5
絵里人「や、やだ。」
昌祐子「うふふふ。こんなかわいい女の子たちに責められていやなはずないわよ。こんなことが経験できる男の子、めったにいないでしょ。」
絵里人の縄でしばられたままの身体にへび少女たちが群がっていた。
加代子「あたし、おちんちんをしゃぶりたい。」
美樹枝「あっ、ずるいわ。わたしがおちんちんよ。」
久美子「そんなら、あたしは顔をなめてあげる。」
少女たちに襲われて絵里人の血も逆流しそうになっていた。少女特有のフェロモンに身を包まれてますますたまらない思いになっているのである。
昌祐子「まあまあ、みんな、そんなにいちどにやりあってたら、ちょっとさがって。」
昌祐子の指示でようやく少女たちも絵里人から離れたのであった。
久美子「昌祐子ちゃん、じゃあ、どうすればいいの?」
昌祐子「そうねえ、ひとりずつ順番に、あっ。」
後ろからは、より身体の大きい少女も現われてきた。
久美子「まあ、奈津美ねえさんだわ。」
昌祐子「あっ、ほら、ちょっとみんなみて。」
そこにいた少女たちがえっという言葉をあげてみると、絵里人の露骨に下着をはがされて出ていた性器が大きく勃起していた。久美子の姉という奈津美は絵里人よりも年上の大柄な少女で、頭の上をおだんごにしていったん上向いて垂れ下がっていたポニー・テールにのような黒髪がお尻のところまで届いており、髪をほどけばひざの裏ぐらいまでありそうな長さだった。髪の長い少女を好む絵里人がその姿を見て思わず興奮するのだった。
紀代美「あーっ、すごーい。あんなびんびんたってる。」
久美子「奈津美ねえさんの姿見たからよ。いやらしいこと思い出したんでしょ。」
奈津美「まあ、わたしのこと見てたったの?」
昌祐子「うふふふ、おにいちゃんは髪の毛が長い女の子が好みなのよ。特に長ければ長いほどね。ほら、おちんちんがふるえてきっといまにも精液がとびだしてくるわ。どう?年上の女の人は好きでしょ。」
おびえてばかりいる絵里人はだまったままだった。
奈津美「いいわ。この子、すごくかわいいと思うから。」
昌祐子「まあ、よかったわね。奈津美さんはおにいちゃんのこと、好きなんだって。うふふふ、いつか会ったことのある女の子には片思いなんだから、彼女を相手にしたらどう?」
美乃理「それに、おっぱいも大きいし、Eカップぐらいかしら。」
久美子「ね、奈津美ねえさんをやっぱり最初に襲わせていいかしら。」
昌祐子「そうよね、年の功だし。」
奈津美「うふふふ。じゃあ、おことばに甘えてさっそくいくわ。」
絵里人「あっ。」
絵里人の性器にすばやくも奈津美がくいつき始め、奈津美がしゃぶりだした。
奈津美「うふん、うふん。」
昌祐子「奈津美さん、もっとおにいちゃんに後ろ姿、長い髪の毛が見えるようにしてあげて。そうすればおにいちゃんがより興奮するから。」
奈津美「わかったわ。うふふふ。」
昌祐子に言われたように奈津美が絵里人に対して背中を向け、絵里人の顔に髪の毛がかかるようにまた背中をそらしたりするのであった。こうして奈津美の攻めにとうとう興奮した絵里人は、大勢の少女が見ている前で精液を大量に出してしまったのである。
久美子「おほほほ、たっぷりおなかのうえに精液があるから、みんなでなめよう。」
昌祐子「うん、そうね。」
とうとう、へび少女たちの長い舌が絵里人の腹をなめまわしはじめた。
絵里人「あっ、うう…。」
昌祐子「きもちいいでしょ、おにいちゃん。」
またも少女たちのフェロモンをかがされてたまらない思いになっていた。
そのころ、火事のあった遊園地を逃げ出していた絵里人と昌祐子の親たちは、へび少女たちが化けている偽物とも気づかず、家につれて帰ってきたのであった。
昌祐子の母「せっかく、子どもたちも楽しみにしていたのに、あんな恐ろしいことが起っては…。」
絵里人の父「たしかにさんざんだったが、まあ、無事にけがもなくみんな帰ることができてよかったじゃないか。」
