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			 ラムルテッド篭城戦『山』 
			 
			 
			 アルトはフリーダに呼ばれ執務室へとやってきた。 
			「それで用はいったい?」 
			「これをみて。ティターンに乗った時のチェルシーの身体データよ」 
			 アルトはレポート用紙を受け取るそれに目を落とした。 
			「これは…間違いないのか?」 
			 そこに書かれていた内容をフリーダに確認を取ると 
			「ええ、間違いないわ。」 
			 冷静の内容が正しいことを肯定した。 
			「そうか…」 
			「「………………」」 
			 しばらく二人の間に沈黙の時間が流れる。 
			「とりあえずこのことはチェルシーには伏せておいて、それからあまり無茶をさせないようにね。」 
			「ああ、判った。」 
			 そういい残しアルトは部屋を後にした。 
			 
			 ★ ★ ★ 
			 
			 ラムルテッド地下捕虜収容所施設―― 
			 
			「やめろ!!やめてくれぇぇぇ」 
			 捕らえられた多くの兵士達が全裸で縛られたまま、あぐらで座らされ、男根は男たちの意志とは無関係に勃起し多くの少女達が跨っていた。 
			「あははは、ダメですよ。もっともっとザーメンを搾り取らないとベネルさまに怒られてしまいますわ。」 
			 金髪の少女は髪を振り乱しながら腰を激しく動かしながら男に微笑む。 
			「それにこれは悪い子のあなたたちのお仕置きなんですもの。」 
			 まだ、幼さが残る別の少女は屈託の無い笑顔で男根にしゃぶりつき舌を這わせ 
			「ほらほらもっと出してよ。沢山あつめないとご褒美もらえないんだから」 
			 兵士達の人数よりも多い少女たちが屈強な兵士達をいいように弄び無理やり射精させていく。たとえ男たちが何度射精し様とペニスはベネルが調合した強力な媚薬により萎えることは無い。 
			 少女達はみなラムルテッドの修道院にかよう貴族の娘であったがベネルの施した『教育』によって今は妖艶な淫魔と化していた。 
			「ねえ、みてみて。ベネルさまがご褒美に胸を大きくしてくれたよ〜」 
			 1人の少女がその体には不釣合いな巨乳をみんなに自慢していた。 
			「いいな〜」 
			「ねえねえ感度はどうなの?」 
			 みな興味津々その少女に話し掛ける。 
			「クリトリスなみの感度だから少しさわっだけで軽くイッちゃうよ」 
			「いいな」 
			 そんななか 
			「まだまだ甘いわね。私なんて尿道を改造してもらったから…」 
			 ロングヘアーの大人びた少女が尿道をペニスに当て一気に挿入した。 
			「お、おいやめうぐぅぅもう…」 
			「ほら、すごい締め付けでしょ?どう尿道におちんちんを入れた感想は?」 
			「うわっNo.058えげつない」 
			 少女達に名前はない。全て番号でその存在を固定されている。もはや彼女達は『人』ではないのである。 
			「もっと出して……」 
			 黒髪の大きな瞳少女が潤んだ瞳で男を見上げながらペニスを長い舌でしゃぷりる。 
			「No.029はフェラが好きだよね」 
			「あの子、こないだ舌の感度を上げてもらったんだって」 
			「いいな。私も早く改造して欲しいな。」 
			 そんな日常会話のように異常な会話を続ける少女達。 
			「ちょっと白目むくなんて早いわよ」 
			「あはは、じゃーおしっこかけて起こしちゃおう」 
			 男たちは気絶しても無理やり起こされ、 
			「も……う…で…な……やめ…」 
			「む〜それじゃ〜また、お薬だね」 
			「あぐぅ……」 
			「ははは立った立った。でももうでないのなら。えいっ」 
			 少女は無邪気に革のベルトでペニスのベルトを縛りそのまま自らのアナルへと挿入する。 
			「ださしてあげないよ。あははは、ほらほら気持ちいいでしょう?」 
			 少女はある者は腰をふり、ある者は男のアナルをなめる。 
			「なに、こいつすごく粗チン」 
			「そうだね。そうだこういうの使ってみない?」 
			 栗毛色の少女の手にはストローをもっており 
			「はははは、おもしろそ〜〜〜」 
			「それじゃーいくよ。えいっ」 
			「あぐぅぁぁぁあぎぃぃぃ」 
			 可愛らしい掛け声と共にストローが男の尿道おく深くまで押し込まれ、男は激痛のあまり口からは泡をふくが少女達はおもしろそうにただ笑うだけ。 
			「それじゃーすっちゃおう」 
			 むりやり吸い上げられ黄色いザーメンが吸い出される。 
			「「えへへへおマンコサンドのお味はいかが?」」 
			 2人の少女がヴァギナでペニスを挟み込み腰を動かし男はまるで蛇口の壊れたかのように射精をしつづける。 
			「なに?足でおちんぽしごかれるのが気持ちいいの?」 
			 赤毛をみつあみに結った少女は兵士のペニスで刺激し 
			「きゃははは、お尻舐められる気持ちいいんだ〜」 
			 その兵士の菊門を美味しそうに綺麗な顔立ちの少女が舐める。 
			「12回目〜」 
			「むー負けてるよ〜ほらモットだし無さいよ〜まだ8回目だよ〜」 
			 ペニスを強引に扱き射精しあう数を少女達。 
			 男たちの悲鳴が響きわたる。少女達の体は最高の快楽をもたらすが男たちにとってそれは拷問の何もでもない。快楽を超えた苦痛それはけして人が絶えられモノではなく人をゆっくりと壊すにはもっとも残酷な方法。それがベネルの作り出した無邪気にして残酷な失楽の娘『リリス』たちの役目である。 
			 
