ゼクロ軍VS従属国連合軍『CRUISER』
アルグレ進攻のためにグーグニ、ブリュッス、ニベルは兵を出していた。三国は、最強を誇るラルデリカ軍が『訪問』したさい自国の保持のために各王は従属という形を取った。そのために様々な要求が突きつけられるようになり、まずは、忠誠の証として領土の40%の献上、毎年多くの寄進を求められその財政も圧迫されていた。それでもそれを受けるにいたったのはラルデリカ正教のもつ『神の奇跡』の力があまりにも魅力的なためだった。
三国の軍の進軍は非常にゆっくりとだった。その原因は、
「ふむ・・・小腹がすいたな。馬車を止めよ。」
この連合軍を指揮するバーネスト・バリアンが原因である。バーネストは、商人であったが賄賂をつかい現在の地位を手に入れた男であり、その体躯は小さいながらもでっぷりと太り性格は貪欲で小心者である。まさに虎の威を借る狐ならぬブタである。
そのバーネストの言葉に傍に控える取り巻きが声をあげ
「全軍停止!!バリアンさまがお食事である!!」
その声で軍は停止し、バーネストがつれてきた、メイドやコックが食事の用意を始めた。進軍を遅らせているのはバーネストのこの我侭のためである。バーネスト用の食料を引く馬車や使用人たちの馬車など戦闘には関係ない物資、遠征に向かないバーネスト専用馬車、遠征になれてないラルデリカの兵士の歩みの遅さが原因となりその結果予定よりも1週間もおくれ目的地へと到着した。
「ふむ、予定よりも遅れておるな。では各軍奮闘するように」
陣幕ないでの軍議をたった一言でおわら等とするバーネストの態度にたまらずグーグニ遠征軍の若き将軍『雷刃』アイゼル・マーカスはたまらず声をあげた。
「お待ちください。」
「なんだ?マーカス将軍なにか?」
「恐れながら一切の策も無くこれほどの軍を動かすおつもりですか?」
アイゼルは怒りを抑えながらも冷静な口調で進言した。その反応にバーネストは面倒臭そうに、
「ああ、なんだそんなことか、やれやれ。そんなものお前達で各自で考えて各自の軍を動かせばよいだろう。敵は所詮下等なオーガ。多少の犠牲は出るかもしれんがそれも正義のためだしかたあるまい?」
その言い様に、将軍達は不快感を覚えずにはいられなかったが何も言えず軍議は終わりを迎えた。
★ ★ ★
夜、陣営を整え明日より攻撃を開始しようかとしているさなかアイゼルは陣幕を離れ星を見ていた。
「こんなところにいたの?」
そのアイゼルに声をかけたのはブリュッス軍将軍『戦乙女』ロス・ヴァイセだった。
「陣を離れていいのか?」
アイゼルが振り返り声をかけるとまた別の声が響いた。
「そういうのはみんな同じではないのですか?」
声の主はニベルの軍師『百眼』アスラン・ローリエン。若いながらもその知略は高く評価されている。そしてロスの美貌とその勇気ある行動、アイゼルの武技と功績も高く評価されており3人は年齢も近く隣国ということもあり交友を深めていた。
「まったく・・・」
やや不機嫌なアイゼルの横にロスが腰掛けると
「不機嫌そうね」
「まー気持ちはわかりますけどね。あのラルデリカの方には戦いをなんだと思ってるのか・・・ですが・・・」
「あの態度を我慢しているのも国のため・・・一応、ラルデリカの正式な役目として派遣されてるのですから・・・もし、彼が我々のことを異端と報告したのなら・・・」
「聖伐か・・・その存在を完膚なきまでに消滅させる・・・」
三人の表情が曇る。
「ふむ、噂に名高い3人がこんな外れで愚痴の零しあいとは・・・」
夜の闇にまぎれ三人の声をかけるものがいた。
「だ、誰だ!!」
アイゼルの口調には動揺が現れていた。それもそのはずこの三人がそろいながらも気配を感じることができなかったのである。
「そう、慌てることもあるまい?」
別の声が響く、その声はまだ少女のようであった。
「何ものです!!」
「これは美しいお嬢さん。噂にたがわず・・・いてて・・・キルデにクロエ・・・2人してつねることは無いだろう」
そこにいた青年は突然ナンパを始めるが傍に控えていた二人の少女がそれを制止し1人の少女は
「陛下!!その女好きなんとかならないのですか!!そのこれ以上人数が増えると・・・」
と、痴話げんかを始める始末、その様子に三人とも言葉を失うと同時に戦意もそがれた。
『用件・・・伝える』
クロエも冷ややかにフリップを差し出す。
「ああ、そうだった。俺の名はゼクロ。反ラルデリカ連合、つまり今回の首謀者というところだな。とりあえず黙って俺の独り言を聞いててくれるかな?ラルデリカは近いうちに滅ぶ、いや滅ぼすか?その証拠は明日証明するとして・・・とりあえず指揮官が死ねば逃げても別に問題無いわけだし・・・まー今日、話すことはこれくらいか・・・クロエ」
ゼクロは一方的な話を終えるとクロエは頷くと
「影門転位」
小さく呟くと影が伸びゼクロ達3人を包みそのまま闇へと消えた。
「なんだったんだあいつ等は」
「判らない。けど・・・一ついえることは」
「少なくとも2人はオーガではなく人間・・・どうやら敵は想像以上に厄介ということですね」
三人の真剣な面持ちで各自の陣幕内へと戻っていった。
★ ★ ★
ゼクロは敵陣への訪問を終えいまはベッドの上にいた。その股間のところには2人の少女が裸身で顔をうずめていた。
「2人とも熱心だな。」
その言い方にキルデは
「・・・うっ・・・陛下が悪いのです!!あのようなものに・・・その・・・」
顔を赤くしながら語尾が言いよどんだがそれでも舌の動きは丁寧にゼクロのペニスを舐めていた。
「ごめん。ごめん。さてとそろそろいいかな?」
「きゃっ」
珍しくクロエが可愛らしい声をあげた。
「本当はたっぷり可愛がってあげたいけど時間もないからね。」
ゼクロはそう言うと、クロエを四つん這いでキルデの上に寝かせヴァギナ同士が合わさる形にすると秘裂でペニスをサンドイッチにするとゼクロは腰を動かし始めた。
「はっ・・・はっ・・・はっ・・・あぁ・・・おまめに・・・ゼクロのカリが・・・擦れて・・・はぁん」
キルデは素の顔をさらけ出し甘える声を出していた。
「うぅぅん・・・・・・んぅぅううぅ」
それに対してクロエは必死に声を押し殺しながらも自然と甘い声がもれていた。
「そろそろいいかな。入れるよ」
息が乱れる少女達は頬を赤く染め上げ訪れる快感に期待に胸を膨らませた。ゼクロは交互に少女のヴァギナに挿入すると
「あぁあぁあん」
クロエは大きな声をあげ
「きも・・・いくぅぅぅ・・・また・・・ああ・・・」
キルデも激しく乱れ、少女達は互いの快感を高めあうかのように互いの胸を擦りあわせ唇を重ねる。
「それじゃーそろそろ出すよ」
少女達の腹部に熱いものが広がった・・・
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