第五話【 味見 】
俺が出社する五分前には、課長室では備え付けられたばかりの最新鋭撮影映像機器である、光学用メモリードライブが起動する。
三次元映像を可能(そのため、後から修正することも、記録端末である光学用メモリースティックの複製も、そのスティックなしでは記録を保存することもできない)とさせた光学用メモリードライブ。
その三次元映像が鮮明なだけに、まるでその現場そのものを再現させることに成功した映像撮影機器を、天野から依頼されてあった通り、課長室にも設置させていた。
今日までに何本ものメモリースティックを無駄にしてきたものであったが・・・・いつ、この平穏な日常にその日が訪れてくるか、解かったものではない。
(と、いかんな・・・・)
つい光学用メモリードライブに意識してしまっている自分を自重する。
撮影機器の目を意識せず、およそ普段と変わらない日常を装って、自分の課長室へと入室していく。
もはやこれが、ここ最近の習慣ともなってきていた。
そして、七月もいよいよ残りの日数がなくなっていき、誰もが認めるであろう、可憐な美少女「琴乃初音」にとっては、まさに運命の日ともいうべき時が訪れようとしていた。
《課長、二番に琴乃ちゃんからお電話が入っています》
「ん、解かった」
(そうか・・・・)
俺は課長室内にある、今月の少なくなったカレンダーを一瞥する。
(遂に、いよいよか・・・・)
奇しくも明日は彼女の学校の終業日であり、そして同時に今日は、土日の連休を控えた週末の金曜日でもあった。
俺は受話器を取り、外線二番を押す。
「もしもし、琴乃くん。どうしたんだい?」
《あ、課長。おはようございます・・・・》
時刻は既に九時を回っており、本来なら彼女は高校へ登校しているはずの時間帯である。
にも関わらずに、彼女から職場に連絡があった・・・・
この時点で俺は、今日というこの日を自覚せずには居られなかった。
《あの・・・・》
「ん?」
《その、また課長に・・・・また、相談に乗って貰いたいことがあるのですけどぉ・・・・》
「それは一向に構わないが・・・・」
《これから、お時間・・・・大丈夫ですか?》
「うん、ちょっと待ってね・・・・」
俺は再び保留をかけて、あくまでも日常の平静を装ったまま、今日のスケジュールを一覧していく。幸い(意図的に努力した結果ではあるが)今日中に片付けなければならない業務はない。
そして内線で再び、柴田くんのデスクにかける。
《はい、課長。何でしょうか?》
「ああ、今、琴乃くんから連絡があってね」
途端、受話器の向こうで微笑んでいるような気がするのは、気のせいではあるまい。
「これから出社してくるようなのだが、また相談を持ちかけられてね」
《はい、解かりました。こちらのほうは今日、大丈夫です》
「そうか、すまないね。何とかフォローしてやってくれ」
《う〜ん、帰社してきた社員たちの報告は、どうしましょう?》
確かに、外回りの部下たちが戻ってくる可能性はある。
そして勿論、田中も・・・・
「そうだな・・・・今日は週末だし、報告書を纏めたら帰宅させるか。とりあえず各誌の再来月号の編集も終えているし、報告も来週に後回しでも構わないだろう?」
《そうですね・・・・では、帰社してきた社員には、そのように伝えておきますね》
「よろしく」
俺の思惑を理解しているわけではないだろうが、容易に若い事務長は俺の提案に賛同してくれた。また外回りの部下たちに至っても、すぐに帰宅できる、特に連休を控えた週末とあっては不満の声は皆無だろう。
俺はそのまま、琴乃を待たせてある外線二番を取った。
「琴乃くん、お待たせ」
《はい》
「こっちのスケジュールも問題はないみたいだから、時間のほうは全く気にしないでいいよ」
《あ、ありがとうございます》
気にしなくてはいい、と言ったのに・・・・
フフッ。お礼ならたっぷり、その身体で愉しませて貰うことになるのだろうからさ。
通話が途切れて、断続的な音源を耳にしながらも、俺はこの日が訪れたことをようやく実感していた。
琴乃に催眠術を仕掛けたあの日以降・・・・俺はソープやクラブに赴くことはなく、そして幸いにも、あれから柴田くんからの誘いもなかった。自慰行為もこの日のためだけに自制し、射精を完全に控えられた俺のペニスは、これまでの人生の中でも最も隆起している勃起状態であった。
さぁて、琴乃・・・・全ての準備は整った。
お前の処女喪失シーン、初膣内出しの場面は未来永劫、再現させてやることができよう。
俺は青山恵都のメモリースティックのタイトルを思い出す。
さしずめ、琴乃の場合は・・・・
《 琴乃初音 十五歳 美少女処女喪失妊娠確定SEX 無修正 》
って、ところか。
(安心しろよ、琴乃・・・・ちゃんと実名で表記してやるから・・・・お前はただ孕む、そのことだけを意識してくれればいい)