偽の昌祐子「ねえ、あたし、おなかがすいてきたわ。」
昌祐子の母「まあ、この子ったら帰ってそうそうに。いいわ、夕ごはん作りましょう。」
絵里人の父「つかれてるだろうに、だいじょうぶかい。」
昌祐子の母「わたしは、子どものためならなんでもやると思えば平気ですから。」
絵里人の父「そうか、これはこれは。」
偽の絵里人「お父さんとはすごい違いだね。」
絵里人の父「こら、みんなもいるまえで。」
昌祐子の母「まあまあ。」
絵里人「ああ…。」
少女たちに攻められた絵里人は、ついにがくっとなって気絶してしまった。
久美子「あー、気を失ったみたいよ。」
昌祐子「うふふふ、眠ってなんかいたら、よけいあぶないのに。」
奈津美「うう…。」
久美子「どうしたの?ねえさん。」
奈津美「なんか、やっぱり生理中だったから、からだが…。」
奈津美が身体をもだえさせはじめた。絵里人を襲うために裸になっていたが、その裸体の肌にひびが入っていて、身体を包んでいる皮がはがれだしているようだった。へび女であるからもちろん、どうやら脱皮していたようである。
久美子「ねえさん、だいじょうぶ?」
奈津美「そんなに心配ないわ。」
昌祐子「まあ、奈津美さんの皮が…。」
奈津美の裸体からはがれたうろこの皮が、きれいにその床に落ちていったのであった。
奈津美「はあ、はあ…。」
昌祐子「うふっ、そうだわ。このぬけがらをつかって。」
久美子「どうするの?昌祐子ちゃん。」
昌祐子「奈津美さんの身体なら、おにいちゃんにぴったりだわ。」
床から奈津美のぬけがらを拾って、昌祐子はついに寝ている絵里人の身体じゅうにそれをはりつけたのである。
久美子「あと、そうだわ。これをかぶせるといいんじゃない。」
久美子のさしだしたのは、長い髪のカツラだった。
昌祐子「なに、それ。」
久美子「呪いのカツラよ。たしか女子高校生で髪の毛をお尻のところまで長くしていたのにその人の通っている学校の先生に校則違反だからってむりやり切らされて、たまたまカツラ屋さんが買いに来ていたところへすぐ売ったけど、これを買った人がかぶるとはずれなくなってしかも頭が狂ってみんな精神病院に入院してるんだって。」
昌祐子「そしたら、その女子高校生の呪いがあるとでも。」
久美子「そうよ。自殺かどうかわからないけど、髪の毛を切らされたショックで死んじゃったらしいのよ。とうとう気味悪いから、ここに捨てられてたわ。」
昌祐子「うふふふ。それはおもしろそうだわ。」
久美子「ここに、カツラ用のヘアブラシとスプレーもあるから、きれいにしてからかぶせたほうがいいわよ。」
昌祐子「うふふふ。おにいちゃんの腰ぐらいまでとどきそうだわ。きっとおにあいよ。」
奈津美「あと、わたしのネグリジェ貸して着せてげるわ。からだにあいそうだから。」
昌祐子「ふふふ。それなら下着も。おにいちゃんを完全に女装させてやるわ。」
いっぽう、こちらは夕食をとっていた絵里人の家である。
絵里人の父「うん、おいしいな。」
昌祐子の母「まあ、それはよかったですわ。あら?」
偽の絵里人「うぐっ。」
絵里人の父「どうした、絵里人。」
偽の絵里人「いっきに飲みこんじゃったから。」
昌祐子の母「もしかして、絵里人くんの嫌いな食べ物だったかしら。」
絵里人の父「絵里人はすききらいないはずだが、あっ。」
偽の絵里人の首がとつぜん伸びはじめた。
昌祐子の母「きゃあーっ、絵里人くんが。」
偽の昌祐子「やだあ、へび女よ。」
絵里人の父「なんだって?あっ。」
偽の絵里人の顔が不気味な表情に変わり、その顔も皮がぶちぶちっとはがれて、頭からも髪の毛が長く伸び、とうとうへび少女が正体を現わしてしまった。
偽の昌祐子「きゃあー!」
絵里人の父「ばけもの、出ていけ。」
昌祐子の母「あなた、あんまり興奮させないほうが、はっ。」
正体を見せたへび少女だが、特に絵里人の父たちには向かってこず、背中を見せて外へ逃げ出していった。
