第二章【聖女散華】

(5)

 虚ろな大きな瞳に、大粒の涙は留まる事はなく・・・・・・長年の苦楽を供にしてきた仲間の前で犯された。胸に秘める最愛の者の眼前で破瓜され、身体の自由を全て奪われ、蹂躙された姿を晒し続けながら・・・・・・彼女に許されたのは、ただ泣き叫ぶ事と、犯す男を受け入れる事だけ・・・・・・
 尚も泣きじゃくるパッフィー姫のその姿に、ドス黒い欲情が刺激され、その彼女を破瓜した鮮血に染まる剛直は、尚も静まる事を知らない。
 (相変わらず、絶倫ですね・・・・・・)
 弟からの思考にも苦笑するしかなかった。
 (まぁ、撤収するまで、まだ時間はありますが・・・・・・)
 確かにここはアースティア西部の中でも一、二を争う大都市モンゴックの中でも、人影の少ない倉庫地帯だが、それも深夜までの話である。夜明け前には漁船業や輸入出業など、様々な分野の産業で賑わう。パッフィー姫が、この一夜だけの慰み者としてならともかく、カリウスの目論む所はもっと恒久的な目的・・・・・・つまり、彼女の妊娠から出産にまである。
 また彼女には、カリウス・パフリシアの血脈を受け継いだ唯一の器として、更なる次世代へ繋げるために・・・・・・次世代のカリウス、その次の血脈を受け継ぐ女児、そして次世代の自分の・・・・・・三子、いや最低でも、二子は出産してもらわなければならない使命がある。
 故に人目に触れず、彼女をここから連れ出す必要があるのだ。
 だが、確かに今夜はパッフィー姫にとって、排卵期中のもっとも当たり日だろうが、一度の受精で確実に受胎するとは限らないだろう。明日、明後日と、彼女の危険日はまだ続くが・・・・・・ここは最善を尽くして、今のうちに犯っておくべきところは、きっちり犯っておくべきであろう。