逸る気持ちを抑えるため、俺は煙草に火をつけ、吸い込んだ煙を一気に吹き出した。
これを見るものがいるとすれば、違和感を覚えるかもしれないだろう。タイトル通り、SEXを開始するところからならともかく、平凡な日常の最中、これから主演女優たる琴乃が訪ねてきてくるのである。
完全な企画物、と思われてしまうかもしれない。
それでも無修正で、しかも主演する琴乃の・・・・その万人が認めるであろう美少女の「処女喪失」「生挿入」による「膣内出し」とあっては、あの青山恵都のメモリースティックとも張れるものに仕上がろう。
もっとも、これを視聴できるものがいれば、だが・・・・
琴乃の晴れ舞台となるデビュー作である。
(折角だから、田中くんにも一本、贈呈してあげたいものだがな)
撮影した光学用メモリースティックを複製できない、現在の科学力の限界に、俺は落胆を覚えずにはいられなかった。
が、同時に・・・・もし、それが可能であった場合は、さすがに田中に送り付けることはなかっただろうが・・・・(さすがにヤバイでしょ)
それから十五分も経たないうちに、琴乃は課長室の扉を叩いていた。
室内から窺える職場を見渡せば、彼女以外に誰もいない状態である。柴田くん一人なら気を遣ってくれた、という可能性もあるが、彼女だけではなく、偶然にも他の事務員たちも不在なのであった。
「あ、課長・・・・」
「おや、今日も私服なんだね・・・・」
薄めのピンク色に白のラインが入った裾長のTシャツ。以前にも見かけた銀色のロザリオ風のペンダント。黒のティアードミニスカートは短く、強調されたような美脚は長細く、赤茶色のロングブーツ。
それは先々週の土曜日に休日出社してくれた際の、彼女の私服姿そのままであり、これが彼女のこれから行われる、処女喪失膣内出し妊娠確定SEXのユニフォームではあった。
「あ、ハイ。その・・・・今日、学校を休んだものですから・・・・」
「まぁ、とりあえず室内に入りなさい」
「はい」
既に撮影が行われていることも露知らず、琴乃は誘われたまま課長室に入室していく。
さすがの俺も今日ばかりは鍵をかけておく。
美味しそうな獲物を目の前にして、邪魔者が入ったら溜まったものではない。もっとも外部からはともかく、室内からは職場全体を見渡せる状態ではあるから、課長室に訪問しようとする者がいれば、対処できなくもないが・・・・
「課長、これ・・・・」
「ん?」
俺は琴乃から差し出された白い検査機、排卵計を受け取る。
それには【 当日 PM一時三十二分 】と示唆されてあった。
(あと約二時間半か・・・・)
無論、排卵計の予測推定時刻にはどうしても多少の誤差があり、信憑性はそれほどのものではない。が、排卵日当日と判定されたそれは、まぎれもなく琴乃の超危険日であることを示していた。
一度、その排卵計をリセットする。
後日、もし第三者が映像を見れば、俺の手にあるそれが無表示に戻ったのを理解するであろう。
「悪いけど、今一度・・・・ここで測り直して貰っていいかい?」
「わ、解かりました・・・・」
琴乃は恥じらいながらも排卵計を受け取った。
俺は彼女にソファを勧めてデスクの椅子に座ると、作業途上であった書類らを片付けて、琴乃が座るソファーの様子を窺った。細長い両脚を少しだけ開き、抑え込むような体勢で股間に排卵計を押し当てている。
その光景だけでも、既に俺は異常なまでの興奮を自覚せずにはいられなかった。
やがてアラートが検査終了を告げ、彼女は着衣の乱れを正すと、再び排卵計を俺へと手渡してくる。
(これが先ほどまで、琴乃の膣口に触れていたのか・・・・)
異常なまでの昂りを懸命に抑制し、俺は検査結果を確認する。
やはり【 当日 PM一時三十四分 】と、僅かに時間はぶれたものの、今日が琴乃の排卵日であることを示唆していた。
映像を見るかも知れない人物にも、これで納得して貰えたことだろう。
「それで、また改まって、相談とは・・・・?」
俺は琴乃の向かいのソファに腰掛けると、白々しくも尋ねないわけにはいかなかった。
「・・・・」
「この前の相談の続き、かな? それとも・・・・」
ちょうどそのとき、幾人かの事務員が戻ってきたようであった。
「・・・・」
俺は急かせるような真似はしなかった。何より、琴乃が排卵するまでの時間はたっぷりとある。
彼女が俺に相談しようとしている内容は、前もって予期していることだし、何よりも・・・・もう一人の役者がまだ揃っていないのだから。
「あ、」
「ん、それじゃコーヒーでも淹れてくるから、そこで待っていて」
琴乃の言葉を遮り、俺はゆっくりと立ち上がった。
「うん。相談したいことが纏まったら、ちゃんと聞くから・・・・」
「あ、はい・・・・ありがとうございます」
俺はたっぷりと時間をかけるつもりであった。
田中、早く戻って来い!