			 ★ ★ ★  
			 
			 聖都にラムルテッド攻略敗走の報せが入り、多くの貴族たちはその事実に驚愕し、無意味な責任追及や軍備の見直しなどに紛糾していた。 
			 そんな中、唯一、フランシス・ヴィルジール卿だけはその様子を冷ややかに静観していた。 
			 そのフランシスは屋敷に設けた執務室で独自の情報網からラムルテッドでの戦いの様子をまとめた報告書に目を通していた。 
			「なるほどね。やはり人の考えることは似通っているんだね。ドクター」 
			「そのようじゃの」 
			 ドクターと呼ばれ白衣を身に纏った小柄な老人はフランシスに同意した。 
			「議会も荒れそうだよ。」 
			「それは良いことじゃな。」 
			「まったく、無能どもは自らの欲望を優先するからなそこに付け入る隙などいくらでもある。それにアルグレ進攻も失敗に終わるだろうな」 
			「確かにの。敵はかなりの戦上手、オーガをまとめる敵の将はかなり有能であろう。何度か送り込んだ密偵もその正体を掴む前に死体になりおるからなやれやれ資源の無駄遣いじゃな」 
			「そうだな。だが、従属国どもとの戦いでは流石にその正体は明らかになるだろう…さてと私もそろそろ議会に向うとしよう。今の内に主導権を掴んでおけばこの後が楽だからな。」 
			「ほっほっほっ。ならばワシもそれの加勢になるようにアレを用意してやろうかの。」 
			「そうか完成したかドクター。」 
			 フランシスの顔に邪悪な笑みが浮かぶ、 
			「うむ。『エキドナ』からのエネルギー供給は順調だからの。『ネフィリム』をいつでも起動させられるわい。」 
			「ならば頼む」 
			「任せておくが良い」 
			 そういい残し、ドクターが部屋を退出するとフランシスも部屋を後にした。 
			 
			 ラルデリカ大議会場―― 
			 
			「……で、ありまして…その…」 
			「もう、よろしい。誰かこのような事体を収拾できる案があるものはいないのですか!!」 
			 女帝ミリアは強い口調で議員達に意見を求めたが、巨人への対抗手段など思いつくものはいなかった。たった一人を除いて 
			「僭越ならが」 
			「なんです、ヴィルジール卿」 
			 議会の注目が一気にフランシスに集まる。 
			「敵が有する巨人に対するにはやはりこちらも巨人の力を用いるのが最も得策かと」 
			 その意見に議会からは笑い声があがった。 
			「くははははは、何を言うかと思ったら。そのようなことできるわけ在るまい。まったくヴィルジール卿は居眠りでもされてて夢でも見られていたのかな?」 
			 しかし、フランシスはそれに動じた様子は無くそれをあざ笑うかのような笑みを浮かべると「ドシッ」と地の底から重い音が鳴り儀会場内に響いた。それと同時に議会の扉が勢いよく開き兵士が息を切らせながら慌てた様子で、 
			「た、大変でございます!!ぎ、議会場、し、敷地内にきょ、巨人が!!」 
			 その報告にフランシスを除く議員達は慌てふためく 
			「みなさまご静粛に」 
			 フランシスはそれを静かな声でいさめると 
			『フランシスさま。ご要望の物、お運びいたしました。』 
			 大きな音が議会場の外から響く 
			「では、陛下にご覧に入れましょう。聖王国の新たなる力を」 
			 優雅な振る舞いでミリアの手を取るとフランシスは女帝を伴い議会場内に設けられた庭園へと案内し、それに追従するように他の議員達が続いた。 
			 
			 女帝が庭に案内され目にしたものそれは鋼の巨人だった。 
			「これは…」 
			「古い文献を調べていたときに偶然見つけましてね。長い間、密かに研究をさせていたのですよ。名は『ネフィリム』と名づけました。」 
			 自身満万に解説をするフランシスに議員達は恐れ、妬み、尊敬、媚びと様々な視線を向けていた。 
			「素晴らしい功績です。この功績を評価し、本日をもってヴィルジール卿。貴方をラルデリカ軍務総司令に任命します。そして、ドミニオンの称号をここに授ける。本日より貴行はフランシス・ドミニオン・ヴィルジールと名乗るが良い。」 
			 女帝は声高らかに宣言すると 
			「かしこまりました。謹んで拝命をいたします。」 
			 フランシスは恭しくその任命を受けた。 
			 この日よりラルデリカ軍の再編成が始まった。 
			 まず最初に行われたのが各貴族が個人で運営していた騎士団を一角獣近衛隊以外を一つにまとめ。さらに市内の警備の強化、武装の強化・開発などと采配を振るった。名実共にフランシスはラルデリカの一大権力を手中に修めた。 
			「フランシス様。おめでとうございます」 
			「まだ、やっとで入り口に立っただけだよ。ドクター」 
			 フランシスは屋敷にもどり執務室で必要な書類をまとめていた。 
			「そうでございましたな。」 
			「これからが大変なときさ。頼むよ『アポカリプス』」 
			 フランシスの視線が部屋の隅に向く 
			「はっ心得ております」 
			「御意…」 
			「存分に」 
			「お任せを」 
			 部屋の隅に控えていたフランシス直属の配下『アポカリプス』の4人は各々に跪いた。 
			
  
			
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