気に俺に体を差し出したこの女達を堕落させるなど、力を封じられていても簡単だったぞ」
 激しい後悔が僕を襲う。
「何て事だ。僕が、僕が……」
「さあ、フィナーレだ。お前達、嘗て愛した男の体に残された俺の魔力を一滴残らず搾り出せ!」
 魔王の言葉に皆が従う。
「止めるんだ! 魔王をこのまま復活させたら大変な事になる!」
 僕は、必死に訴えかけた。
「もう、そんな事どうでも良いの。ううん、魔王様には、完全復活して貰いたいんだよ。だってそうすればもっと気持ちよく成れるんだから」
 そういって夢がベッドに縛り付けられた僕に跨り、チンポを咥えこんで腰を動かす。
 魔王の精液の所為か、敏感になった僕は、あっさり射精をしてしまう。
「もう、早漏なんて最低ね。でも魔王様の御命令だからね」
 次にお母さんが跨って、射精させられた。
「あたしが上になるの初めて。まあ、どんな体位でやったとしても魔王様みたいに気持ちよくなれないけどね」
 なげやりに跨ったフォーリーにも射精させられた。
「無理矢理されるのは、好きなのに。まあ、ヘタレの鋭由さんじゃ無理ね」
 見下した目で見ながら跨った植野先生にも射精してしまう。
「お尻って気持ち良いのよ。こっちのバージンは、魔王様に捧げたけど」
 委員長のお尻にも射精してしまう。
「好きだった。でももう良いの。だって勇君とするより何倍も気持ち良いことがあるって教えて貰ったから」
 和恵ちゃんは、笑顔で射精しすぎてボロボロな僕にチンポをオマンコで扱き上げ、無理矢理射精させる、
 そして和恵ちゃんが離れた後、僕のチンポの先から赤い玉が零れ出たと思うと、消えていく。
 それが何なのかは、解っていた。
 魔王の最大の力の封印。
 それが無くなった今この瞬間、淫堕の魔王が完全復活した。
 魔王の股間から無数の触手が湧き出て、皆に襲い掛かる。
「凄い、魔王様の触手、最高だよ!」
 夢がお腹にくっきりと魔王の触手の形が浮き上がっていると言うのに気持ち良さそうにしている。
「もっと、もっといっぱい出して、孕ませて!」
 お母さんが大量の触手に犯され、妊娠したようにお腹を膨れ上がらせながらも更に触手を求めている。
「ワンワン、雌犬、フォーリーをもっと交尾して!」
 犬の様な格好で無数の触手に何度も交尾をされ悦ぶフォーリー。
「もっと締め付けて、胸がはちける程、搾り上げて!」
 その大きな胸を根元とから触手で搾り上げられ、本当にはちけそうになりながらも続行を望む植野先生。
「アナルもオマンコも、気持ち良いの、もっともっと触手頂戴!」
 割れ目とお尻に何本も触手を咥えながら、更に触手に手を伸ばす委員長。
「サイコウレスゥゥゥ! モウ、ホカニナニモイリマフェン!」
 焦点の定まらない目で本当に幸せそうに言う和恵ちゃん。
 そんな姿を見ても僕のチンポは、萎れたまま、ピクリとも動かない。
 僕は、もう終わってしまったのだ。
 勇者としても、恋人としても、教え子としても、息子としても、兄としても。
 何より、男として終わってしまったのだ。
 目の前で繰り広げられる淫らな狂宴をただただ見るしか出来なかった。


 その後、完全に復活した淫堕の魔王は、その魔の手をゆっくりと確実に広げていく。
 その尖兵として人々に淫らに交尾をするのは、かつて僕と愛し合った女性達。
 僕は、そんな彼女達の淫らの姿を見せ付けられ続ける、地獄の様な日々を今も過ごしている。


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