そのためにここ数日、近場の現場だけを担当させておいたのだからな。
でなければ、お前が戻ってきたときには・・・・
もう、琴乃の身体は・・・・
「課長、そんな雑用でしたら、私がしましたのに・・・・」
俺が二杯のコーヒー、そして茶菓子を多めに用意していると、案の定、柴田くんから話しかけられてきた。
「あ、いや、今日は柴田くんにも負担をかけてしまうだろうからね」
「あら、そんなこと。気になさらないでください」
そして意味ありげに微笑みながら、小声で囁いてくる。
「それよりも、課長・・・・チャンスじゃないですか?」
「ん?」
「琴乃ちゃんと二人きり、じゃないですか。うまくすれば・・・・きっと」
さすがに苦笑するしかなかった。
そう口にする柴田くんでさえも、実際にそうなるのだとは予想すらできないことだろう。
「そうなれば、彼を狙う柴田くんにも好機だろうだからね」
「それはそれ、これはこれ、です」
俺の思わぬ切り返しに、今度は柴田くんが苦笑する番であった。
俺はゆっくりと課長室に戻って再び施錠する。
「あ、あの・・・・」
「と、琴乃くん、お待たせ」
俺は落ち着いた笑顔のまま、彼女の前にコーヒーと茶菓子を置いた。
当然、琴乃の背後には、田中の姿はない。
まだ時期尚早だ。
「あ、ごめん・・・・それで?」
「課長・・・・あの、お願いが・・・・あるんですけど・・・・」
俺は淹れたばかりのコーヒーを啜って、彼女の言葉を待った。
「その・・・・今から・・・・」
琴乃は頬を染めた表情を俯かせた。
催眠術とは便利なものだな、と改めて思う。
なるほど。催眠術で俺に抱かれることは決まっているが、しっかりとそれを羞恥する彼女は、本来の彼女の性格そのものである。
「わ、私の身体・・・・確かめて貰えませんかぁ?」
「ん・・・・何ともなさそうだけど?」
彼女の言葉の意味を正確に理解していたが、俺は彼女の(相変わらず可憐な限りの)外見を見渡し、全くの異常がないことを告げる。ただ排卵を迎えようとしているからか、確かにいつもよりも欲情をそそられる存在ではあった。
もっとも、その排卵する事実を知っているから、こそかもしれないが。
そして、その時・・・・遂に最後の役者が揃ったことを理解した。
琴乃の背後(と、言っても壁を一枚隔ててあり、向こうからは室内の様子も窺えないだろうが)に、今ばかり(今日は思いのほか、早い)帰社してきたばかりの田中・・・・琴乃の彼氏であり、婚約者の姿が、壁沿いにある自分のデスクに腰をかけていく。
琴乃と距離にして、僅か1mもない。
「あ、そういうわけじゃなくて・・・・あの・・・・」
目の前の美少女が、羞恥で顔を赤面にして俯かせる。
さぁ、幼馴染の恋人・・・・婚約者の目の前で、俺に抱かれたい、と囀(さえず)って見せろぉ!
