第七話【 特訓 】


 講学社ビルの五階、およそ普段と変わらない慌しい職場の光景。数多の電話が鳴り、数多の人間が職場を駆け回る。同僚とコーヒーを飲み、談笑を続ける事務長の柴田くん。永沢は撮影で現像した写真を一枚一枚、検討しているようだった。
 そんな職場の中の課長室という密室で、俺と琴乃は一つのソファに身を委ね、お互いの唇を重ねあっていた。

「んっ・・・・」
 口付けを交わしながら、俺は横たわる琴乃の背後に回り、彼女の片膝を掴みあげると、ティアードから覗けた彼女の股間のそこに、再び滾らせた己の欲望を埋没させていく。
「ううっ・・・・」
「苦しいかい?」
 ふりふり、と頭を振ったが、その表情は痛み以外のなにものでもない。
 まだ処女を喪失してから、二度目の挿入ということもあって、まだ苦痛を伴うようであった。だが、身体のほうは既に、処女を捧げた男のものをしっかりと認識したようで、俺の存在を歓迎してくれてようだった。
 これでまだ二度目のSEXだというのに恐れ入る。
「こ、今度は・・・・私が、動きますね」
 俺がソファに座り、それに向き合うようにして、琴乃がゆっくりと腰を下ろしてくる。彼女が処女を喪失したときと同じ体勢である。さすがに破瓜されるときは、その痛みもあって、まともに動けられたものではなかったが・・・・今度は俺の全てを埋没させるまで、しっかりと埋め込んでいく。
「か、課長・・・・んっ・・・・」
 断続的に腰を動かしつつ、彼女は何度もキスを求め、俺はそれに応じて彼女の求めに応えていく。深々と埋没させられ、多彩な蠢きをみせる膣内の感触に酔いしれる。
 奥から溢れ出るもので、抜き差しされるたびに水音が鳴り響き、自分でも行動が抑制できなくなりつつある。琴乃の腰の動きに合わせ、より彼女の膣内を抉ろうと腕を背中に回す。
「くっ・・・・」
 快感の余りに思わず吐息が漏れた。
 名器過ぎるのも、これは考えものであろう。
 自分が実は早漏なのではないか、と疑いたくもなる。
「か、課長・・・・」
 その切羽詰った俺の表情を察したのかもしれない。
 彼女は俺の全てを受け止めるように、俺の首筋をきつく抱き締め、自身の深部で全てを受け止めようと締め付けだしてきた。ソファのクッションを十分に利用して、二人の繋げた身体が一つに連帯したまま、何度も跳ね上がる。
 そして・・・・今日、二度目の射精とは思えないほどの膨大な量が、琴乃のくびれのある腰の、その小さな膣内を一杯に満たしていく。さすがに二発目ともあって、彼女の膣内には収まりきらず、まだ二人だけの連結部からは、溢れた残留物が滲み滴り落ちていった。
 排卵計が測定した時刻から、既に一時間が経過していた。測定の誤差を差し引いても、既に琴乃は排卵を終えていることだろう。
(今頃は卵管を通じて、俺の精液に満たされた子宮へ向かっていると思われる。無論、まだ一回目の膣内出し・・・・破瓜した際の射精でも、まだ受精には至っていない。だが、二度の膣内射精を受けて、彼女のご懐妊はより確実的なものとなろう。