偽の昌祐子「ちょっと、ようすを見てくる。」
昌祐子の母「昌祐子、あぶないからやめなさい。」
絵里人の父「いったい…。」
驚いてしまった絵里人の父は、その場にがくっとなって倒れていた。
昌祐子たちのいた貯水槽に、絵里人と昌祐子に化けていたふたりのへび少女が現われていた。へび穴を抜けてきたのである。
昌祐子「うふふふ。ごくろうさま。かわりに本物がうちに戻るわね。」
昌祐子の母は、昌祐子の姿も見失ってしまったため、家の外にも出て探し回っていたが、その間に入れ違いで昌祐子も眠ったままの絵里人をつれて家に入っていたのであった。
昌祐子の母「おかしいわね。さっき出ていったばかりなのに。」
昌祐子「お母さん、そんなとこにいたの?」
昌祐子の母「まあ、昌祐子。あら、もう髪形を変えていたの。」
昌祐子をさがしまわっていた母親を、ようやく見つけだしたのであった。遊園地に一緒だった時はおだんごにして偽の昌祐子もおだんごだったため、三つ編みおさげの髪形に昌祐子が変えていたことに母親は驚いてもいたが、とにかく見つかってよかったと思っていた。
家に戻り、夕食の最中で絵里人の父親ががっくり倒れたままなのを見て、昌祐子の母は起こそうとしたが、昌祐子にとめられた。
昌祐子「おとうさん、きっとつかれたのよ。きょういちにちじゅう遊園地まで行ってたから。ふたりでお部屋に運んで、寝かせたらわたしたちでごはん食べましょう。」
昌祐子の母「それはいいんだけど、絵里人くんが…。」
さきほど、へび女がすりかわっていたなどとはとうてい話せなかった。
昌祐子「おにいちゃんなら、お部屋で寝ているわよ。おにいちゃんもつかれたのよ。」
昌祐子の母「まあ、そうなの、それならふたりだけすませて、お父さんと絵里人くんのぶんは残しておきましょう。」
夜もふけてきて、眠っていた絵里人の父親がようやく目覚めていた。
昌祐子の母「まあ、あなた、目覚めたのね。」
絵里人の父「う、ううん。そういえば、子どもたちは…。」
昌祐子の母「昌祐子は外に出ていって、戻ってきましたわ。絵里人くんもお部屋で寝ているし。」
絵里人の父「なんだって?絵里人が部屋に?へび女じゃないのか。さっきたしかばんごはんの時…。」
昌祐子の母「そ、そういえば…。」
その会話が部屋の外にある廊下にいた昌祐子の耳にも聞こえていた。片手で自分の胸に垂れ下がっている三つ編みの髪をひとつまみし、もういっぽうの片手を口にあてて不気味な笑いを浮かべていた。
昌祐子「うふふふ。」
その廊下に立っていた昌祐子の寝間着姿をふたりは見つけていた。
昌祐子の母「昌祐子、まだ起きていたの?」
昌祐子「あ、ええ。おにいちゃんの部屋、なんかへんな音がして気になるんだけど。」
絵里人の父「わかった。昌祐子ちゃんはもう寝なさい。ふたりで絵里人の部屋をたしかめよう。」
昌祐子「はい、おやすみなさい。」
昌祐子の母「たしかに、絵里人くんのようす、お昼にトイレから戻った時からおかしかったですわ。」
絵里人の父「まあ、ちょっとたしかめてみよう。」
ふたりが絵里人の部屋の扉を開き、室内の灯りがつくようスイッチを押した。その物音に絵里人もめざめていた。すでにきちっとふとんをかけられて寝かされていたが、頭に長い黒髪のカツラをかぶせられていることにはまだ気づいていないようである。そして、顔や身体じゅうがへびのうろこだらけになっていることも。
昌祐子の母「まあ、さっきの…。」
絵里人「ここは、もしかして自分の部屋、あっ、お父さんとお母さんが。」
絵里人の父「いたな。やっぱりへび女が。」
絵里人「へび女?なんのこと?」
昌祐子の母「その腕見たら?」
絵里人「あっ。」
絵里人の父「それに、ここに鏡があるから見せてやる。」
その鏡をのぞきこんだ絵里人は、自分の姿を見て初めて驚いたのであった。
絵里人「うわあーっ。」
絵里人の父「ばけものめ。出ていけ。」