「その・・・・わ、私の・・・・膣内を・・・・SEXして・・・・確認して貰えませんかぁ?」
「ぶっ!!」
コーヒーカップを取りこぼし、僅かに啜っていたコーヒーを吐き出す。
敢えて驚くような演出の驚きではあったが、彼女はその演技に気付いた様子はなかった。
俺の演技力が優れていたのではなく、羞恥の頼み事で極度の緊張を強いられていたから、かもしれない。
「せ、SEX・・・・で、かい?」
俯いたまま、琴乃はゆっくりと頷く。
是非、背後の田中にも聞かせてやりたい台詞ではあった。
「で・・・・確認とは?」
「この前、彼とのことを課長に相談したように・・・・私の身体・・・・ちゃんとSEXができる身体か・・・・どうか・・・・」
「・・・・それは、こっちは一向に構わないが・・・・」
俺はその帰社してきたばかりの彼、田中を一瞥する。
「ここには避妊用のゴムなんて、あるわけないしなぁ・・・・」
「・・・・そのままで、膣内に・・・・膣内出し、してください」
「な、膣内に!?」
琴乃は赤面しつつもゆっくりと頷く。
「そのほうが・・・・男性の方も気持ちが良い、って、友達から聞かされたことがあります」
「それは、まぁ、確かに、ね・・・・」
膣内射精とゴム射精とでは、雲泥の差がある。それは恐らく、男女共に共通する性的快感ではあろう。やはり薄型とはいえ異物を挟んだ接触よりも、生での接触のほうがダイレクトに伝わるのだと思う。
「課長も・・・・できれば、気持ちが良いほうがいいでしょう?」
「そ、それは勿論・・・・ね。でも、妊娠でもしたら・・・・」
「課長、大丈夫ですから・・・・そんな簡単に・・・・赤ちゃんなんてできませんよ・・・・」
俺は内心で笑いを抑えるのに苦労していた。いや、後々にメモリードライブで確認すれば、恐らくは実際、顔に出ているかもしれない。
この世の中、そんな理由だけで処女を喪失し、そんな理屈で膣内出しを求めて妊娠してしまう美少女は他に存在しないであろうから。
まして彼女はこの部屋でも、排卵日当日と断定されたばかりとあって、今もし一度でも膣内出しされようものなら・・・・
「だから、課長・・・・私の、膣内・・・・確認してください・・・・」
俺はゆっくりと立ち上がって、彼女の座るソファの横に移動するのと、その背後の田中が同僚との応対から、再び着席するのが、ほぼ同時のことであった。
「琴乃くん・・・・本当にいいんだね?」
彼女がゆっくりと頷く。
(それじゃあ、田中ぁくん・・・・頂きまぁぁぁ〜す!)
俺はゆっくりと彼女の唇と重ね、彼女の身体を押し倒していく。
俺の首筋を抱き締め、琴乃は唇との接触だけに専念していった。
それは琴乃にとって三度目のキスであり、そして俺たちにとっても三度目のキスとなった。
一回目はソフトタッチの児戯にも等しいキスだった。
二回目は濃厚な熱いディープキスを交わしあった。
そして今回の三回目となるキスは、二回目のキスに勝るとも劣らない、熱く、激しい接吻を披露する。お互いに舌を突き出し、接触させ、お互いの口内に誘い込んでは、何度も繰り返すように絡み合っていく。
「んっ・・・・んっく・・・・んんっ・・・・」
「こ、琴乃くん・・・・」
「んっ・・・・か、課長・・・・うん・・・・んっ・・・・」
彼女はキスを交わしながら、ゆっくりと頷いた。
琴乃の身体をソファ深くまで座らせ、俺は黒い短めのスカートの中に両手を忍ばせていくと、彼女は唇を重ねたまま、俺の手を誘導し・・・・互いの手で触れたショーツをゆっくりと引き摺り下ろしていく。
「・・・・」
これまで見えそうで見えなかった、彼女の下着との対面である。
それを直に手にしたことで、俺は感慨深い高揚感に包まれていった。
その白い布切れをソファの背凭(せもた)れに引っ掛ける。もし、今の課長室が外からでも眺められれば、それは田中のデスクの目前にある。
そう、琴乃の彼氏であり、婚約者でもある田中の目の前に・・・・
そして俺の目の前には・・・・
(こ、これが・・・・琴乃の・・・・)
ゴクリ・・・・
俺は琴乃のスカートを捲り、彼女の脚を開かせる。やはり括れのある腰回りから、細長い脚・・・・その太股から、俺がある程度は想起していたように、非常に締りの良さそうな彼女の未通の箇所であった。
「か、課長・・・・ど・・・・どうですか?」
琴乃は真っ赤にした顔を俯かせて、掌で顔を覆う。もっともそんな小さな手では、全てを覆いようもないのだが・・・・
「色も形(俺が容れる容として)も綺麗だよ・・・・」
「そ、そんな・・・・い、言わないでぇ・・・・ください」
・・・・尋ねたのは、琴乃のほうではなかったか?