「さすがに、もう時間かな・・・・」
 デスクにある時計を見れば、もう三時を廻ろうとしている。
 既に帰宅している社員も多く、何よりも何時間も二人きりだった、とあっては、良からぬ想像をする輩が出てこないとも限らない。
 まぁ、こんな冴えない中年と、琴乃のような美少女が一緒に居たからといって、室内でSEXをしていた、と想像できる人物は皆無といって等しいだろうが・・・・
「・・・・」
 琴乃は破瓜された鮮血と溢れ出す精液、自身の愛液が入り混じったそれの後始末をするわけでもなく、そのままショーツを穿いていく。
「か、課長・・・・」
「うん?」
「・・・・今晩・・・・お暇、ですか?」
「ん・・・・」
 俺は煙草に火をつけて考える素振りを見せたが、考えるまでもない。
 退社後に予定がある日のほうが圧倒的に少ないのだから。
「うん、特にこれといって予定はないけれど・・・・?」
「でしたら、今晩・・・・課長のお宅に、泊まりに行っても・・・・よろしいですか?」
「えっ?」
 思わぬ嬉しい過ぎる発言に俺は唖然とする。
 確かに天野も、今日から一〜二週間、琴乃の行動は俺とのSEXをすることだけが前提になっている、と言っていたが・・・・まさか、こんな美少女の身体を一晩中、自由にすることができることになるとは。
「え、と・・・・学校はどうするんだい?」
「明日。終業式だけなんで、短いんです・・・・」
 ふむ。
「寮のほうは大丈夫?」
「そちらのほうも外泊届けを出せば・・・・問題ありませんから」
 俺は自分の部屋を思い出す。
 天野が滞在して以来、以前ほどに片付いた部屋ではなくなっていたが、特に怪しいものはちゃんと管理しておいてある。
「なら、そうだな・・・・」
 俺は彼女と落ち合う場所を考案する。
 まさか、女子寮にまで迎えにいくわけにもいかないだろう。
「それじゃ駅前のロータリーで、八時ごろかな・・・・俺の携帯の番号は解かるよね?」
「はい。それじゃ、よろしくお願いします」
 琴乃は一礼して課長室を出る。そんな退出していく彼女の姿を眺め、一喜一憂している自分に苦笑する。
 間違いなく、明日は寝不足の一日であろうから・・・・



 時刻は定時の六時を迎えつつあるころ、溜めつつある仕事に一区切りをつけて、俺も帰宅の準備に取り掛かっていた。
 《コンコン》
「課長。失礼しても、よろしいですか?」
 そんなとき、職場に唯一残っていた事務長の柴田くんが課長室に入室してきた。
「ああ、構わないよ」
「一応、帰社してきた全社員の報告書を纏めておきましたので、デスクの上に置いておきますね」
「わざわざ纏めてくれたのか・・・・ありがとう」
 感謝の言葉を口にする以外になかった。
 それは本来、俺の仕事であり、事務長の柴田くんが行うものではなかったのだが、彼女なりに気を遣ってくれたのであろう。もっともその間も、俺は琴乃とのSEXを勤しんでこともあって、彼女には申し訳なく思ったものだが・・・・
「各社員の報告書をそれぞれ一つに纏めて、次の記事になるまでに調整したりして・・・・慣れていたつもりでも結構大変ですね」
「そうかい?」
 まぁ、それまでの(社員が帰社してくるまでの)時間は、結構、手持ち無沙汰の状態に陥る日もあるのだが・・・・
「ところで、琴乃ちゃんの身体・・・・どうでした?」
「な!! えっ?」
 唐突に過ぎるその質問に、俺は動揺を隠しきれなかった。
「し、柴田くん!?」
「誤魔化そうとしても無駄ですよぉ〜」
 まるで確信しているように、邪気な微笑みで覘き込んでくる。
「うっ・・・・」
「課長室から出てきたときの、琴乃ちゃんの歩行・・・・僅かに紅潮していた頬といい・・・・さすがに他の社員たちは気付かなかったようですけど、私には、ピーンと解かっちゃいましたよぉ〜」
 やはり柴田くんを誤魔化すのは無理だろう。
 俺は観念するしかなかった。
 観念した上で、彼女に口外だけはせぬよう求めるしかない。
「・・・・あ、あの・・・・このことは・・・・」
「勿論、誰にも言いませんよ」
 俺はとりあえず、ホッとした。
 職場勤務時間中に学生アルバイトとSEXをしていた、などと上層部に知れたら、タダでは済まないだろう。もしかしたら懲戒免職程度の処分は覚悟しなければならなかったほどだ。
「それに職場には田中くんもいますしね」
「やはり、君も知っていたのだな・・・・二人の交際関係は・・・・」
「ええ。二人からそれぞれ、相談されていましたしね」
 だから、柴田くんは以前から、俺を嗾けていたのであろう。
 もし俺が琴乃を抱けば、田中を狙う柴田くんとしては、好都合というものである。無論、それは天野が仕組んだ催眠術の恩恵なのだが、その事実を柴田くんは知るはずもなく、ただ無邪気にこの展開を歓迎しているようであった。
「それで、琴乃ちゃんの身体は・・・・どうでしたか?」
「最高・・・・だったよ」
 俺は観念して、彼女には本当の感想を口にする。
 引き締まった膣内の構造といい、締め付ける膣内の肉質といい、その可憐な容姿だけに留まらず、括れのある身体の膣内の構造も、男を悦ばせるだけのものでしかなかった。
 あれで処女だったのだから、恐れ入る。