 未だ泣き止む傾向もない彼女の心情を余所に、カリウスは彼女の身体を翻した。そして細い腰元を掴み上げ・・・・・・先ほどまで自身と深く連結していた場所を突き出させる。
 (な、何を・・・・・・?)
 破瓜した鮮血と膣内出ししたスペルマが未だ滴るそこに・・・・・・
「い、嫌ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 うつ伏せにされた体勢から、カリウスが再び、パッフィーの膣内を貫いた。
 初めて結ばれた時ほど膣内の抵抗はなく、先ほどまで激しく睦み合ったパッフィーの膣内は、容易に受け止める。そして、彼女の意思と悲鳴とは裏腹に、穢れない純潔を散らしたペニスを、ギチギチと締め付けた。
 観衆の目にも、パッフィー姫が背後位から貫かれている光景が、一目瞭然だった。
「フフフッ・・・・・・締まる、締まる・・・・・・」
 深々と突き刺さったペニスで支え、自由となった両手を彼女の露出されたままの果実を揉みし抱く。硬く尖る乳首を指に挟み、たわわな乳房を抑え、カリウスの腰がゆっくり前後する。
「ヒィィィィィ・・・・・・!」
 この体勢からの挿入は、純潔を失っているとはいえ、破瓜されてからまだ間もない彼女には、酷な体勢であっただろう。
 懸命に頭を振って、ライトグリーンの二房が乱れはねる。
 合体・・・・・・結合したパッフィー・カリウス号の発進に合わせ、観衆はこの上ない歓声を贈り、カリウスが行進するたびに、パッフィーが悲痛な悲鳴を上げる。だが、破瓜された鮮血と、大量に膣内出しされたスペルマ、そして・・・・・・身体の方が感じた愛液によって、小柄な身体の膣内だけに狭く、強烈に締め付けてくる膣内で滑りよく、カリウスの侵攻を助ける。
 背後から貫く。そのたびに、彼女の悲痛が周囲に響く。
 カリウスは手にしていた果実から彼女のツインテールの片方を掴み上げた。彼女には結合による快感はないが、不本意にも、本能と身体の方は正直だった。彼女の可憐な表情こそ激痛に歪ませてはいたが、その頬は、その身体の方は・・・・・・犯されている状況を喜悦しているように、薄紅色に紅潮させ、乳首を硬くしこらせている。
「ほら・・・・・・俺の手によって、一人前の女になれた・・・・・・その成長を遂げたその顔を、大切なお仲間にも見せて差し上げるといい」
 パッフィーは愕然とした。彼女は視神経を侵され、視界こそ遮られているが、そのアデュー達が近くにいるであろう事は理解している。今も彼らの呻く声が耳につく。
「止めてくれ・・・・・・もう、止めてくれ!」
 (・・・・・・み、見ないで・・・・・・み、ないで・・・・・・)
 パッフィーは残酷なまでに犯されながら、仲間の前で、アデューの前で犯されている事を改めて理解し、認識した身体は、カリウスの締め付けを更に増してしまう。
 (この小娘・・・・・・マゾとしての才能も備えている・・・・・・)
 素晴らしい才能、いや、素質をパッフィー姫の身体は備えていた。犯せば犯すほど、抱けば抱くほど、身体は官能に燃え、受け入れる男には最高の身体と快感を齎してくれる。カリウスにとって、まさにパッフィーの身体は魔法の壷であった。
 両の手で小さな肩を抑えて、更なる一撃を与える。彼女の悲痛な悲鳴と供に、カリウスの脳裏には嗜虐的な愉悦と、肉棒全体に与えられる刺激。快楽。征服感。支配感。蹂躙する充実感に満たされる。
「勇者さんよぉ・・・・・・いいぜぇ、このお姫さんの身体はよぉ・・・・・・」
 強力なストロークを与えつつ、カリウスが嘲笑する。猛々しい肉棒を下腹部で懸命に咥えたパッフィーが悲痛を叫ぶ。長年、苦楽を供にしてきたあの激闘が・・・・・・あの長旅で培われた肉質が、それを踏み躙るように犯すカリウスに与えられる。
「ほら、激しく睦み合う、俺たちを・・・・・・見せ付けてやろうぜ!」
 観衆がどよめく。カリウスがパッフィーの身体を抱え込んだのだ。それまでカリウスとの苛烈な結合は、あくまで薄透明色越しだった。だが、その後座位の体勢は、二人の男女の営みを・・・・・・カリウスの猛々しい肉棒をパッフィーの小さなワレメが、痛々しいほど懸命に頬張って、貪り、咥え込んだ光景が鮮明に曝け出されたのだ。
 視界が見えず、身体の感覚さえおぼつかない彼女にも、今の自分がどういう体勢から犯されているか、おぼろげながら解ってしまう。だが、カリウスの挿入は絶えず、貫かれる激痛は尚も続く。後ろ手に拘束された身体では、覆いたい表情も、結合部も隠せない。
 太股を抱えられたパッフィーの身体が浮かび、猛々しい肉棒が観衆の目に触れ、そしてまた、彼女の膣内に沈み込む。そして、改めて観衆は認識する。破瓜された鮮血ではない。先ほど膣内出しされた白濁色でもない。そのテラテラ光る・・・・・・膣内から抜き出されたカリウスの先端を名残惜しそうに糸を引く・・・・・・その液体に・・・・・・事実に・・・・・・
「か、感じている・・・・・・」