「自分の手で開いて、俺に見せてくれるかい?」
「は、はい・・・・」
琴乃は俺の言葉に従い、両脚を俺の前で広げて指先で股間を開く。
未通の小さな口が《くぱぁ〜》と開かれ、その奥には、辛うじて彼女の処女膜の存在が俺へ強烈にアピールしている。
「へ、変じゃない、ですかぁ・・・・?」
「いや、特に・・・・ね」
「あんっ!」
唐突に琴乃の膣口に触れ、琴乃から驚きの声が上がる。
「琴乃くん・・・・濡れているね・・・・」
「・・・・」
処女とはいえ、意外と感じ易いタイプなのかもしれない。
「それじゃあ、味見させて貰う・・・・かな、と!」
「えっ・・・・あんっ!!」
俺は室内に響くように、彼女の流した蜜を啜り上げた。未だ誰にも染められていない、分泌された液体。まぎれもなく琴乃だけの、琴乃の身体で精製された愛液であった。
「んっ・・・・だめ、・・・・か、課長・・・・んんっ、汚い、です・・・・」
俺は彼女の抗議を無視して、尚も琴乃の味を飲み続け、飲み干していこうとする。が、彼女の身体は尚も俺ために、俺に飲ませるためだけに溢れさせていく。
汚くもなければ、無論、格別に匂いがするわけでもなかったが、十五歳の美少女に相応しい味わいであっただろう。もうすぐ俺によって、処女を失わせることになるだけに、この純粋な処女の味が、これで最後となってしまうのが惜しいくらいであった。
「ぷっはぁぁぁ・・・・」
田中ぁぁ!
お前の女の密は最高だぁぁぁ!!
仕事の出来ない、出来損ないのお前の代わりに、お前の彼女は、俺に極上の浄水を振舞ってくれている。いや、何とバランスの取れたカップルであろうか。
「か、課長・・・・もう・・・・ん、・・・・お、お願い・・・・」
そんな哀願は、今の俺の嗜虐心を刺激させるだけであった。
お前はただ、そのお前の素晴らしい体水を溢れ出せ、俺に味わわせてくればいい。
「今まで絶頂に、イッたことあるかい?」
「たぶん・・・・あ、ありません・・・・んっ・・・・」
そうか。
(ダメな彼氏を持つと、彼女のほうは苦労するなぁ・・・・)
無論、彼女が自慰の経験さえなかったことを、俺が知る由もない。
《ジュルルルル・・・・》
「ああっ、くぁううう・・・・・な、膣内が・・・・吸われ、て・・・・」
ほらぁ、全然、足りないぞぉぉ!
もっと琴乃の味を、俺に味わわせろぉ!
琴乃の腰を抑え付け、俺は貪欲なまでに啜りあげていった。
それではまず、一度、絶頂に昇天させてやるとするかな。
俺は陰核の部分に触れると、まだ皮に被ったクリトリスを掴む。
「ああっ!!」
途端に琴乃は開いた両脚を痙攣させる。
被った皮を捲り上げ、今度は陰核を中心に責め出すと、琴乃の様子は劇的なまでに変化を遂げる。何度も背中を弓なりに曲げ、与えられる刺激に合わせて、細長い脚を突き上げる。
「あっ・・・・んっ・・・・くぁ・・・・な、なに、ああっ・・・・」
両手は俺の頭に当てられていたが、何の意味もなさない。むしろもっと快感な刺激を求めているか、のようでもあった。
イくか。そのまま、イッてしまうかぁぁ!!
「くぁああああっ・・・・」
身体を弓なりに背けた姿勢から、両脚は天井に突き上げ、小刻みに痙攣させる。
そして・・・・
盛大ともいうべき潮吹きが、琴乃の股間から俺の眼前で催された。
頬を紅潮させ、瞳孔の瞳は焦点を合わせていない。
そんな彼女の様子をよそに俺は再度、排卵計をリセットして、今度は自らの手で琴乃の膣口を触れ、その先端で刺激していく。
初めて絶頂を迎えたばかりの敏感な身体なだけに、琴乃の身体は時折に痙攣して見せたが、俺は一向に意に介さない。ゆっくり、ゆっくりと彼女の膣口を刺激する。
完了のアラートが鳴り、新たな診断が俺の唇を歪めさせる。
では、そろそろ、メインディッシュを頂くとするかな・・・・
誰もが認めるであろう、美少女、琴乃初音の処女喪失の瞬間を。
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