 俺は駅前のロータリーで路駐して、その柴田くんとの会話を思い出す。
 時刻を見れば、まだ約束の時間までには余裕があった。
「早く着すぎたか・・・・」
 それだけ、俺にはその約束が待ち遠しかったのであろう。
 周囲を見渡せば、これから列車に乗り込もうという者、列車から下りてきた者、そして今の青春を謳歌しようという若者たちが眼に入る。男女一対となれば、まず恋人同士に違いない。
 だが・・・・

 俺はふと雑踏の中からでも琴乃を見つけ出す。
 周囲から振り返られる存在であり、誰もが認める美少女とあって、こっちからは見つけ出すのは容易い。だが、向こうはさすがに、こっちの車には気付いておらず、学生鞄とスポーツバックを両手に俯いた姿勢で立ったまま、周りの男たちの視線を釘付けにしている。
 そんな彼女と俺が一緒に居ただけで、誰も恋人同士とは思うまい。良くて援助交際(そんなことをする少女には見えないし、もし援助交際だとしても、何十万もの価値もあるだろう)か、もしくは親子にしか見られないことだろうな。
 琴乃くんの処女を破瓜し、先ほどまでSEXした関係であった、としても・・・・である。
「・・・・んっ?」
 数人の男が琴乃に話しかけていた。
 彼女をナンパしよう、とでもいうのだろうか。
 確かにダメ元でも声をかけよう、という男たちの心境は理解できる。
 ものの見事に撃退され、彼女のもとを立ち去る男たちの姿に、俺の姿を重ねる。俺よりも若く、俺よりも遊び慣れもしていそうだから、彼らにしてみれば心外、ではあろうが・・・・
 正直、田中を羨ましくは思う。
 琴乃の処女を奪い、彼女の膣内に己の体液を注ぎ込むことができたとしても、それは催眠術による一時的な関係に過ぎないのだ。たとえそれで彼女が妊娠し、出産してくれる・・・・と、しても。
 琴乃の彼氏・・・・
 最終的には田中に返さなければならない、それだけに・・・・
「と、まぁ・・・・感傷に浸っている場合じゃないな・・・・」
 彼女に言い寄ろうとする男たちの数は増えている。
 これ以上、俺の未来の姿を見たくはないし、何より、約束の時間よりも早いとはいえ、彼女が俺を待ってくれているのだから。

 俺は彼女の傍に車をつけ、サイドウインドを開ける。
「ごめんなさい。私・・・・約束が・・・・」
「お待たせ、琴乃くん」
「誰だぁ〜お前!?」
 無論、彼らには、俺が彼女の待ち人であるとは到底思えまい。
 だが、肝心の美少女は笑顔のまま、助手席に乗り込んでいく。
 その信じられない光景に、無数の男たちは唖然としていた。
 今は・・・・今だけは、少しの間だけでも優越感に浸らせて貰おう。
 ・・・・
 ・・・・ただの親子にしか見えなかった、としても。