絵里人の父がその鏡を投げつけようとしたが、昌祐子の母親に止められた。
昌祐子の母「あなた、やめて。べつに向かってくるわけではないから。ああっ。」
絵里人の父「どうした、うっ。」
ふたりは急に倒れた。いつのまにか、本物のへびが入って来てふたりの足にかみついていたのである。
絵里人はふとんから起き出して、ふたりが倒れているそばをぬけて部屋を出ていった。奈津美のネグリジェを着せられていたため、下半身も隠されて本当にへびがはうような歩き方になっていた。
絵里人「はあ、はあ。」
絵里人は洗面所に行ってまた鏡をたしかめていた。そして、自分の背中に女のような長い黒髪がかかっていたことも確かめながら、いつのまに自分はこんな姿になってしまったのだろうと思った。額にも、奈津美の持ち物である水色のヘアバンドが巻きついていた。ただ、自分の長い髪を見て性器が勃起してきたので、男であることには変わりないとは思っていた。
絵里人「どうしよう、このままではいられないし…。はっ。」
その背後から、昌祐子もやってきたのである。ふたりの親を気絶させるためにかみつかせたへびを放っていたのも昌祐子だったのである。
昌祐子「うふふふ。おにいちゃんにとってあこがれの長い髪の毛になれてうれしそうじゃない。」
絵里人「昌祐子ちゃんのしわざなのね。みんな。」
昌祐子「うふふふ、もう、おにいちゃんもわたしとおなじ、へびになっているのよ。そのうち、心もへびのようになるわよ。」
絵里人「どういうこと?あっ。」
昌祐子「うふふふ。わたしといっしょに来るのよ。」
昌祐子に片腕をつかまれていた絵里人は、女の子のほうが力強くなってしまうのかと思った。絵里人は、家の外につれられて傍らにあったくさむらに倒されていた。
昌祐子「このなかにおはいり。」
絵里人「あっ。」
絵里人が昌祐子に入れられたのはくさむらのなかにあったへび穴だった。身体を反対にして戻ることのできなかった絵里人は、そのまま穴をへびのようにはって進むしかなかった。ようやく出口にたどりついたが、出たところはどこかの家の一室のようだった。
絵里人「ここは、あっ。」
その部屋は、ベッドがあってそこには絵里人の同級生でかねてから慕っている美加が眠っていた。前の日に見かけた時と同じようにツイン・テールをそれぞれ三つ編みにしていたが、頭の両側に結んでいたのは小さめのピンク色のリボンだった。毛先にはそれぞれ太めの白いヘアゴムがゆわえられていた。絵里人はその姿を見てまた興奮せずにはいられなかった。下半身の性器がだんだん勃起してきたのである。そこへ、キーンと感じるような痛みが絵里人の頭に起こっていた。
昌祐子「そこに寝ている女の子を襲ってへび女にするのよ。」
頭に巻かれていたヘアバンドに命令が入っていたのである。
絵里人「美加ちゃんを、へびに…。」
昌祐子「どうせ、おにいちゃんの片思いでつめたく相手にされてないんでしょう。だったら襲っちゃいなさい。もう人間でもないから罪にはならないし、その子をへびにすればなんでもないわ。」
絵里人「それなら、はっ。」
そのとき、美加も目覚めてしまっいた。正体が絵里人であることまではわからなかったが、恐ろしいへび女のようなものを見てしまった美加は驚かずにいられなかった。
美加「きゃあーっ!」
絵里人「くくくく。」
ベッドから起き出して逃げようとした美加だが、後ろ姿を絵里人に見せて、うすあかりで絵里人にもはっきりとおさげ髪のヘアラインなどが見えてますます絵里人は興奮するのであった。そして、美加が部屋の扉をあけようとするときに絵里人がとびかかって美加の左右の髪の毛をわしづかみにひっぱったのである。
美加「きゃーっ、いやあ!」
絵里人「おまえも、へび女になるんだよ。」
とうとう、昌祐子によって絵里人も悪魔の心になりきってしまったのか。
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