 再び猛々しい肉棒が、パッフィー姫の膣内に納まる。その繰り返しの間に、確かにヌチャヌチャと耳につく・・・・・・
 周囲のざわめきも当然だった。
 ただ無理矢理に犯されて、苦痛の悲鳴を上げ、膣内出しされた彼女だが、その身体は裏腹に、可憐なあどけない表情をしていながら、しっかりと感じているのだ。それまで犯されている事に、その【聖女】とさえ崇められていた、穢れない可憐な少女を静観している観衆に、多少の卑劣感・罪悪感に対する免罪符になった。
 犯されながら、乳首を尖らせ、愛液を滴らせる・・・・・・だが、それも当然の自然の摂理であったのだが・・・・・・股間を膨らませてしまった憲兵も、理性の塊だった憲兵総監までもが、眼前で出し入れされる光景を食い入るように視線を奪われてしまう。
「イヤァァァァ・・・・・・痛ッ・・・・・・ううっ・・・・・・」
 だが、そのパッフィーの願いも虚しく、深々と彼女の膣内に突き刺す。突き刺したまま、彼は立ち上がった。後立位の体勢から激しく、彼女の小柄な身体を貫いて、抱え上げる。確かにカリウスは魔導師だが、決して膂力の方も常人にも劣らない。また小柄なパッフィーの身体である。
 彼は苦もなくパッフィーの身体を抱え上げ、勢いよくその身体の膣内を貫き、串刺しにしていく。
「そろそろ・・・・・・もう少しだ・・・・・・」
「!」
 さすがに今度は、パッフィーも男の言葉を理解した。激しい激痛は止む事はなかったが、さすがに苦痛を忘れて愕然として蒼顔した。
「だ、駄目ッ・・・・・・だ、出さないで・・・・・・な、膣内だけは・・・・・・」
 彼女の懸命の哀願も、それは犯す男をただ喜ばすだけでしかなかった。そしてそれは同時に、周囲の観衆の欲望を刺激し、その想像する光景の具現化を強く求めさせる結果でしかなかった。
「フッ・・・・・・安心しろ!」
 カリウスはパッフィーと行為の最中、歩き出し、【聖女】の純潔を散らした証明を残しているベッドから降り立った。
 そう・・・・・・パッフィー姫の仲間の眼前に・・・・・・公開されているモニターの一面では、薄透明色のカリウスと、鮮明に映し出される彼女との結合部だけがクローズアップされる。卑猥な音を奏でながら、パッフィーの膣内から出し入れされる、その光景だけが・・・・・・
 さすがの勇者たちも目を背ける。目の前の惨状に。己の悔しさに。
「何も思い残す事がないよう・・・・・・大切なお仲間の眼前で・・・・・・たっぷりと・・・・・・濃縮なやつを・・・・・・出してやるぜ!!」
 その宣言から、カリウスの悪魔的スパートが始まった。仲間達の眼前でパッフィーの小柄な身体が上下に激しく浮沈する。観衆は歓声を上げて、パッフィーは言葉にならない悲鳴を上げる。後ろ手に拘束され、針で身体の自由を奪われ、太股を抱えながら犯すカリウスの前に、パッフィーは、捕らわれのアデュー達にも、逃れる事ができない運命だった。
 眼前で繰り広げられる光景から目を逸らす。だが、拘束された身では、耳を塞ぐ事まで許されず、彼女の悲鳴と身体を貫く卑猥な音程から逃れる事はできなかった。
 そして、終焉の時が訪れ・・・・・・
「!」
 パッフィーはその瞬間に愕然とした。身体の中に付き込まされるそれが更に膨張して、膣内を貫かれたまま解き放たれようとしている現実を、犯されている彼女には、理解できてしまった。
「い、嫌ャアァァァ!」
 危険な排卵期に、一度ならず二度までも、膣内出しされてしまったパッフィーは錯乱したように絶叫した。身体の自由はきかなくても、膣内で射精された事実は敏感に認識できてしまう。
 それまで残酷な光景に目を覆っていた一行も、彼女に想いを秘めるアデューも、パッフィーとカリウスが深々と繋がる連結部から、ポタポタと溢れ出してくる、パッフィーの膣内からカリウスの肉棒を伝って滴り落ちる白濁色に、目を奪われてしまった。
「き、貴様・・・・・・」
「悪いな・・・・・・膣内に出しちまった・・・・・・」
 その言葉とは裏腹に、少し悪びれた態度を見せず、パッフィーの股間から抜き出したペニスとの間に、濃縮の濃さが窺えるスペルマが糸を引く。



 無残に蹂躙された彼女の股間から、逆流してくる痛々しい光景が・・・・・・その愕然とした衝撃が、イズミの意識を蝕むのと同時に、激しい痛烈な頭痛が襲う・・・・・・
《・・・・・・マーリアを・・・・・・彷彿・・・・・・》
《・・・・・・御願いしますね・・・・・・》
 意識が途絶える前に耳にしたカリウスの声が・・・・・・その彼女の願いの言葉が・・・・・・様々な言葉がイズミの脳裏に響き渡り・・・・・・
 大柄な体躯が倒れ伏す。
「イ、イズミ!!」
「おい、おっさん!!」
 アデューの、サルトビの声がかすかに聞こえたような気がした。

 (・・・・・・パ、パッフィー・・・・・・様・・・・・・)


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