「課長、約束の時間より早かったですね」
「ん。それを言ったら、琴乃くんも、だろう?」
「早く着き過ぎちゃったので、約束の時間に遅れるよりはいいかな、と」
「まぁ、俺もそんなところ・・・・」
 俺はアクセルを踏みつつ、横目で彼女を盗み見る。
 寮に帰ってから着替えたのであろう。白のワンピース姿なだけに、これからのことを思うと、思わず固唾を呑んだ。
「学校の制服は持ってきた?」
「はい。ちゃんと」
 着替えの入ったスポーツバックの帯を掲げる。
「課長の車って初めて乗りましたけど、凄く速そうですね」
「仮にもスポーツカー系だからね・・・・まぁ、こんなおっさんじゃ似合わないだろうけど・・・・」
「そ、そんなことないですよ・・・・」
 彼女は懸命に否定してくれようとしたが、まぁ、社交辞令としても、そう言わざるを得ないところだろう。
「夕飯はまだかな?」
「はい」
「それじゃ、おごるから・・・・琴乃くんは洋食系かな?」
「そんな・・・・悪いですよ」
「それぐらい気にしない、気にしない・・・・で、洋食系でok?」
「じゃあ、お言葉に甘えて・・・・えと、和食でも大丈夫ですよぉ〜」
 と、彼女は微笑む。
 俺はプライベートな彼女のことを良く知らない。知りたい、とは思っていたが・・・・
 そしてもし、彼女の生まれの家があれほどの豪邸、そこの令嬢だと知っていたら、ファミレスなんて連れて行けなかったかも知れない。
 故に俺は後々、思い知ることになる。
 ああ、無知とは恐れを知らない、幸せなことなのだろう・・・・と。


「凄いマンションですね。課長の部屋は何階ですか?」
「ん、七階の最上階」
「外の景色が楽しみです」
 俺は頷く。
 特にネオン街の方向の景色は、何度見ても唖然とさせられる。
 このマンションを購入した、最大の理由でもあっただろう。
「あ、これはセキュリティカード。これがないと俺の家はおろか、エレベーターも起動しないし、建物に入ることもできないから・・・・」
 俺は車を駐車したあと、彼女に自宅の鍵ともいうべきセキュリティカードのスペアを手渡す。我ながら警戒しすぎだと思わなくもないが、カード一枚でエレベーターを起動させても、行き先は俺の自宅だけに限定され、建物の中で迷う心配もない。世間の目を気にしておき、やはり建物には別々で入ったほうが良さそうだ。
 もう十余年もの間も住人となりながら、今でも隣人の素性はおろか、顔さえも解からない。だが、今回に限っては、その厳重な仕組みに感謝したくもなった。
 俺の自宅の前で合流し、彼女にそれぞれの部屋を案内する。
 幸い部屋の数は余っているし、リビングもそれなりに広い。そして何より彼女も、俺の部屋から見た外界の景色に感動しているようでもあった。


《おう、内藤か・・・・》
 俺に抱かれる前に、とりあえずシャワーに浴びたい、という彼女の申し出もあって、俺はその間に天野へ連絡を入れておいた。
《まぁ、そろそろ掛かってくるかな、思っていたけどぉ》
「とりあえず、お前には礼を言っておこう、と思ってな・・・・」
《と、言うと・・・・初音ちゃんとヤれたのかぁ?》
「ああ・・・・」
 この親友の催眠術がなければ、到底に有り得ない現状であろう。
「課長〜〜このバスタオル、使っていいですかぁ〜?」
「ああ、構わないよ」
 俺は一旦、携帯を離してバスルームのほうに意識を向けた。
 一緒に入りたくなかった、といえば嘘になる。
 だが、天野の催眠術でそれが可能なのか、解からない以上、下手な行動は慎むべきであろう。
《なるほど・・・・ね》
「な、なんだよ・・・・」
《いや、別に》
 俺は赤面しつつも、天野の催眠術について・・・・例えば、本当に一緒に風呂に入ることも可能なのか、どうか尋ねてみた。
《不可能じゃないしょぉ・・・・》
 天野の回答は簡潔だった。
《期間中、およそSEXに関係することなら・・・・野外の青姦からSMだって、お前の要望なら、嫌とは言わないだろうよぉ》
「そんなことまで・・・・」
《彼女は今、お前にSEXをして、貰っている・・・・って認識しているからなぁ。お前が要望するなら、彼女は受け入れるだろうよぉ。あ、ただし・・・・》
「た、ただし・・・・?」
 俺はその天野の次の言葉が気になった。
《彼氏の前で、とか。およそ普通のSEXの範疇から外れるのは危険かもな。まぁ、彼女が嫌がることを強要しなきゃ、まず問題がないはずだが》
「うん、解かった・・・・」
 俺は素直に了承する。
 そもそも琴乃のような美少女とSEXができるだけで、贅沢な出来事なのである。これ以上を望むのは度が過ぎるというものであろう。
「あ、それから・・・・処女喪失のあれ(光学用メモリースティック)はお前の自宅宛でいいのか?」
 光学用メモリースティックは基本的に複製できない。少なくとも現在の技術力では・・・・故に琴乃初音の処女喪失を収めた、今日のメモリースティックは、今、俺の手元にあるこの一本だけである。
 既にその映像は自宅のドライブに保存した以上、かねての約束どおり、天野に送るべきであろう。
《んっ、ああ・・・・自宅だと家内が空けちまう恐れがあるからなぁ、事務所のほうでいいか?》
「了解。んじゃ、事務所のほうに送っておくわ」
 俺は携帯を切って、ソファに身を委ねる。
 TVを点けてみたが、この時間帯に俺の興味を引く番組はない。
「課長〜電話されていたのですかぁ?」
 白のワンピースを身に纏い、濡れた髪を解しながら、リビングに現れた琴乃が尋ねてくる。
 その艶やかな姿に、既に俺の視線は釘付けだ。
「あ、ああ・・・・天野に、な・・・・」
「確か、課長の旧友の方ですよね?」
「うん。中学時代からの親友でね」
 俺は頷きながら、くびれのある腰を引き寄せた。
 突然の俺の行為に驚きながらも、琴乃はそれから逃れようとしない。
「私、天野さんが退社するときに寝ちゃっていたので、お詫びしたかったのですけど・・・・」
「ん、ああ、天野の奴なら、そんなこと気にしないさ・・・・」
 琴乃に非があるわけではない。
 彼女は眠ったのではなく、眠らされたのであるから。
 俺は引き寄せた琴乃のワンピースの裾を引き上げると・・・・その下には何も着けられていなかった。
「あ、あの・・・・その・・・・」
 俺は思わず、赤面している琴乃の表情を黙視する。
「こ、これから・・・・するのに、わざわざ穿くことも・・・・す、すいません・・・・」
「いや、別に謝る必要はないさ。それに・・・・」
 俺は抱き寄せた琴乃の唇を奪い、彼女もまた俺の要望に応じて俺の口を塞いでいく。
「それに・・・・俺もこっちのほうが嬉しい」
 肩に掛けられた紐のような帯を外し、二つの膨らみを眼前に晒させる。決して大きくはないが、しっかりとした弾力に富み、若さに満ち溢れた瑞々しい乳房である。乳輪は小さく、乳首までも小さいが、全てが綺麗な形を整っている。
「あ、あんまり大きくないので・・・・ごめんなさい」
「そんなことはないよ」
 俺は正直に答える。胸の大きさなど良し悪しであろう。小さければ小さいで育て甲斐があるものの、現状では揉み応えがない。逆に大き過ぎれば垂れる見た目だけで一度に気が削がれる。
 ようは琴乃の身体のように、バランスが一番いいのではないか?
 少なくとも俺はそう思っている。
 俺は手にしたそれを口に含み、何度も舐め上げる。
 身体の感度も悪くない。いや、たった数回の、俺の唾液で濡れただけで乳首を尖らせるなど敏感なほうである。
「気持ちがいい?」
「わ、解かりません・・・・けど・・・・少し、擽たぁいかも・・・・」
 俺は既に琴乃の身体が・・・・俺を受け入れるための膣内が熟していることを感じ取ると、ズボンから(起っていただけに大変だったが)彼女との連結部を取り出す。
 白の肌蹴たワンピース越しに琴乃の身体を支えると、彼女は頷いてゆっくりと腰を下ろしてくる。

 そして俺たちは、三度目となる・・・・
 そしてこの晩の最初ともなるSEXを、ゆっくりと営んでいった。


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